投稿時間:17/12/23(Sat) 08:29
投稿者名:森田博士
Eメール:あるがままD
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タイトル:事件のをまっただ中に突入・・臨機応変の処置がとれる
生の欲望 P235
私の人生にたいする態度は、自分のほんとうの心を欺かず、生活においても、また生死の間に立つ場合においても、自分の心の「あるがまま」の事実に服従する、ということを心がけるようになった。そうなってはじめて、つくりものでないほんとうの勇気と自信が生れるものである、ということを知った。
たとえば、交渉ごととか談判とかをする場合にも、前もって自分が言おうとすることを考え、順序立てておいても、実際にそのことに当たって見ると、先方の出方によってこちらの予定はすっかり崩れてしまうことが多い。
このような場合、ただ当たって砕けるという態度で事件のをまっただ中に突入すれば、そこにおのずから臨機応変の処置がとれるものである。それは武道でいえば捨て身の態度であり、背水の陣である。
ことさらに自分で勇気をつけたり、自信をもとうとあ せったりする必要はない。そのときに臨んで、はじめて勇気と自信が湧いて出るのである。
ほんとうの勇気というものは、理論的な工夫によって得られるものでもなければ、外からくっつけられる ものでなければならない。それは、山に海に、社会人事に、あるいは白刃の下に、事実に当たって修養されたものでなければならない。
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