投稿時間:09/02/01(Sun) 10:56
投稿者名:直人
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タイトル:Re: 赤面恐怖の神経症治癒について
この例を読んで患者はいったい何がどう治ったか、治癒とはどういう事を考えたいと思う
博士は「人前で顔が赤くなら無い様になったら、それは無恥堕落の人となり終りましょう」
と言われる、たしかにその通りだろう。
赤面などは本人の生理的現象であり、それを治さないとおれない心根に問題が有るのです
しかるに患者は赤面が治らないなら死をも選ぶとまでの決心をして悩み苦しんでいる。
この人の治癒は、本人が願望している赤面の除去では無いだろう、赤面に囚われていて
治さないとおれない、本人の治そうとする病気の治癒が必要でしょう。
即ち赤面しても治す努力をせず相手にせずに生きる時に心は流れ変化して行くでしょう。
彼の言う通り「じっと耐えて嵐の通り過ぎるのを待つ」でいいだろう。
だが森田博士も「容態を治すだけでなく、その人を治さなければならぬ」と言っているが
心の病気を治すとは、この彼が人生の成功者になる努力をして行く人にしないといけない
単に耐えて安楽に生きるだけでは無くて、その得た安心、安楽の自由な時間を使って
現実を真面目にしっかりと取り組み生きる人にしないといけないだろう。
彼の求めているのも、治癒して懸命に生きて成功者になりたい、その為に赤面を治したい
赤面を治すのは手段でしかない、その手段に挫折して死おも選ぼうとしている
目的は懸命に生き成功するに有る訳で、赤面を治さずに、そなまま努力してつかめばいい
赤面したまま放置して、現実の世の勉強なり仕事なりにしっかり取り組み成功すれば良い
一瞬も忘れない治す変へる努力が囚われを作り病気を作るのだが、これを中止すれば良い
そしたら心は他のことに向かうしか無い、心は目の前の現実を飛び跳ねるだろう。
彼も「成績は全科目が皆優になりました」と言っているが、これが病気治癒の結果だろう
「何か良い素質があるんだと自信を着々掴みかかります」と、心も開放発展しています。
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