【大阪医科大学の傾向と対策】
                 

フェニックス・ゼミ講師陣

                 
【数学】
 
大阪医科大学の数学は、時間100分で5題(小問13〜15問)である。出題分野はいろいろな分野から出題されるが、数学。とВに偏る傾向がある。微分・積分・確率は、毎年出題されている。
 レベルについては、難問はないが標準〜標準以上の良問である。微積は標準であるが、確率は標準以上の問題が出題されている。グラフや図形を利用する問題も多いので幾何的発想ができるとよい。

 問題の数と量から100分は時間が短く時間的余裕はない。微・積の公式はもちろん覚えているべきであり、その公式の証明や利用法までチェックしておくこと。区分求積法を利用した問題、媒介変数表示された曲線で囲まれた部分の面積は、解法をチェックしておこう。確率はレベルが高く、過去問を研究しておくのがよい。

【英語】
 
大阪医大の問題は、国公立の2次試験の問題とほぼ同じである。当たり前のことであるが記述問題なので、きれいな字で書くこと。(解答さえ見てもらえない場合がある。)、簡潔に解答を仕上げること!(わかりにくいだけで減点される場合がある。)

 英作においては、減点しにくい解答を書く力が要求される。
英作の場合は、時制、時・条件の副詞節、仮定法、関係詞を使う場合に注意をしよう。読解問題は、テーマが幅広いのでとにかく単語力を最後まで見直すこと。

英語の試験の前に、苦手単語のみ一回転させる方が良い。1つの単語で記述がうまくいったり、逆に記述がブランクになったりするものである。

【生物】
 大阪医科大学の生物は、標準よりやや難しい問題が毎年出題されています。
高度に複雑な論理展開は必要ありませんが、高得点を得るためにはそこそこの実力が必要です。
 傾向としては、医学部の問題らしく、発生、生殖、免疫、器官、異化、内分泌の問題が多く、特に心臓、肝臓、腎臓などの器官や、筋肉、神経、血液などの組織はかならず押さえておく必要があるでしょう。特に意識しておきたいのは、受験生が手を抜きがちになる、動物の行動、進化、環境、分類にも、まんべんなく重点が置かれている点です。毎年、語句説明の問題が出題されていますが、これもまた片寄りのない知識を要求していることを示しているのです。

 もう一つは、毎年、表やグラフを読みとらせる問題が出題されていることです。同化の問題、酸素解離曲線、浸透圧に、腎臓の計算問題、など生物の参考書の中で目に付く表、グラフは一通り押さえておきましょう。
 最後に言っておきたい重要なことは、大阪医大には手の着けられないような難問は出ないと言うことです。つまり、今まで出会ったことの無い様な問題が出たとしても、その答えは、今までみなんなが勉強してきたことの中にあります。決して、決して諦めないように!

【化学】
化学の本質を理解していないと厳しい良問がそろっている。出題範囲にはやや偏りがあり、酸、塩基、化学平衡、電池、電気分解など特に現役生が苦手とする分野が多い。これらの分野は、基本をきっちりと理解することで比較的容易に克服できる。

化学の総合的な力が求められているので体系的にまとめて来た受験生に勝算がある。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

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