我が校における教科指導の工夫と実践
1.少人数展開授業
- 平成8年度より数学科に過配がつき、1年次「数学T」および「数学A」の授業においてクラスを2展開した少人数授業を行っている。平成8年度から本年度までの3年間にわたり実施してきたが現在のところ下記のような成果を上げている。
(1)1クラス20人の少人数で授業を行っているため教員の目が行き届きやすく つまづい ている生徒の発見が容易である。
(2)教室を広々と使えるため授業の環境が良く、生徒がゆとりを持って授業に臨める。そ の結果生徒の取り組みの姿勢が前向きになってきている。
(3)少人数のため教員が生徒を密に指導できるため、質問に十分答えることができる。その 上つまづいている生徒に対する指導もゆとりを持ってできる。
(4)授業にゆとりが生じ、生徒間での教えあいの雰囲気が生まれてきている。
- 以上4点が主な成果であるがこれとは別に、確実に低下している生徒の基礎的計算力を向上させることも必要である。
- 計算力は理解力を生み、理解力は洞察力を生む。そして洞察力は「先を見通す力」であり、これは「自らの力で進路を切り開き、生きる力」である。
- 本校生徒の大部分はこの力をすでに持っているが、中には持たない者も存在する。その生徒らに対してできるだけ早い時期に「先を見通す力」をつけるためにも数学科の小人数展開授業は貴重である。
2.遅進者対策
- 数学科では上記のような少人数展開授業を行っているし、他の教科もさまざまな工夫をこらした授業を行っている。にもかかわらず授業についていけない遅進者は存在する。その生徒たちに対して本校では、各教科で補習を行っている。
- とはいえ基本は授業であるので、私が担当している2年生の数学(少人数展開授業は1年次のみで2年では行っていない)ではきめ細かく小テストを行うことにより各生徒の到達度をできる限り把握するようつとめている。その上で、遅進者に対しては授業時ごとのアドバイスや随時の補習を行っている。
- さらに、つまづきの兆候のある生徒に対しては学習面でのアドバイスはもちろんであるが、「つまづき」はその生徒の何らかの変化のあらわれと捉えて生活面にまで踏み込んで「対話」することもある。
以上