第21話 「子供達の夢守れ!アニメに結ぶ友情」

  幾原邦彦演出 脚本 隅沢克之  作画監督 只野和子

 完全おきて破りのまともな内輪ネタ。思わず「こんなんありか?」と叫びたくなるようなネタの目白押し。アニメーターの松野浩美・只下和子や、麻藤監督に挙げ句の果てがスタジオダイブなどと、良く似た名前をどこかで聞いたことがするようなものがバンバン出てきます。

 ストーリー

 アニメーター松野浩美が落したセル画をスタジオに届けに行った亜美は、そこでネフライトを見かける。ネフライトが何か企んでいるに違いないと考えた亜美は、翌日そのうさぎ達を連れてそのスタジオを訪問する。ミーハーのうさぎとオタクのレイは、事件のことはそっちのけで作画スタジオで大喜び。しかし実はネフライトの狙いは松野浩美だったのだ。子供達の夢・アニメを守るため、うさぎ達は戦う。

 チェックポイント

 第15話では頭を踏まれてしまったレイであるが、この回では実はアニメオタクだったということになってしまう。はっきり言って「お嬢様」も落ちるところまで落ちてしまった(笑)。それにしても、レイに対する亜美の「私達、来年は中学3年生よ」のセリフが胸に突き刺さった視聴者も多かったのでは(笑)。

 非常に内輪ネタの多い回だが、言うまでもなく松野浩美・只下和子とは松下浩美・只野和子のことだし、麻藤監督は佐藤監督、スタジオダイブとはスタジオライブそのものである。

 またセーラーVについて、以前はゲームが出ており、うさぎがゲームセンタークラウンでやっていた。しかしこの回ではアニメ化されることになったらしい。セーラーV・愛野美奈子はこの段階ですでに独自に活躍しており、圧倒的な知名度がある(それに比べるとセーラームーンは知名度がない。セーラーVが銀行強盗などの一般犯罪者と戦うことがあったのに対して、セーラームーン達は妖魔と密かに戦っているからだろう。)。美奈子がうさぎ達と合流するのはもっと後だが、こういう形でセーラーVが登場することはこの回以外にもよくある。このように美奈子の方がセーラー戦士としてのキャリアが長いので、うさぎ達と合流した時は先輩的立場になる。ただし美奈子もうさぎに影響されたのか、すぐに彼女と同レベルまで落ちてしまう(笑)。ところでこの世界ではセーラーVは実在であるのだから、セーラーVのアニメというのは、一種のドキュメンタリーだろうか。

 

今回のチェックシーン

うさぎ「誰か、私もアニメにしてくれないかな。」

ルナ「そんな愉快なアニメを作る人がいたら、会ってみたいわ。」

オイオイ・・それを言っちゃあおしまいよ。

 興味がないなどと言いながら、オーバーオールに紙袋という完璧なオタクスタイルで登場したレイ。

しかもその紙袋は「金駐!!」。これは完璧に、前番組の「金魚注意報!」のパロ。

 しかも紙袋からは色紙がドカドカ。

亜美「レイちゃん・・私達来年は中学3年生よ」

レイ「だから?」

亜美「ううん、それだけ・・。」

レイ「もしかしたら、喧嘩売られてるのかしら・・」

 ここに来た目的のことなんかきれいに忘れて、ひたすらはしゃぎまくってるレイとうさぎ。オタクとミーハーが揃えばこんなもんなんでしょうか?

 スタジオダイブ社訓、スタジオライブにもこういうもの貼ってあるんでしょうか?

 浩美に「どうせ、セル画とかサインをもらうのが目当てなのよ」と図星をつかれて硬直してしまうレイとうさぎ。こういった演出大好きですね。

 固い友情で結ばれていたはずの最強妖魔コンビも、その友情が崩れたところを、セーラー戦士達の友情の複合技(ムーンティアラアクション+ファイヤーソウル+シャボンスプレー)で撃破される。結局セーラー戦士達の複合技は幾原氏演出の15・21話だけ。

 

 

注目の人、麻藤監督

 なぜか赤ん坊をしょっている。(そう言えばこの頃佐藤監督にお子様が出来たそうな。ちなみにこの子供の声をやっていたのは久川綾さん。)

麻藤「ウーン、イメージとちょっと違うんだよなあ・・」

松野「どう違うんですか?」

麻藤「まあ、うまく言えないんだけど・・。例えばこのセーラーVの腰つき、愛が感じられないんだよね・・。それとこの足のラインにもイマイチ情熱がね・・。」

松野「・・要するに、もうちょっとHに描けっていうことですか?」

麻藤「な、なに言ってるの! 僕はもう父親だよ! そんな品のないことを言う訳ないでしょうが!」

 佐藤監督は実はHをやりたかったというのは有名な話である。しかしお子様枠という制限のせいでそれが出来なかったそうな。そう言えば、佐藤監督の最新作の「魔法使いTai!」では、やたらに鼻血が飛び交ってました・・。

 

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