収録曲名
以上全28曲
1.ご存知新ED。今回のアルバムのメインです。これがいきなりやってくるのですが、よく聞いていると歌詞に意味のあるようなないような。星の名前がやたらに出てくる曲です。この不可思議な感じはやっぱりウテナなんでしょうね。なおTVと違ってフルバージョンなので、イントロが結構ロックしてるのがよく分かります。それにしても最後がえらく長いな・・。
2.テンポの速いノリのいい曲。あっという間に終わります。歌詩の意味は読んでみてもよく分かりません。
3.歌詞をよく聞いていると童謡のような変な曲。ところで「タイムマシン」って叫んでいたのですね。私にはこれが「割り箸」に聞こえていたんです。ホントにウテナの曲って歌詞見てみないと分からない。(歌詞読んでも意味は分かりませんが)
4.同じ旋律の繰り返しが多いのが特徴的。それだけに畳み掛けてくる感じが非常に強いです。しかも尻切れとんぼ的な終わり方をします。
5.こちらは同じ歌詞の繰り返しの多いパターンです。「溜息、吐息、青息、嘆息、鼻息」
6.わざと不協和音的な旋律回しをして、無調性音楽的雰囲気を出しています。
7.今までの曲に比べてスローテンポ、いかにも舞台的な曲。ミュージカルなどに出てきそう。コーラスのバランスも今までの児童合唱団メインのものとバランスが若干変わってます。冒頭の女声を聞いた時、私は正直「ヤマト」を連想してしまいました。例のイスカンダルをバックにして「アーアーアアアアーアー」ってやつを思い出しちゃっんたです。少し古すぎるかな。
8.ご存知OP。で、1巻に収録してあるものとどこが違うかというと、今度のはTVサイズなのです。しかもこれはモノラル?
9.1巻にも収録された1−15「死のアフロディーテ」のピアノバージョン。こちらのほうが悲劇的色彩は弱くなって、その分抒情性が増してます。
10.コミカルな明るい曲。しかしよく聞いていると木琴の旋律は少女革命のテーマなんですよね。
11.これもまた明るい浮き立つような曲。学園シーンなどのBGMにピッタリ。どんな番組にでも使えそうな曲。
12.この曲を聞くと私はなぜかトトロを連想してしまいました。バラエティ番組の音響さんが聞いたら泣いて喜びそうな曲。非常に使いやすそうです。「動物奇想天外」なんか早速使うんじゃないだろうか。
13.音階進行がほとんどパッヘルベルのカノン。あの曲と重ねてみたら、合うんじゃないだろうか。
14.今回のアルバムの目玉(笑)。いやー実に泣ける曲です。この曲だけでもこのアルバム買う値打ちはある(笑)。
15.輪舞のメロディを使って編曲してあります。結構ポップなBGMといった趣。
16.この曲も基本メロディは少女革命。これをさまざまなアレンジをして、雰囲気たっぷりに聞かせてます。
17.叩き付けるようなピアノが何か挑戦的なものを感じさせ、トランペットがそれに絡んで盛り上げる。冒険に立ち向かうという趣の曲。
18.「光さす庭」を短調にしたような変奏曲的趣向の曲。何か不思議な情緒を感じさせます。
19.根室記念館のテーマ。こうして音楽だけ聴くとバリバリのバロック音楽。ただし、バッハというよりはどちらかというとヘンデルのイメージですね。
20.何か不思議な傷心と郷愁を感じさせる曲。しかしこのメロディラインは昔何かの映画で聞いたような気がするのですが・・。「禁じられた遊び」でもないし、「第三の男」でもないし、何だったか思い出さない。
21.黒薔薇編と言えばこれ。極めつけに怪しくおぞましい曲。特に途中で入る声にはゾッとさせられます。これは恐すぎ。こんなもん夜中にかけられた日にはトイレに行けんぞ。
そして後半は突然趣が変わって現代音楽的な不思議で静かな曲になる。こういう曲はやっぱりRPGのダンジョンに似合う。ダンジョンの奥の泉から妖精が出てくるというようなイメージ。あードラクエやりたくなってきた。
22.これも怪しく不気味な曲。いわゆるRPGの「ほこら系」。やっぱりドラクエしたいのかな?
23.理不尽な現代音楽シリーズ。冒頭は1−22の影絵少女と同じですが、途中でアコーディオンのような音楽が流れ、太鼓の音がガチャガチャしだします。よく分からない曲。「号外!号外!」
24.かなり緊迫した雰囲気の曲。こういう曲が流れる時というのはドラマが急激な展開する時です。いわゆる例の怪しい車、通称「暁生号」が出てくる時の曲ですね。
25.絶対運命黙示録の最新バージョン(32話放送時点)。このバージョンは明らかに舞台ですね。ウテナが演劇を意識しているとつくづく感じさせられる曲。私個人としてはバージョン2が一番好きです。
26.謎を感じさせる曲。こういう曲はサスペンスなどにピッタリなんです。
27.前半で使っていたEDです。これもTVサイズ。
28.いわゆるボーナストラック。さあみんなで歌いましょう。「月天 水星天 金星天 太陽天 火星天 木星天 土星天 恒星天 原動天」
こんどのCDは頭からいきなり濃い。だから1巻と違って「本当にウテナのCD?」ってジャケットを見て確認する必要はない(笑)。今回の濃い曲シリーズは、全体的にアップテンポの曲が多く、一気に畳み掛けてくる感じだ。ただその分1巻よりは単調な感じを受けてしまうのも確か。
なおアルバム全体を通しての曲のバリエーションは相変わらず多い。例によってバロック調の曲から現代音楽調まで実に豊富である。また黒薔薇編中心ということで正直もっとおどろおどろしいCDを予想していたのだが、意外と明るい印象の曲が多い。いかにも黒薔薇編を思わせるような怪しい曲は大体後半に集まっている。
ところで今回のアルバムで特筆すべきは、やっぱり「ドナドナ」か。まさかこれを収録するとは思わなかった。まさにやられたという感じで、この曲が流れた時の違和感はとんでもない。私はこのCDを日本橋の電気屋で聞いていて、いきなりこれが出てきたもんだから一人で吹き出してしまった。しかし泣ける曲ですよこの曲は。いきなりこの曲が始まった途端に、NHKの番組みたいになっちゃいますけど・・。インパクトはNO1