Mac OS X にオープンソースソフトウェアをインストールしたメモです。

インストールしたソース・アーカイブ
(Developer CDのインストールは事前にしておいて下さい。Mac OS X 10.1に関しては注意が必要です。下記10月以降のメモをご覧下さい)

postgresql-7.1.3.tar.gz (バージョン7.1以降はMac OS X (Darwin) に対応。Mac OS X 10.1は要パッチ)
php-4.0.6.tar.gz (最新版の4.0.6を推奨します)
apache_1.3.20.tar.gz(10.0からのアップグレードの場合、hfs_apple_moduleに関してhttpd.confを要修正)
namazu-2.0.5.tar.gz
kakasi-2.3.3.tar.gz
f2c.tar
Mac OS X では「Web共有」をオンにするとApacheが起動し、ウェブ・サーバーとして動作し始めます。
IE等のウェブ・ブラウザからループバック(http://127.0.0.1/)にアクセスすれば、目の前のマックがウェブ・サーバーになっていることが確認できます。(初期設定のままならApacheのページが表示されるはずです。へんな日本語ですが・・・)
もちろんPerl等のcgiプログラムも動作しますので、Unix系サーバーに自分のホームページをアップロードする前の動作確認も可能です。
ここでは、ウェブ・ブラウザを介して利用できる便利なオープンソースソフトをMacOS Xにインストールした手順について簡単に記しています。 なおX Window Systemを必要としないものを主に取り上げています。
(プログラム作者の素晴らしい皆様、並びに貴重なヒントを紹介しているLINUXやBSDユーザーのホームページ作者の方々に心から感謝します。)

スクリーンショット1

Apache+PHP4+PostgreSQLによる検索とTerminalとJAVAで書かれたエディターJext

スクリーンショット2

Apache1.3.19のステータス表示とPHP4.0.5の情報表示とNAMAZUによる検索

(注)
以下、それぞれのコマンドは、〜.tar.gzというファイルを
tar zxf 〜.tar.gz
で解凍して出来たディレクトリに移動してからのコマンドを示しています

ソースからのコンパイルとインストールのための一連のコマンドは、
./confugure オプション設定
make
(make check)
sudo make install
make clean
の順です。


Finkについて

  高速ネットワーク環境の方はソフトウェアマネージャー Fink(http://fink.sourceforge.net/) をインストールされますと、ほぼ間違いなく、比較的簡単に、オープンソースソフトウェアをインストールすることが可能です。
 また、X Window SystemもAquaとの共存が可能ですので、Finkのインストールの後、Finkを使用してのインストールをお勧めします。(参照先: XDarwin ,X on X

finkについてはこちら をどうぞ。


ご質問・ご意見等は掲示板へどうぞ。


2001-05-01(PostgreSQLのインストール Mac OS X 10.04までの場合)
データベースに興味が移ったものだから、PostgreSQLを使えるようにインストールしました。
なお、作業にあたっては日本語EUCコードを扱えるエディタも用意しておけば便利かと思います。
また、Terminalは日本語ができませんから、 http://www.tt.rim.or.jp/~kusama/ を使えば良いと思います。

◇手順1
PostgreSQLのインストール(バージョン7.1以降はDarwinに対応)
./configure オプション
make
sudo make install
(デフォルトでは/usr/local/pgsqlにインストールされます)

---とりあえずここまででデータベース単独で使えます。以下はPostgreSQLの起動とデータ入力方法の参考例---

PostgreSQLの実行は、postgresというユーザーを設定してから、su postgresして、
/usr/local/pgsql/bin/initdb -D /usr/local/pgsql/data
/usr/local/pgsql/bin/postmaster -i -D /usr/local/pgsql/data >logfile 2>&1 &
/usr/local/pgsql/bin/createdb test
/usr/local/pgsql/bin/psql test
test#が表示されたら、
test# create table test(no integer,name varchar(20));
test# insert into test values(1,'MAGMA');
test# insert into test values(2,'Klaus Shulze');
test# insert into test values(3,'Kaoru Abe');
test# insert into test values(4,'Cheb Khaled');
test# insert into test values(5,'Sandy Lam');
test# insert into test values(6,'Johann Sebastian Bach');
test# insert into test values(7,'Ash Ra Temple');
test# insert into test values(8,'Joseph Holbrooke');
ってやります。(上記は最近買ったCDの順番だったりします)
一覧を見るのは、
test# select * from test;
そして終了は、
test# \q
--

忘れてはいけないのは、Apache〜PHPを使って呼び出すにはwwwにデータベースへのアクセス許可もしておくこと。
test# grant all on test to www;

◇手順2(アップルより提供されている 「Web 共有アップデート 1.0」 に対応できます)
PHP4(Mac OS X 10.04までの場合)
(php-4.0.6の場合です。また正式PHP4 日本語マニュアル も参考にどうぞ
./configure --with-pgsql=/usr/local/pgsql --with-apxs=/usr/sbin/apxs
make
sudo make install
sudo cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini
(注)場合によっては「Web 共有アップデート 1.0」をインストールしても/etc/httpd/httpd.confが更新されないため、apple_hfs_moduleに関する行を追加する必要があります。
/etc/httpd/httpd.confに下記の行が無ければ、追加してください。

LoadModule apple_hfs_module libexec/httpd/mod_hfs_apple.so
AddModule mod_hfs_apple.c

◇手順2
Apache
「Web共有」を停止にします。
(ソースは/usr/src/下に展開するのが望ましいです)
Darwinに対応しているが念のため「 --with-layout=Darwin」を指定する。 蛇足ですが赤帽系LINUXの場合は「--with-layout=RedHat」です。あんまり見たこと無かったけど・・・
./configure --enable-shared=max --enable-module=most --with-layout=Darwin
make
sudo make install

◇手順3
PHP4
(php-4.0.6および4.0.4pl1の場合です。また正式PHP4 日本語マニュアル も参考にどうぞ
./configure --with-pgsql=/usr/local/pgsql --with-apache=../apache_1.3.20 --enable-track-vars
sudo make
sudo make install
sudo cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini

◇手順4
再度Apache(PHP4のモジュール組込のため)
./configure --enable-shared=max --enable-module=most --activate-module=src/modules/php4/libphp4.a --with-layout=Darwin
make
sudo make install

◇手順3
Apacheの起動と、PostgreSQLの起動
「Web共有」を起動し、下記のコマンドを実行します。
/usr/local/pgsql/bin/postmaster -i -D /usr/local/pgsql/data >logfile 2>&1 &

これでWebブラウザからデータベースにアクセスすることが可能となります。

PHP4とPostgreSQLに関する書籍として、「PHP4徹底攻略」(ソフトバンク)を購入。装丁の割には内容はよかった。CD-ROMに含まれるサンプルプログラムもちゃんと動いてます。


PHP4.0.6がリリースされた現在においては下記は不要でしょう。
2001-05-02
php-4.0.5のインストール(4.0.5以外の場合は関係ありません)
手順はphp-4.0.4pl1と同じ。
ただし、./configure〜の実行後(makeの前に)、internal_functions.cの「#include <stdio.h>」以下が改行がされない部分があり、数行を書き直す必要があります。
(Mac OS Xのmakeの不具合と思われます。次のバージョンではバグフィクスされる(?))
また、makeの途中で
/usr/bin/ld: table of contents for archive: /usr/local/pgsql/lib/libpq.a is out of date; rerun ranlib(1) (can't load from it)
と表示されたが、
ranlib /usr/local/pgsql/lib/libpq.a を実行して、再度makeすれば問題ない。
make installの後、
cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini

インストールできたかどうかの確認は、以下を適当な名前(phpinfo.php等)でSitesフォルダに保存し、
IE等で、http://127.0.0.1/~(ユーザー名)/phpinfo.php
にアクセスする。当然、WEB共有(Apacheの起動)は開始しておく(しばらくしても「停止」が表示されなければApacheのコンパイルかhttpd.confの設定に関するミス)


2001-05-04 namazuのインストール

 本題メモに入る前に、もう少し親切に書こうか迷ってしまっています。例えば、プログラムのソース・アーカイブ(tar ball)からの解凍とかについては説明していないどころか、その入手先も示していないありさま。我ながら、これでは何か勘違いしているLINUXの入門書(インストール解説本)以下だな・・・なんて思ってしまいました。
 だからって、どう書けばいいのか分からないし、自分自身も分からない時はgoogleで検索したり、顰蹙覚悟/迷惑千万で掲示板やメールで質問して、いろいろお教えいただいているので、「御質問はメールにて常時受付けています。返事は必ずしますが、私の知識は大したことがないので、御期待にそえないこともあります」って書いて逃げさせていただこうと思う。
 ただし、最低限のこととして、「それぞれのコマンドは、〜.tar.gzというファイルを'tar zxf 〜.tar.gzで解凍して出来たディレクトリに移動してからのコマンドを示しています」って書くことにした。
 何はともあれ、Mac OS Xをローコストで使いこなすには、やはりUNIX系の知識も必要と言わざる得ないので、本やインターネット(「あるいはLINUX」って書くのは大胆?)で予習しておいて下さい。
 また、言い訳ですが、Mac OS XのベースになっているBSDでは、Terminalからのroot権限での操作の基本は'sudo'コマンドでしたね。私は、元(現?)LINUXユーザーなので、ついついそこんとこ忘れてsuでrootになってしまう悪しき(?)癖がありますので、いきなり、'make install'なんて書き方をしていますが基本的には間違いです。rootの場合、操作ミスが原因でシステムを壊すとか危険な要素がいっぱいですから、十分注意する必要があると思います。

さて、namazuですが、ApacheもPHPもPostgreSQLもすべてマニュアルがHTMLで提供されているので、全文検索システムnamazuが使えればいろいろと便利かとも思ってインストールしました。インデックスファイルの作成に必要な「日本語の単語のわかち書き」ツールとしてはkakasiを使用しました。
(もちろんSherlockで十分なのですが、namazuもなかなかいいですよ)

まず、kakasiのインストール
./configure
 (エラーが出たら --host=powerpc-apple-bsd をつければうまくいくかも?)
make
make check
sudo make install

そして、難航するnamazuのインストール
./configure
make
を実行するが、途中でエラーで止まります。
エラー直前の命令文です。

cc -g -O2 -Wall -pedantic -o namazu form.o namazu.o output.o rcfile.o result.o usage.o namazu-cmd.o ../intl/libintl.a ../nmz/.libs/libnmz.a -lm ../lib/libnmzut.a -lm

エラーはlibmに関するものですから「-lm」が2つあるせいでしょうか?
手っ取り早く、力技でやっつけてしまいましょう。
そのまま、止まった状態で、srcディレクトリに入り(cd src)、途中の「-lm」を除いた下記で手動でコンパイルします。

cc -g -O2 -Wall -pedantic -o namazu form.o namazu.o output.o rcfile.o result.o usage.o namazu-cmd.o ../intl/libintl.a ../nmz/.libs/libnmz.a ../lib/libnmzut.a -lm

エラーなくコンパイルできたら、元のディレクトリ(namazu-2.0.5)に戻って、再びmakeを実行すればこの続きからコンパイルしてくれます。
その後、
make check
sudo make install
を実行してエラーが出なければ完成です。

あとは、NAMAZUのマニュアルに従って設定をします。結構面倒です。試行錯誤の繰り返しになるかも知れませんが、きちんと動いたときの感動と共にそれまでの手順で自ずと身に付いている動作の理解、それが醍醐味でもあります。
Mac OS Xの場合はnamazu.cgiを/usr/local/libexecから/Library/WebServer/CGI-Executablesに移動します。
首尾よく設定が終了すれば、http://127.0.0.1/cgi-bin/namazu.cgiにアクセスして動作確認をします。
(その前に、mknmzでインデックスを作成しておく必要があります)

<MEMO>
PDFファイルのインデックス
xpdf-0.92.tar.gz よりpdftotextをコンパイルするだけです。
しかし、これも一筋縄ではいかず、configureファイルの冒頭のかなりの行を削除してやる必要があります。
削除のあと、
./configure --enable-japanese
make pdftotext
を実行し、
pdftotext をパスの通ったディレクトリにコピーすれば作業終了です。
Acrobatで作成したPDFは問題ありませんが、Mac OS Xでプリントアウトの代わりに作成したPDFファイルは残念ながらエラーが発生しテキスト変換やnamazuのインデックス化できませんでした。残念!


2001-06-03(愚痴です。読み飛ばしてください)
ちょっと古い話ですが、Microsoftの副社長が自分たちの都合のいいようにオープンソース批判をしましたね。粋なオープンソースに賛同する私としては、皆様がこれを真に受けないようにお願いしたいのです。社会の発展は競争ではなく共有のもとにあるからです。
(その後、そういうMSだってオープンソースを結構使っているぞ、ってオチがありました・・・副社長の認識不足が露呈したようですね。この件について言い訳をゲイツ会長がなにやら言ってましたが・・・?)

また直接関係ありませんが、日本では各省庁、地方自治体、企業のほとんどはマイクロソフトのOSを使用しています。しかも声を上げて誰も文句を言えない状況にあるようです。本当にセキュリティーホールやバグだらけのOSを使っている事に問題はないのでしょうか?
(IEのActiveX絡みと思われるセキュリティーの甘さについては朝日新聞6/3夕刊のとおり)
だからって「すべてMacOSにしなさい!」とはいいませんが、せめてサーバー用OSぐらいは、もう少しまともなものがいくらでもあるのだから、税金を払う国民(人類)の不利益にはならないように選定していただきたいものです。
少なくとも住民票等の個人情報データベースや、災害時の緊急対策用のコンピューターには使って欲しくはありません。

(2001-06-24 反省と殺し文句)
まあこういうMS批判をMacユーザーが書くと売れているものへのやっかみみたいに思われてしまいそうですね。
ですからもうこれ以上は書かないようしますが、二言だけ言いたい。
「私はMacOS Xを再インストールしていない」
「MacOS X のアップデーターは既に4回も配布されており、アップルはアフターケアも疎かにしていない」と思う。

(2001-07-22 暑い!)
秋にMac OS X 10.1が出るんだそうです。DVDが使えたり、パフォーマンスがかなり改善されているようです。
「じゃあ、これ(10.0)ってなんだったの?」って思ってしまいました。
もちろん10.1へのアップグレードはします。
MacとMac OS Xのファンですから。
それにAppleが6月末にFreeBSD共同創設者のJordan Hubbard氏を雇用した成果もうかがえることを願って・・・


2001-06-15 Fortranコンパイラー編
98全盛期にフリーのf2cに出会ってから、ずっとお世話になってます。
Fortranで書かれたプログラムソースを一旦C言語に変換してgccでコンパイル可能にしてくれるツールです。libf2cとセットで動作します。
2年ほど前までLINUXにもf2cパッケージが含められていましたが、最近はg77に取って代わられているようで存在感は薄まってきているように感じます。
しかしながら、g77に比べてf2cの方が柔軟で、昔の少々イレギュラーなコーディングでも通してくれるなど、まだまだg77では力不足なことが多々あります。もちろん逆のようなこともあるのでしょうが、私はまだ出会ってません。
というわけで、MacOS Xの発売に先立って、自宅のマックには試験的にDarwinをインストールし、f2cの動作確認していました。
以前は The GNU-Darwin Distribution から入手できるバイナリtar ballを使用していましたが、先日見つけたHPにより最新版のインストールが可能となりました。(感謝)
MacOS X - f2c
こちらからbuildf2cを適当なフォルダ(=ディレクトリ)にダウンロード(バイナリモード=改行コードはLFのままでセーブ)してください。
インターネットに接続した状態で、Terminalからcdコマンドでダウンロードしたディレクトリに移動し、
chmod +x buildf2c
sudo ./buildf2c
を実行すれば、自動的にf2cのソースをダウンロードし、コンパイル、インストールしてくれます。
詳しくはbuildf2cの中身をご覧ください。 


2001-07-15 Apache 1.3.20 および PHP 4.0.6編
しょっちゅうはソフトのバージョンをチェックしていないので知らなかったのですが、先月のうちにPHPの新しいバージョンがリリースされていたようなので、早速ダウンロードしました。
ほとんど問題なくインストールできたのがうれしかったです。
コンパイル時にranlibに関してエラーが出る可能性がありますのでmakeもroot権限で行えば問題ないと思います。
実は私、これらのインストール後、
sudo cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini
を行うのを忘れてしまい、apacheの起動が見事にこけてしまいました・・・
インストール・マニュアルを読んで解決。とほほ・・・


2001-07-22 驚きと感謝とさらなるお詫び
3日ほど前にアクセスカウンターを付けてみました。実は70から始めていますが、あっと言う間に100を超えてしまいました。
Darwin、PowerBook、アップルの掲示板で恥ずかしげもなく堂々と紹介させていただいたのですが、この文章の完成度が非常に低い割に全く質問や苦情が来ないので、全然見てもらえていないのかと思っていましたが、私の予想を反して多数の方にご訪問いただいておりました。
ありがとうございます。
また、内容や文章の未完成度に関して様々な誤解とご不便をお掛けしていることについて お詫び申し上げます。

今後も(自分の!)役に立つソフトウェアがインストールできれば紹介させていただきます。2月に1〜2回程度で結構ですので、よろしければ、のぞいてみてください。


2001-07-23 深謝
もう深謝と言うほかございません。
当方から無理をお願いして 『日本PHPユーザー会』のホームページ からリンクしていただきました。
少しでもPHP普及のお役に立てれば幸いです。


2001-08-15&22 修正

アップルから提供された「Web 共有アップデート 1.0」 (ただしApache1.3.19へダウングレード)に対応できるように、PHP4のインストールに関する部分を修正しました。また以前の文章は削除線を付けました。
「Web 共有アップデート 1.0」にはOpenSSHに関する重大なセキュリティーホールの修正が含まれますから、問題が無ければインストールしておくべきでしょう。

実はずっとMATLABクローンの数値計算システムOctaveのコンパイルに挑戦してましたが、思うように行きませんでした。
しばらく様子見をしていましたが、ついに情報の宝庫 stepwise.com でインストール方法が紹介されました。
しかしながら、当方でここに書かれているとおり実行しましたが、gethelp.ccのコンパイルでエラーが発生し、インストールできませんでした。
(gethelp.ccのコンパイル・エラーを回避する方法は分かりましたが、抜本的な解決には至っておりません。)

ところで最近は店頭のパソコンで Mac OS X の画面を見掛けませんが、どうしたのでしょうか? Mac OS X 箱は相変わらず山積みなのに ・・・。まあ、クリエイティブなソフトが出揃っていないせいもありますか・・・???


2001-09-03 PostgreSQL 7.1.3

PostgreSQL 7.1.3 も問題なくインストール可能です。(Mac OS X 10.0.4までの話)


2001-09-29 Mac OS X 10.1 (Upgrade CD) に関して注意!

今朝入手したMac OS X 10.1 (Upgrade CD) をインストールしました。
Mac関連のHPで紹介されていた通り非常に快適です。
最新版のApache 1.3.20 と PHP 4.0.6モジュールが含まれていますが、残念ながらPHP 4.0.6の方はMySQLはサポートしていますが、PostgreSQLはそうでもないようです。
よって、PHPについては上述の方法でインストールを行う必要があると思い、make distcleanの後、再コンパイルしようとしたらCコンパイラーに関してエラーが発生し、PHPのコンパイルができませんでした。
よって、PostgreSQLを使用されておられる方で10.1用のDeveloper Tools CDをお持ちでない方は、アップグレードされないほうがよさそうです 。
また、Apacheの設定ファイル/etc/httpd/httpd.confを書き換えている場合には編集が必要でした。
/usr/sbin/apachectl configtest を実行して設定ファイルに問題がないか確認してからWeb共有を開始して下さい。


2001-10-05 Mac OS X 10.1 での PHP4.0.6 のコンパイル (Developer Tools 10.1)

PHP4.0.6はMac OS X 10.1にも標準で実装されています。コンパイルオプションを変更されたい方やPostgreSQLをPHPから使用したい方 はソースからのコンパイルが必要です。
何の根拠もなく、下記のようにすることでコンパイルは成功しました。動作は確認できていません。動作不良の可能性もありますのでご注意下さい。(注:公開されているパッチを使用して下さい=未調査。またはFinkを使用)

PHP4.0.6
./configure --with-pgsql=/usr/local/pgsql --with-apxs=/usr/sbin/apxs の実行後、libtoolの下記の行を下のように変更し、make, sudo make installします。
archive_cmds="\$CC -bundle -undefined suppress -o \$lib \$libobjs \$deplibs $linkopts"
archive_cmds="\$CC -bundle -flat_namespace -undefined suppress -o \$lib \$libobjs \$deplibs $linkopts"

PostgreSQL 7.1.3
postgresql-7.1.3/src/makefiles/Makefile.darwinの下記の行を下のように変更します。
CFLAGS_SL = -bundle -undefined suppress
CFLAGS_SL = -flat_namespace -undefined suppress
後は前出のように行えばコンパイル可能なはずです。



2001-10-07 Mac OS X 10.1 でのPostgreSQL 7.1.3のコンパイル(訂正)

再確認して分かりましたが上記ではPostgreSQL7.1.3のコンパイルができませんでした。ご迷惑をお掛けしました。
当方でたまたま出来てしまったようですが、別のボリュームでの実行時にERRORとなり間違いに気が付きました。
時間が掛かりましたが、コンパイル方法を見つけましたので以下に報告します。
(絶対OKという訳ではありません。ご了承下さい)

./configure
その後、makeせずに
cd src/interfaces/libpq
make
(ここでERRORが出るがとりあえず無視)
さらに
cd ../ecpg/lib
make
(ここでもERRORが出るがとりあえず無視)

問題なければ、postgresql-7.1.3/src/makefiles/Makefile.darwinの下記の行をvi等で下のように変更します。
CFLAGS_SL = -bundle -undefined suppress
CFLAGS_SL = -flat_namespace -undefined suppress

そして、postgresql-7.1.3ディレクトリに戻って、
make

ただし、当方では、
cc -traditional-cpp -g -O2 -Wall -Wmissing-prototypes -Wmissing-declarations -bundle -undefined suppress -bundle -undefined suppress execute.o typename.o descriptor.o data.o error.o prepare.o memory.o connect.o misc.o -L../../../../src/interfaces/libpq -lpq -o libecpg.so.3.2.0
/usr/bin/ld: -undefined error must be used when -twolevel_namespace is in effect
make: *** [libecpg.so.3.2.0] Error 1
というエラーが出ました。確認すると、-flat_namespace -undefined suppressというオプションの重複によるエラーでしたので、表示の「.o」ファイルのあるディレクトリに入って、ccからのコマンドをオプションの重複を除いて直接実行しました 。

cc -traditional-cpp -g -O2 -Wall -Wmissing-prototypes -Wmissing-declarations -bundle -undefined suppress execute.o typename.o descriptor.o data.o error.o prepare.o memory.o connect.o misc.o -L../../../../src/interfaces/libpq -lpq -o libecpg.so.3.2.0

再度、postgresql-7.1.3ディレクトリに戻って、
make
でコンパイルを終了しました。




2001-10-23 PostgreSQLのパッチ

上記ではコンパイルできるだけでcreatedbで落ちてしまいます。下記にパッチが公開されていますのでご利用下さい。
(山田様よりお教えいただきました)
http://www.entropy.ch/software/macosx/postgresql/


2001-10-31 Apacheのログ

ウェブ共有(Apache)のログが/var/log/httpdに保存されていますが、久しぶりに見てみたら、かのNimdaによるアクセスの記録でファイルサイズが非常に大きくなっていました。
(ダイアルアップで1日1〜2時間程度のアクセスにもかかわらず、1、2度は必ずNimdaがアタックして来ています。国内からなら注意できるんだけど、どうも近隣国のようで・・・)
現状ではNimda等のマイクロソフト製サーバーをターゲットとしたウィルスはMac OS Xには被害を及ぼしませんので格段の注意は必要ありませんが、各種ログファイルは定期的に確認しておいたほうがよさそうです。
それにしてもいつになったらセキュリティパッチが当てられていないマイクロソフト製サーバーがなくなるんだ?
(愚問でした。答えは「マイクロソフトがサーバーソフトを製造する限り、なくならない」です?)


2001-11-04 アップルのソフトウェア開発者向けHP
http://developer.apple.com/internet/macosx/osdb.html にてMySQLとPostgreSQLの概要とインストール方法が紹介されています。
私は今まで参考書(日本語書籍)が多いことからPostgreSQLを紹介してきましたが、Mac OS Xには種々のツールが公開されているMySQLの方が親和性が高いように思えています。MySQLはOS X 10.1においてもコンパイル、インストールも問題なくできます。


2001-11-18 主題からは外れますが・・・ 
南堂さんの「小泉の波立ち ( 小泉純一郎の改革を論じる )」 http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/koizumi/ を読んで“未来が心配”が増長されてしまった。


2001-12-02 Fink 
XDarwinをインストールしました。通常の使用においては全く必要ないと思いますが、オープンソースに深く手を染めると避けては通れなくなります。
また、広松様にお教え頂いて、オープンソースソフトマネージャー Fink(http://fink.sourceforge.net/) もインストールしました。素晴らしく便利なツールです。インストールすると/sw/fink/distsの中に数多くのソフトウェアのために作成されたMac OS X 用のパッチを見ることが出来ます(これだけでも感動ものでした)。
Finkを用いれば、最新のソフトを必要な時に簡単にインストールできるので、このホームページを御覧になられている方にはインストールをお薦めします。ただし、ソフトのインストールにおいては最新のソースの他、必要なライブラリのダウンロードが実行されますので、低速なネットワーク環境の方には辛いものがあるかも知れません。(私のこと。トホホ)



2001-12-14 ADSL導入  申し込んではいけないYahoo!BB  私怒ってます! 
昨日からADC会員HPよりDecember Developer Toolsがダウンロード可能になっています。
早速ダウンロードしインストールしてみました。
AppleScript Studioという魅力的な開発ツールもインストールされます。(良く分かってませんが、Exampleにあるレースゲームが面白い!!!)

さて、Finkのこともあって、今月初めに私もそろそろADSLに乗り換えようとYahoo!BBに申し込んだのですが、入力ミスに気付いたため申し込み直そうと、間違いに気付いたメールを送信するとともに、一旦HP上からキャンセルしました。
ところが、キャンセルに長時間を要する様子。(メールに関する回答もなく、HP上のステータス表示は既に2週間過ぎた今も相変わらず「キャンセル処理中」のまま)
これではADSLの夢が消えると、いろいろ調べて結局コジマADSL(イーアクセス)に申し込みました。
こちらの方はイーアクセスに申し込みが殺到しているとかで若干の遅れがあったものの、質問に関しても当日中には回答があるなど非常にしっかりしており安心できる。来週に開通予定とのこと。

で、AirMacで家庭内無線LANしようかと、いろいろ考えていたところへNTTより電話。
NTT「Yahoo!BBからも工事依頼が来てますが、工事させていただいていいのでしょうか?」
私「既にキャンセルしたのですが・・・工事は中止して下さい」

NTTさんも了解していただけたのでよかったのですが、不必要な工事費まで払わされるところでした。参りました。どういうことなのでしょうか?
面倒くさいと思いながらYahoo!BBにメールを送り、サポートセンターにも電話したものの全く繋がらず不信感はつのるばかり。

いろいろ調べて分かったのですが、Yahoo!の掲示板にはYahoo!BBへの抗議や苦情でいっぱいで、中には接続も解約もできず数カ月も困っている人がいる様子でとても信頼できる企業には思えません。
はっきりいって申し込むに値しないことが分かりました。
まあ確かにADSLを低価格にした功績は認めてあげてもいいですが、最低です。腐っとる!!!

マスコミが取り上げないのはやはりソフトバンクという大スポンサーのせいでしょうか?
(MSの場合と同じか!)

なお、既にYahoo!BBを利用されている方はそのまま使い続けるのが得策です。
とにかく手続きに非常に時間を要します。完全に解約が完了するのに一月程度かかるので、使用上の問題がなければ解約することまでは必要ありません。
近々引っ越しが予定されている方はそろそろ対策を考えられるのがよさそうです。(老婆心ですが、特に学生さん)


2002-01-05 Fink
「Finkについて」 というページを設け、Finkの使用方法について簡単にまとめました。(大絶賛しています)

『日本PHPユーザー会』のホームページ において「PHP4徹底攻略」がPDF形式で公開されています。(ソフトバンクが寛容になったの?)

そのソフトバンクですが、Yahoo!BBのステータス表示は今も相変わらず「キャンセル処理中」のまま。
タコな孫正義と言わせてもらおう。多くの人々も怒ってるぞ。
『がんばれ!!ゲイツ君』
にもこの男の不正義が書いてあったが、こうもデタラメとは天晴れと言うべきか・・・


「御質問はメールにて常時受付けています。返事は必ずしますが、私の知識は全く大したことがないので、テクニカルなご質問に対しては御期待にそえないことがあります」

ご質問・ご意見等は掲示板へどうぞ。



便利リンク集

Mac-Energy(マックエナジー ) マック用オンラインソフトウェアの検索サイト(PHP+MySQLで構成されてます)


驚愕リンク

http://www.tanakanews.com/




2002-01-26 リンク集追加+そろそろ再構成しないといけないな(^^ゞ