【愛知医科大学の傾向と対策】
                          

フェニックス・ゼミ講師陣

【数学】
愛知医科大の数学レベルは易〜標準である。一見したところ易しそうに見えるが、単純にパターン化された解法だけでは解けない。それぞれの問題の中に
工夫があり、基本事項を理解した上での思考力が試される。時には高度なテクニックが必要なこともある。微分・積分は必出である。過去には三角関数、数列からの出題が多かったが、2000年度は傾向が変わった。今年度は三角関数・数列以外に、順列・組合せ(組に分ける問題)、確率(加法定理、条件付き確率、反復試行の確率)、複素数平面(2直線のなす角、点の周りの回転)などは試験前に復習チェックをしておこう。

【英語】
愛知医大で気をつけることはまず設問が英語で来た場合は、必ず問題をよく理解すること。次に発音問題は、母音、二重母音、音が濁るか濁らないか、発音するのかしないのかの4種類は必ず得点すること。95、98、99年で出た正誤問題は、再び出たら注意すること(時間配分に影響するため)。長文の内容が抽象的でわかりにくい場合は、全体の時間配分に注意して取れるところを先に倒せ!!愛知医大の長文は非常にやりにくい場合が考えられる。
英語の試験開始までにゼミ生は、発音プリントを見直すこと!!

【生物】
 愛知医大生物は、標準的な良問が毎年出題されています。高度に複雑な論理展開や、記述力は必要ありませんが、基本問題の取りこぼしは即負けを意味します。問題自体は平易で、計算問題も複雑なものは見かけません。一見すると解けそうなのですが、これらの問題を取りこぼすことなく解こうとするとそこそこの実力が必要でしょう。傾向としては、医学部の問題らしく、発生、生殖、免疫、器官、異化、内分泌の問題が多く、特に心臓、肝臓、腎臓などの器官や、筋肉、神経、血液などの組織はかならず押さえておく必要があるでしょう。特に、細胞分裂や、生殖、遺伝子、酵素など、生物学の基礎となる分野からの出題が多いようです。

しかし、同化など植物関係の問題や、遺伝の問題などまんべんなく出題されており、手を抜ける分野はありません。得意分野をどんどんのばす勉強よりも、全範囲をまんべんなくこなし、弱点をなくす勉強をしなくてはなりません。ここは出題されないのでは?、という考えは捨てるべきです。対策としては、標準的な問題集を入試までに3回やり直して、徹底的基本事項を頭にしみこませることです。愛知医大対策としてこれらの作業と共にしておきたいのは、参考書に載っている表と流れ図は、自分の手で書き写し把握しておくということです。
また、参考書にでている各種実験は、何を明らかにするために行われたものなのかを、常に頭に入れて把握するべきです。本質が分からず、ただ暗記するのは意味がなく、実力の上昇は期待できません。

【化学】
無機化合物の知識をからめた複合問題が1題は必ず出題される。パニックに
ならずに、今まで勉強してきたことを整理して落ち着いて解こう。ただ全体的にやや問題量が多いので時間配分に注意する。気体の特徴(色、発生法、捕集法)など細かな知識も最終チェックしておこう。無機は直接出題されなくとも
理論の題材としてとりあげられることが多く、愛知医大の場合も軽視してはならない。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

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