【東京医科大学の傾向と対策】
                 

フェニックス・ゼミ講師陣

【数学】
東京医科大の数学は、大問4問(小問7〜8題)の出題である。出題分野は年度により数。が多かったり、数が多かったりするが、過去3年間の問題ではすべての分野からまんべんなく出題されている。一通り全範囲からの出題が予想されるので、全ての分野を準備すべきである。
レベルは標準である。時には教科書の例題レベルの基本問題や「やや難」の問題が出されることもあるが、標準的で素直な良問が多い。時間60分にしては問題量が多いので時間的余裕はない。

答えのみを正解すればよいので、公式などを十分に利用して要領よく計算し、計算ミスのないように注意して解答しよう。今年度は、数。と数Bのベクトルと複素数平面は最終チェックしておこう。

【英語】
まず1番の問題がアクセントで来るのか、発音で来るのかが予想がつきにくいが発音の問題の方が高得点が出るであろう。母音、二重母音、発音するかしないか、濁るか濁らないかの問題なので取れる。

アクセント問題は、最終音節が -ate, -ity, -ic ミquete, -cial, -ious,-eous, -tion の音のアクセントは、確実に得点したい。

空所補充は、満点を狙い、整序問題は時間がかかりそうな問題が出たらチェックを入れて後にまわす方が賢明である。大事なのは、長文読解問題に十分な時間を準備すること。とにかく長文問題を確実にゆとりを持って倒すこと!この長文を倒さないと英語では差がつかない。

【生物】
 東京医科大学の生物は、標準よりやや高度な記号選択問題が毎年出題されています。しかし高度に複雑な論理展開は必要ありませんが、高得点を得るためにはそこそこの実力が必要です。 傾向としては、医学部の問題らしく、発生、生殖、免疫、器官、異化、内分泌の問題が多く、特に心臓、肝臓、腎臓などの器官や、筋肉、神経、血液などの組織はかならず押さえておく必要があるでしょう。

記号選択問題においても計算問題は合否を決定する重要なポイントになります。同化の問題、酸素解離曲線、浸透圧軸に、DNAに関する計算、腎臓の計算問題、特に遺伝は致死遺伝、キセニア、伴性遺伝など一通りを必ず押さえておきましょう。 加えて、頭に置いておきたいのは、記号選択問題は、聞かれた問いの正解番号が分からなくても正解が導けるという点です。つまり、つまり回答欄に当てはまらない記号を全て選べば、残りが正解なのです。一見当たり前のことを行っているように思えますが、重要なことです。
 

たとえば、10点の配点を持つ、選択肢が5つある問題において、解答を2つに絞り込めたとするならば、これは5点獲得したのと同じ意味を持つのです。
皆さんも、正解を選ぶという意識よりも不正解を探すという意識を持って試験に臨んでください。 もう一つ言っておくなら、決して諦めないこと、何しろ選択肢の中に正解があるのですから。今まで勉強したこと、先生が、授業の合間にしゃべっていた生物の雑談、本で読んだこと、テレビで見たこと、全てのことを思い出してくだい。必ずヒントがあります。それでは、皆さんの健闘を祈っています。

【化学】
 基本問題から構成されているが、問題量が多く、また選択肢もまぎらわしい。
時間配分によく注意しながらできそうな問題を確実に得点に結びつけよう。出題範囲に偏りはないが、熱化学・酸・塩基・化学平衡・電気分解は、ほぼ毎年出題されている。

この分野の問題は苦手とする受験生が多いが、東京医大の場合は他の分野の出題に比べて解きやすく得点源になることは間違いない。基本問題を復習してきっちり計算できるようにしよう。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

        

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