とうとう出た第3弾!今度もやっぱり濃いぞ。しかも怪しさ200%アップ(当社比)

ウテナサントラCD vol.3 「体内時計都市オルロイ」

収録曲目

  1. Poison 濃い
  2. ワタシ空想生命体 歌  濃い
  3. Morning lyrical
  4. Victory
  5. Evergreen memory
  6. Nova
  7. バーチャルスター発生学 歌  濃い
  8. Permission
  9. Possession
  10. Bluebeard
  11. 平俗宇宙に不滅の皇帝 歌  濃い
  12. Tenderness
  13. Campas dandy
  14. Temptation
  15. 天使アンドロギュヌス 歌  濃い
  16. Suspicion
  17. わたし万物百不思議 歌  濃い
  18. Aphrodite scat
  19. Ambition
  20. Alien girl
  21. 天然同胞宮殿遠近法の書 歌  濃い
  22. Akio car 濃い
  23. Picaresque
  24. 寓意・寓話・寓エスト 歌  濃い
  25. Orpheus
  26. Shine
  27. 体内時計都市オルロイ 歌  濃い
  28. Rose&release 
  29. Eye catcher−A
  30. ゲルツェンの首 歌  濃い
  31. さかさまボクとボクの部屋 歌  濃い
  32. バーチャルスター発生学(TVサイズ) 歌  濃い
  33. Eye catcher−B

以上全33曲(29〜33はボーナストラック)

 

1.この曲から始まるというところが、このアルバムの性質をよく現している。メチャクチャ怪しい曲。ウテナ本編でもこの曲がかかるとストーリーがもつれる(笑)。

2.かなりリズム感のいい曲。今回のCDはヒーローものの主題歌のようなテンポの曲が多いですが、この曲が典型的。途中で入る効果音がまた盛り上げます。

3.1−6「学園のリリック」のアレンジバージョン。室内楽的雰囲気になってます。

4.なんとなく宮崎駿映画的な響きになってます。ラピュタに合いそうな曲。だけどよく聴いてみるとやっぱりウテナ。

5.ゆったりした雰囲気の曲でかなり幻想的。遠くで聞える管楽器の音が、私には尺八の音色に聞えてしまうのですが。

6.1−20「伝説・神の名はアプラクサス」のアレンジバージョン。幻想的な感じを強めています。結構怪しい曲。

7.「バーチャルスター発生学」の合唱バージョン。しかし何か素人のカラオケのように聞えてしまうのはなぜ?

8.ピアノで淡々と演奏される悲しげな曲。何か感傷的です。

9.こちらもピアノの曲ですが、先ほどのに比べるとずっと怪しい曲

10.なんとなくふざけた感じの曲ですが、かなり怪しくはっきり言って不気味な曲です。

11.これもやっぱりかなりアップテンポの曲です。やっぱりテンポが主題歌的なんですね。しかしキラキラ、ユラユラ、カラカラ、などと非常に擬音の多い曲

12.1−7の編曲版。奇麗に旋律を歌ってます。しっとりした曲。全く雰囲気が変わってますね。

13.安酒場かカジノなどに似合いそうな曲。軽やかで怪しげで少々下品な曲。

14.打楽器のリズムが印象的。ジャズ的な曲。

15.これもイントロからかなり来てます。かなりメリハリの強い曲。リズムでガンガン押していく感じの曲です。それにしても最後が長いぞ。

16.はっきり言ってメチャクチャ。モダンジャズなどの即興演奏的な趣です。

17.何じゃこの曲は? 冒頭で入るのがお経のように聞えるのですが。私は「鬼神童子ZENKI」の主題歌かと思ってしまった。「バジュラオン!」てヤツ。知らない人はごめんなさい。よく聴いていると頭がゴチャゴチャしそうな曲。

18.CD2巻でも編曲バージョンのあった「死のアフロディーテ」の編曲バージョンです。女性ボーカルが入ってます。しかしこういう女性ボーカルの入り方すると、やっぱり「ヤマト」みたい

19.これはまたも宮崎映画に合いそうな曲です。この曲に合わせてトトロを動かしてみましょう。ぴったり合いますから。(ラピュタの空族達などでもOK)

20.例によって、このシリーズにつき物の影絵少女シリーズです。今度の曲が一番怪しいのでは。

21.ヒーロー主題歌シリーズです。何といっても圧巻は「イエイ!」

22.タイトル通りずばり暁生カーの怪しい曲。この少々お下品な曲には、男の裸が似合うのでしょうか。しかし私はあまり見たくない。

23.「ピカレスク=悪漢もの」という意味ですが、確かにやくざな曲。ルパン三世あたりのイメージでしょうか。

24.かなりすさまじい曲ですね。合唱の声が裏返ってしまってます。聴いていても苦しくなりそう。

25.これも1−20のアレンジバージョン。かなり怪しくなってます。

26.奇妙な曲。無調性音楽的です。なんだかよく分からない曲です。やっぱりよく分からない場面などに使うでしょうね。

27.タイトル通りいきなり時計の音が入ります。ボーン ボーン キンコンカン。おじいさんの生まれた朝に買ってきた時計さ・・。あっ間違えた。

28.いわゆる大ラスのエンディングです。あのアンシーが荷物もって出てきた時の曲です。あのシーンの印象が強すぎて音楽だけに集中できないな。それにしてもあのラストからすると、少々明るすぎと言ってもいいような曲。

29.まんまタイトル通り(笑)。

30.これも変な曲。なんとなくサントラ1巻に収録していた曲とイメージが近いと思ったら、杉並児童合唱団が歌ってた。

31.こちらの曲はサントラ2巻に収録している曲とイメージ近いですね。

32.「バーチャルスター発生学」のテレビサイズです。毎回エンディングとして入っていたバージョンですね。それにしてもこんな変なエンディング使ってたのってウテナぐらいだろうな。

33.これもまんまタイトル通りなんですが、何もこれでアルバム閉めることはないと思うんですが・・。

 

 サントラ第1巻は濃い曲シリーズが最後にまとめておいてあり、第2巻では冒頭にまとめてあった。これに対してこのCDでは全体にまんべんなく散らしてある。おかげで全体がまんべんなく濃くて怪しい(笑)。なににしろ暁生編の性格を反映して、今までのアルバムの中で最も怪しいアルバムになっているのは確か。

 さて合唱曲だが、今までの杉並児童合唱団から東京混声合唱団with万有引力に変わっているので、その分全体的に合唱が分厚くなって、暑苦しくなっている(笑)。アップテンポの曲が多いのは2巻と同じなのだが、合唱の線が太くなってる分まるでヒーローもの主題歌のように聞えるのが印象的。

 合唱曲以外に関しては、暁生の存在を反映して、やくざな曲が増えているのが特徴。また1巻と同じ曲のアレンジバージョンも多いが、いずれも概してさらに怪しいアレンジになっている。

 アルバム全体を通して感じるのは、1巻の「絶対運命黙示録」や2巻の「ドナドナ」のような核(笑)がないことが少々辛い。おかげでアルバムとしての印象がやや弱い。「こんにちわ赤ちゃん」でも入れておけば間違いなくインパクトはあったのだが(笑)。ただし違和感が爆発しただろうが。 

 

 

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