近畿大学医学部の傾向と対策
                      

                          フェニックス・ゼミ講師陣

【数学】
近畿大学医学部数学の最近の易化傾向には顕著なものがある。 2000年度から数Bが削除され,手ごわい問題が見当たらなくなった。 しかし60分の時間の割に計算量が多いので、公式などを駆使して手際よく計算しないと時間が不足する。

時間配分が勝敗を分けるので時間がかかりそうな問題は後回しにする。入試科目の数学氈E・Aのすべての分野から出題されていて、特に出題分野にかたよりはない。

2年連続で同じ分野から出題されることはほとんどない。これが近大医学部の数学の特徴でもある。今年度は、積分・場合の数と確率・三角関数・指数対数関数に注意したい。

【英語】
近畿大学医学部の英語は、イディオムの空所補充問題、対話文の整序問題、英文読解の空所補充問題等が難物である。 長文問題は、内容的にはとっつき易い問題が多い。誰もが取れる部分を確実に押さえることが鉄則である。

【化学】
全体的に基本的な問題がほとんどである。ここ数年出題されているのは平衡
である。エステル生成の平衡定数や弱酸の電離平衡について確実に解けるように講習会では指導します。また更に一歩進んでリン酸の三段階電離もグラフを
用いてわかりやすく押さえていきます。

【生物】
近畿大学医学部生物は、総合大学らしく毎年標準的な良問が出題されています。医学部の入試問題なので、発生、生殖、免疫、器官、異化、内分泌の問題が多く、若干の片寄りが見られますが、総合大学であることを反映し、植物関係の問題もしっかり出題されており手を抜ける分野はありません。合否は、基本的な問いにいかに正確に答えるかということにかかってくるでしょう。ここで点数を落としているようでは、合格の可能性はないといってもいいでしょう。得意分野をどんどん伸ばす勉強よりも、全範囲をまんべんなくこなし、弱点をなくす勉強をしなくてはなりません。「ここは出題されないのでは?」という考えは捨てるべきです。対策としては、標準的な問題集を入試までに3回やり直して、徹底的に頭にしみこませることです。しかし、この作業と共にしていただきたいのは、生物学の事象は必ずその裏にあるバックグラウンドともに有機的に理解することです。これを行うことで、生物にかける勉強時間は激減し、記述問題にも楽に対応でき、楽に点数のとれる科目になるはずです。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ    

    

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