私のプライベート写真集 ケラマ編4 Part.2



今回も2部構成でお届けします。Part2は、ケラマで見付けたかわいい、きれいな、おいしい(?)魚たちを特集しました。
Part1は、ケラマの定番の魚たちを特集しています。



サザナミフグ

フグ科 Arothron hispidus
分布:太平洋、インド洋、紅海

むかし、ケラマの「ニシバマ」と言うポイントに、「ポンタ」と言う愛称のサザナミフグがいました。
いつもダイバーに愛嬌を振りまき、ダイバーたちのアイドルでした。

今回撮影したサザナミフグは、ポンタではありません。
ポンタは、ダイバーを見ると、すぐに寄ってきて、ポーズをとってくれました。
しかし、ポンタではないサザナミフグは、ダイバーを見たとたん、逃げ出してしまいました。
でも、こちらのほうが普通なんですよね。

なぜか、ポンタと同じように、歯が1本欠けていました。

撮影日1996.10.20
撮影地沖縄・ケラマ諸島・サクバルの鼻/水深10m
撮影機材フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート


スミレヤッコ

キンチャクダイ科 Holacanthus uenustus
分布:沖縄

図鑑によれば、スミレヤッコは沖縄にしか生息しない、固有種であるとか。
ブルーがきれいなので、シャッターを切りましたが、ラッキーな1枚となりました。
図鑑にも、ケラマのサンゴの下、崖穴に生息しているとのことなので、間違いないと思います。
久しぶりに、固有種の撮影ができて、満足です。

撮影日1996.10.20
撮影地沖縄・ケラマ諸島・サクバルの鼻/水深7m
撮影機材フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート


ハリセンボン

ハリセンボン科 Diodon holocanthus
分布:全世界の暖海

別に、全世界に生息しているハリセンボンですが、プーッと膨れ上がったときの愛くるしさは、
全世界、万人共通ではないでしょうか?
しかし、沖縄には少ないそうで、そういう意味では貴重な1枚です。
膨れ上がっていないときは、あまり目立たないかもしれません。

知らなかったのですが、ハリセンボンは、「フグ科」ではなく、「ハリセンボン科」なんですね。

撮影日1996.10.19
撮影地沖縄・ケラマ諸島・野崎2/水深5m
撮影機材フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート


クマザサハナムロ

フエダイ科 Pterocaesio tile
分布:西部太平洋

沖縄の県魚「グルクン」は、泡盛を傾けながらつまむととても美味しい魚です。
沖縄に行ったことのある方は、居酒屋や民宿等で、食べたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、グルクンを図鑑で調べても、出てきません。
それもそのはず、グルクンとは、タカサゴ、クマザサハナムロ、ウメイロモドキといった魚の総称なのです。

今回は、クマササハナムロと、ウメイロモドキを取り上げてみました。


撮影日1996.10.19
撮影地沖縄・ケラマ諸島・野崎2/水深10m
撮影機材フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート


ウメイロモドキ

フエダイ科 Caesio teres
分布:西部太平洋

「ウメイロモドキ」も、グルクンと呼ばれる魚の1つです。

実に青と黄色のきれいな魚で、美しい魚です。
数十匹の群で泳いでおり、必ず見れるというわけではありませんが、
フッと、気配を感じて見上げてみると、ウメイロモドキの群がサーッと通り過ぎていく・・・
見れたときは、つい嬉しくなってしまいます。

撮影した時の「久場島隠れ根」は、非常に流れが強く、しかも複雑で大変でした。
流れが写真に写れば良いのですが、この写真を見る限り、穏やかそうに見えてしまい、
ちょっと残念です。

ウメイロモドキが小さく、今一つの写真ですが、ただ、雰囲気が良かったので、
掲載してみました。


撮影日1996.10.19
撮影地沖縄・ケラマ諸島・野崎2/水深10m
撮影機材フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート

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1996.11.3 新規掲載  Copyright(C)Aki.SAEGUSA 1997.6.1 一部変更