第6話 「守れ恋の曲!うさぎはキューピット」
幾原邦彦演出 脚本 隅沢克之 作画監督 只野和子
記念すべき幾原演出第1作。この頃はまだセーラー戦士はうさぎ一人である。この頃はうさぎとなるちゃんの話が中心でのどかなものである。
ストーリー
別名「戦う中間管理職」こと四天王の一人ジェダイト君が今回立案した作戦、それはサブリミナル超音波なるエナジーを吸い取る音楽をCDに潜ませようという、相変わらずせこい作戦である。その任務のために送られた妖魔キュレメは、レコード会社に潜入してCDにサブリミナル超音波を録音させようとするのだが、そこにレコードプロデューサーのアキコが帰ってくる。慌てて隠れるキュレメだが、アキコにサブリミナル超音波入りのテープを持っていかれてしまう。そしてそのテープはさらに、アキコに恋する作曲家雨出祐介の手に渡ってしまう。おかげで雨出はキュレメに狙われる羽目に。そしてキュレメに追われていた雨出はうさぎと出会う。おせっかいなうさぎは、妖魔退治と雨出の恋の橋渡しの両方をまとめてやろうとするのだ。
チェックポイント
作画は作画監督の只野和子のおかげでかなり安定している。ストーリーはうさぎのおせっかい話で楽しい。またこの回で妖魔キュレメの声を演じているのが、後に木野まこと役を演じることになる篠原恵美さんである。このような血道な努力が、後の彼女のキャリアを作り上げるのである(笑)。また雨出祐介役の若本規夫さんの演技も、渋くてそれでいて笑える。さすがである。
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ふきだしが汗をかいているという斬新なパターン。セラムンで多用された、汗ジトのバリエーションと言えます。 |
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どこかのゴミ捨て場らしき場所でジェダイトから指令を受けているキュレメ。廃棄されたテレビの山に映るジェダイトが笑いを誘う。いかにも幾原氏らしい奇妙な演出。 |
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ミュージシャン(?)うさぎとアクセサリー(笑)のルナ。この頃はうさぎはよく変装ペンを使ってました。これは後のシリーズではなぜか忘れられてしまったアイテムです。 |
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うさぎ「音楽を利用しての悪だくみ、これ以上は許さないわ!音楽の父ハイドンだって怒ってるんだから」 ルナ「音楽の父はバッハよ」 うさぎ「言わなきゃわかんないわよ!!」 うさぎの大ボケシリーズです。 |