ストーリーチェック

鳳暁生編 第25話〜 

 いよいよ動き出す理事長鳳暁生。一体彼の目的とは、そして世界の果ての意志とは、薔薇の花嫁とはなんなのか。すべてのドラマが終結に向かって進んでいく中、生徒会メンバー達が再びウテナに決闘を挑む。シリーズ最終部の大詰め。

 

第25話 二人の永遠黙示録

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆☆☆

ストーリーダイジェスト

 ウテナはアンシーと一緒に暁生のもとで暮らすことになる。一方生徒会には「世界の果て」からの手紙が届く。しかし西園寺はもう決闘はしないと宣言する。そんな西園寺の元に冬芽が現れる。 

決闘結果

ウテナ● × ○西園寺 BGM「バーチャルスター発生学」

 激しく攻めかかる西園寺に苦戦するウテナ。しかもディオスの剣が消えてしまい絶体絶命。しかしその時アンシーがウテナから剣を引き出し、その剣でウテナが西園寺を倒す。以降ウテナはこの剣を使用することになる。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 2−10・・若葉がやって来る 3−25・・生徒会シーン、西園寺「もう決闘はしない」 3−12・・ウテナ&アンシー寝室シーン、ウテナ「暁生さんっていい人だよね」 2−24・・剣道場の西園寺&冬芽、暁生カー出現 1−21・・アイキャッチ 3−22・・暁生カーの西園寺達 3−19・・西園寺再びウテナに決闘の申し込み 3−20・・影絵少女 2−25・・ウテナ、決闘場へ 2−17・・決闘場に西園寺登場〜ディオスの剣消失 3−7・・西園寺とウテナの決闘 3−1・・ラスト、暁生とアンシー 2−1・・エンディング 1−34・・次回予告 

 新展開突入と黒幕としての暁生の登場で、音楽もサントラvol3及びvol2後半の曲が中心。全体として3−1に象徴されるような怪しい曲や、暁生の雰囲気に合わせて3−22のようなヤクザな曲が増えてきた。またEDも「バーチャルスター発生学」に変更、西園寺の決闘の時と合わせての繰り返しで印象づけるようにされている。

 

第26話 幹の巣箱(光さす庭・アレンジ)

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 梢が小鳥を助けようとして怪我をする。梢の意外な一面に戸惑うウテナ達。そんな時「世界の果て」の手紙を受け取った冬芽が幹の元に現れる。冬芽に誘われて乗った車には梢の姿が。 

決闘結果

ウテナ● × ○幹 BGM「平俗宇宙に不滅の皇帝」

 再び幹がウテナに挑む。ウテナもかなりの苦戦をするが、アンシーに接近する梢に動揺した幹が自滅。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−4・・冒頭、暁生のカーラジオ〜幹のピアノ 1−3・・サブタイトル 3−12・・ウテナ&アンシー寝室シーン 3−25・・生徒会シーン 1−13・・夜一人でピアノを弾く幹〜七実と梢 1−21・・アイキャッチ 2−24・・暁生カー出現 3−22・・暁生カーの幹と梢 3−19・・西園寺再びウテナに決闘の申し込み 3−20・・影絵少女 2−25・・ウテナ、決闘場へ 3−11・・幹とウテナの決闘 2−1・・エンディング 1−34・・次回予告 

 幹が登場と言うことで「光さす庭」が再び冒頭に登場するが、今回はあまりこの曲は使用しない。全般的にBGMが少なく淡々と進むのが印象的。画面を静かにすることで逆に盛り上げている。

 

第27話 七実の卵

ギャグ度 ☆☆☆ ドラマ度 ☆   難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 朝目覚めた七実は、自分の布団の中に奇妙な卵があるのを見つける。混乱する七実は、何をとち狂ったかその卵を自分が産んだ卵だと思い込み、育てようとするのだった。

決闘結果

決闘なし

 今回はギャグ編につき決闘とは無縁。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 3−8・・「七実様ったら宇宙人」 「こんにちは赤ちゃん」・・七実登校シーン 1−21・・アイキャッチ 1−9(ピアノバージョン)・・七実と石蕗のシーン、七実「私が時速300キロで走れって言ったら走るのね!」 3−20・・影絵少女 「夜明けのスキャット」・・七実寝室で 1−10・・目玉焼きを焼く西園寺、七実「なんてことを!」 「夜明けのスキャット」・・玉子を取り戻した七実〜ウテナとアンシーの寝室 2−1・・エンディング 1−34・・次回予告 

 意外と使った音楽が少ないのが今回。しかしながら何と言っても「こんにちは赤ちゃん」が超インパクトもの。インパクトの点では第16話の「ドナドナ」と双璧をなす(笑)。

 

第28話 闇に囁く

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 フェンシング部に元部長の土谷瑠果が帰ってくる。樹璃以上のフェンシングの腕を持つ彼は学園中の注目を集める。そんな彼に枝織が接近する。樹璃はそんな二人の光景に心中穏やかではない。

決闘結果

ウテナ● × ○土谷瑠果

 土谷瑠果は剣の腕では明らかにウテナに勝っていながら、どうも最後まで本気で戦っている様子がないまま、ウテナが勝利を収める。

チェック&コメント

 

第29話 空より淡い瑠璃色の

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 ウテナとの決闘に敗れた瑠果は、公衆の面前で枝織を振る。瑠果にすがりながら泣き崩れる枝織を全く省みない瑠果。ウテナの、何とか枝織を力づけられないかとの頼みに、心中の思いが複雑な樹璃。そして樹璃は瑠果に対して詩織とよりを戻すように頼みにいくが、瑠果の態度は・・。

決闘結果

ウテナ● × ○樹璃

 樹璃のリターンマッチ。圧倒的な攻撃力におしまくられるウテナだが、ディオスの力を得て攻撃をかける。しかしウテナの攻撃は薔薇に当たらず、樹璃の胸のロケットを引きちぎる。バラバラになったロケットに呆然となる樹璃は自ら胸の薔薇をちぎる。

チェック&コメント

 

第30話 裸足の少女

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 鳳暁生を目当てに、若葉が毎日ウテナのもとに遊びに来ていた。「暁生には婚約者がいる」と言うウテナに対して、若葉は「好きになったらそんなことは関係ない」と言う。その言葉に、自分も暁生に惹かれていることにウテナは気付く。自分が好きなのは王子様だし、アンシーに申し訳ないとの気持ちを持ちながらも、ウテナは暁生の優しさに心が揺れる。

決闘結果

 少女マンガしていた今回は決闘なし。

チェック&コメント

 

第31話 彼女の悲劇

ギャグ度 ☆☆  ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 最近冬芽が冷たいと思い、少しひねくれて、冬芽にかかってきた女からの電話に嫌がらせをしていた七実だが、良く考えてみると、七実の血液型はB型、両親はどちらもB型、そして冬芽の血液型はA型。そのことに気付いた七実は、冬芽と自分は本当の兄弟ではないということに思い付く。混乱した七実は家出をして、樹璃や幹のところを転々としていたのだが、石蕗のところに転がり込もうとしたところを暁生に見つかり、理事長室に連れてこられる。こうして七実が突然ウテナのもとに居候することになったのだが・・。

決闘結果

 前回に続いて今回も決闘はなし。

チェック&コメント

 

第32話 踊る彼女たちの恋

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 昨晩目撃してしまった暁生とアンシーの姿に、もう理事長館にはいたくないと思う七実。校内をさまよっていた七実は温室で女と会っている冬芽の姿を見かける。思わず物陰に隠れる七実だが、冬芽が七実のことを「あんなありきたりでつまらない女を俺が相手にするはずがない」と言っているのを聞いてしまう。

決闘結果

 ウテナ● × ○七実

 自身のアイデンティティーを求め、がむしゃらに速攻をかける七実。その攻撃の速度にはかなりのものがあったが、ディオスの力が招来したウテナにはかなわず。

チェック&コメント

 

第33話 夜を走る王子

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 総集編。なぜか遊園地に遊びに来て旅館で一泊しているウテナの光景と、ドライブ中の暁生の光景が挿入される。そして最後にとんでもないどんでん返しが。

決闘結果

 決闘なし

 今回は総集編なので、特別の決闘はなし。

チェック&コメント

 

第34話 薔薇の刻印

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆☆☆

ストーリーダイジェスト

 演劇部の演劇に招待されたウテナは、暁生やアンシーと共に出かける。そこでは薔薇の王子の物語が演じられていた。演劇などに絡めて説明されるウテナの過去の出来事。

決闘結果

 決闘なし

 今回のエピソードは非常に難解です。

チェック&コメント

 

第35話 冬のころ芽ばえた愛

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 最後の決闘に臨むべく準備を勧める冬芽。暁生は冬芽に対して、自分からだと言ってウテナにプレゼントを渡すように依頼する。暁生からのプレゼントにかなり戸惑うウテナだが、内心は喜んでいる。そんなウテナを見る冬芽に複雑な感情が湧きあがる。

決闘結果

 決闘なし

 今回のエピソードは次回の決闘の伏線になるようです。

チェック&コメント

 

第36話 そして夜の扉が開く

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆ 

ストーリーダイジェスト

 いよいよ最後の決闘の時は近づいた。そんなある夜、冬芽がウテナを夜の決闘広場に誘う。その場で冬芽はウテナに、暁生を愛しているのかと聞く。驚くウテナ。しかし冬芽は続けて「俺は君の王子様になれないだろうか。」とささやく。冬芽の思いがけない言葉にウテナは少し心乱れる。翌日ウテナの前に現れた冬芽は、決闘を申し込む。そしてこれが最後の決闘で、これにウテナが勝てば生徒会のメンバーは、今後誰もバラの花嫁に手を出さないと告げる。

決闘結果

 ウテナ● × ○冬芽

 最後の決闘だという今回は、暁生カーが走り回る非常に派手な決闘。冬芽の気迫の攻撃が繰り出される。最後は冬芽が西園寺と共にサイドカーで突進するが、ウテナがそれを撃退する。

チェック&コメント

 

第37話 世界を革命する者

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆☆ 

ストーリーダイジェスト

 翌朝ウテナはアンシーを意識しながらも、暁生にデートを申し込む。一方冬芽達生徒会メンバーには、世界の果てから別れの手紙が届く。樹璃や幹は、ウテナにこれからどうするつもりなのかと尋ねる。世界を革命できる立場に立ったウテナであるが、彼女には薔薇の門をくぐる意志はない。そして日々は淡々と過ぎていく、ウテナはアンシーに言う「10年後にもこうしていられたらいいね。」

決闘結果

 決闘なし

 非常に淡々と、不気味なぐらい静かに進行する回です。嵐の前の静けさ?

チェック&コメント

 

第38話 世界の果て

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆☆ 

ストーリーダイジェスト

 ウテナはアンシーを連れて決闘場に向かう。そこでウテナを待っていたのは暁生だった。暁生は自分が世界の果てであり、さらに自分こそがウテナにであった王子であると告げ、ウテナに一緒に城でくらそうと誘う。

決闘結果

 ウテナ × 暁生

 決着は来週に持ち越し。しかしラストにとんでもない展開が。

チェック&コメント

 

第39話 いつか一緒に輝いて

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆☆ 

ストーリーダイジェスト

 いきなりアンシーに後ろから刺されたウテナ。「どうして」と呟くウテナに、アンシーは「あなたは私の王子様にはなれない。女の子だから・・」とささやく。そしてアンシーはウテナの剣をとり、暁生に手渡す。暁生はその剣で、薔薇の門を開けようとするのだった。

決闘結果

 ウテナ × 暁生

 結局、決闘の勝敗ははっきりせず。アンシーが介入したことで、形の上では暁生の勝ちだが、結局はウテナが勝ったのかもしれない。

チェック&コメント

 

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