その他のメディア

阿部 薫の登場するCD、本以外のメディア。(情報提 供:惠川忠典さん)

映画(ビデオ)「十三人連続暴行魔」 監督:若松孝二 1978年製作

 阿部薫は、「騒」での演奏に衝撃を受けた若松監督の要請により出演と音楽担当を引き受けた。
 恵川さんによると「ほんのチョロッとしか」でていないとのことですが、貴重な映像のひとつ。
 音楽も数時間吹き続けたものの一部を使用している。 現在はレンタル屋で借りることができる。

映画(ビデオ)「エンドレス・ワルツ」 原 作:稲葉真弓 企画・監督:若松孝二 1994年製作
 稲葉真弓による小説「エンドレス・ワルツ」の映画。1997年5月2日ビデオ発売(レンタル開始)。
 阿部と交流のあった若松監督による映像化である。(まだ見ていないのでなんとも言えないが)
 主演は鈴木いづみ役の広田玲於奈と阿部薫役の町田町蔵(現:町田康)。
 フェダイン(フェダインの演奏中に町田が飛び入りする場面がある)や灰野敬二も出演。
 ここには当然本人は登場しないが、小説になるほどの奇妙な愛と夫婦生活が描かれているのだろう。
 「ジャズ批評No.83 ジャズ70〜90年代」(1995年 ジャズ批評社)に若松監督へのインタビュー
 記事が1ページ掲載されている。内容はたいしたことはないが、監督のこの作品に対する思い入れが語られている。

劇団駒場「地下演劇 ホモフィクタス宣言号」
 これは「本」なのですが、演劇に出演していたということでここにしました。
 「阿部薫 1949-1978」にもその一部が引用されています。(わけがわかりませんが)
 恵川さん曰く「阿部薫の本にはなかった阿部薫の写真も3枚ありました。この本も是非みせたい!
 阿部薫好きには、たまらないんじゃないかなあ!」とのこと。
 (現在は入手不可。たまに古本屋さんにあるとか。「阿部薫 1949-1978」に部分収録)












写真提供:匿名希望様 ありがとうございました。



海賊版LP  「Winter 1972」
   本来、ディスコグラフィーに入れるべきかもしれませんが・・・

以下、写真を提供していただいた方による「Winter 1972」の紹介です。
 未発表の音源も含め、幻野から解体的交感に至るまで、続々と阿部薫関 連のCDがリリースされている中で、現在最も入手が難しいと思われるアルバムは、こ のWinter 1972だと思います。
 「阿部薫 1949-1978」のインタビューの中で、海賊盤として阿部薫自身が言及していたこのレコードは、関西方面で手売りされていたそうですが、私が知る限り この音源はカセットテ−プでも出回っており、最近ではインターネットオークションでCDRという不細工な形で違法に売買され、一部の心無い人達に大きな利 益を与えています。
 こういう形でこのアルバムが扱われるのは非常に不愉快ですが、CD化は今後も難しいと思われ、入手の困難さからこの様なことがまかり通っている様です。
 また、録音が1972年ということもあり、阿部薫が最もスピード感溢れる演奏をしていた時期である為、演奏内容も非常にテンションが高く、最後まで緊迫 した演奏が聴けることも、このアルバムの価値を高めています。
 演奏の最後に「ありがとう。今日の演奏はこれで終わりです。」という阿部薫の挨拶の後に、観客の拍手(4.5人か?)でこのレコードは終わります。
 このアルバムは入手が難しいですし、阿部薫の肉声が聴けるという点で貴重かもしれませんが、同じ年代の音源がCDでリリースされていますから、それらで 十分に阿部薫の魅力は味わえるので、特にこのアルバムを血眼になって探すことも無いと私は思います。





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--2004.07.25 第6版作成--