手順その1

 まず下絵を描きます(^_^)。私の場合、イメージを具体化するため、はじめにPPC用紙にざっと鉛筆描きでラフ(上)をとります。画面全体のデザインとか配色も大まかな部分はこの時点で決めます。

 それをトレスボックス(中に蛍光灯が入っていて、下の紙の絵を透かせながらトレースをするための道具。画材屋で売ってますが、高いので私はそーめんの箱で作ったのを使ってます(^^;)。ビンボくさ(^^;;;)。)を使ってデッサン修正しながら0.3mmの製図用鉛筆でトレスして本番の下絵(下)を描き、ペン入れします。

 私は下絵の主線をほとんどそのまま仕上がりの絵に使う「塗り絵方式」なので、線はなるべく丁寧に引きます(^^;)。また、オーソドックスな技ですが、描きながらトレスボックスの上でひっくり返してデッサン狂いを入念にチェックします。
 ちなみに使用する画材は、紙がアイシーのまんが用原稿用紙A4版(ペン先がひっかからなくてGood^^)、ペンはゼブラの丸ペン、インクはパイロットの製図用インク、ホワイトにはペンタイプの修正液を使います。ごくフツーのまんが描き道具っすね(^^;)。絵が大きいときはGペンを使います。ピグマの0.05mm、0.3mm、パイロットのHi-Tec-Cボールペンの0.3mmと0.4mmも併用してます。

 左図ではタオルの向こう側の女の子のボディラインが描かれていますが、これはタオルにボディラインを浮き上がらせるような描画をするため、意図的にこうしてあります(^_^)。

 これをスキャナで取り込みます。私は大体仕上がり寸法の2倍サイズで作業してます。今回の絵では元の画像は888pixel x 933pixelあります。大きい作品になると、作業時サイズが1500pixel x 2500pixelなんてこともありますが(^^;)。取り込んだら、「フィルタ↓ノイズ↓輪郭以外をぼかす」でゴミをぼかし、「イメージ↓色調補正↓レベル補正」で濃さを調整します。



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