ここ5年ほど、お正月を小笠原で迎えています。
今冬(1996〜1997)は、ここ数年でもっとも穏やかで、素晴らしい新年を迎えることができました。
今回は、写真7枚を1つにまとめました。どれも、削ることができず、載せることにしました。
表示されるまで、時間がかかることが予想されますが、ご了承ください。
また、陸上で撮影したスナップ写真を、コメント付きで載せてみました。
こちらもご覧ください。
今回も、お世話になったダイビングサービスは、
パパスダイビングスタジオでした。
※タイトルバックは、父島・境浦で、崩れている船は戦時中座礁した「濱江丸」の残骸です。
写っているメンバーは、今回の小笠原ツアー参加者です。
アジ科 Seriola rivoliana
分布:南日本、全世界の温・熱帯域
大物がいるなんて、何にも聞いていなかったので、カメラの調整がマクロだったため、
一部しか撮れませんでした。大きさは1m近くで、悠々と泳いでいました。
さすがに小笠原はビッグです。
撮影日 | 1997.1.1 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・大岩/水深25m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
キンチャクダイ科 Centropyge interruptus
分布:日本
日本固有種で、沖縄では見られない。だから今回も載せました。
きれいな紫色と、黄色でよく目立つのですが、非常に臆病で近づくだけでサンゴの陰に隠れてしまうのです。
しかも、たくさんいるところにはたくさんいるのですが、見かけないポイントもあります。
写真撮影のコツは、体をマイナス浮力で固定し、カメラを構えてレンテンヤッコが近づいてくるのを待ちます。
息を潜めて、ジッと待っていれば、待望の1枚が・・・
撮影日 | 1997.1.1 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・大岩/水深15m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
チョウチョウウオ科 Chaetodon daedalma
分布:日本
日本固有種で、伊豆諸島南部から小笠原諸島にかけて、生息する。沖縄では見られない。たまに、伊豆半島でも見られる。
だから、「小笠原」と言ったらユウゼンも外せません。
ここ「バラ沈」のユウゼンは、以前、餌付けをされていたそうで、指をこする仕草をするだけで、
たくさんのユウゼンが集まってきてしまいます。
ただ、このポイントには大きなハマフエフキもおり、餌と間違え指を突っつくそうなので、十分な注意が必要です。
撮影日 | 1997.1.2 |
撮影地 | 小笠原諸島・兄島・バラ沈/水深15m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
カワビシャ科 Evistias acutinostris
分布:日本の中部太平洋岸、伊豆〜小笠原諸島
沖縄や、外国では見られない、日本固有種。したがって、テングダイも再登場です。
小笠原では、フツーに見られるのですが、最近よく行くケラマでは、確かに見られず、
「小笠原に来たんだ!」と、再認識させられます。
撮影日 | 1996.12.31 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・二子岩/水深10m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
フグ科 Arothron meleagris
分布:琉球列島、インド洋、西太平洋
エキジットしようとしたら、ぼーっとしているのを見つけ、シャッターを切りました。
ポンタと同じような大きさ、顔立ちで、すっごく親近感を覚えました。
フグは、表情豊かで、ゆっくりフィルム1本つきあってみたい魚です。
撮影日 | 1997.1.1 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・大岩/水深10m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
・・・科
分布:・・・・・
伊勢エビは岩の割れ目等に潜んでいることが多く、ストロボ光が届かず、写真が難しいのですが、
この伊勢エビは、比較的手前にいてくれたおかげで、ハッキリと写りました。
伊勢エビは、生きているときは、黒っぽいんですよね。
この伊勢エビは、小型主のカノコイセエビの方です。
(「・・・」は、現在調査中)
撮影日 | 1996.12.31 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・二子岩/水深15m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
・・・科
分布:・・・・・
小笠原と言ったら、ウミガメの産卵地としても有名です。
東京都小笠原水産センターでは、ウミガメの養殖の研究が進められています。
このアオウミガメ君は、エキジットポイントに向かう途中、優雅に私たちのすぐ近くを泳いでいきました。
残念ながら写真はないのですが、他にもエキジット順番待ちの時、すぐ近くでクラゲをおいしそうに食べていたアオウミガメ君、
ポイントに向かう途中、ゴミのように水面に漂っていたアオウミガメ君・・・と、たくさんのウミガメ君に会えました。
(「・・・」は、現在調査中)
撮影日 | 1996.12.31 |
撮影地 | 小笠原諸島・父島・南浮磯/水深10m |
撮影機材 | フジ・リアラエース/F−801+デルフィナス/絞り5.6/絞り優先オート |
1997.1.12 新規掲載 Copyright(C)Aki.SAEGUSA
1997.6.1 一部変更