投稿時間:17/12/26(Tue) 05:52
投稿者名:森田正馬(高良武久)
Eメール:あるがままE
URL :
タイトル:煩悶はそのまま、抵抗的を心理を去って、事実服従の体験をえる
入院森田療法について(著書=対人恐怖の治し方P264)
治療の根本原理は、苦痛煩悶はその「あるがまま」に、これに直面没入させ、これを逃れようとか、
克服しようとか、紛らわせようとかの一切の抵抗的心理を去って、事実服従の体験によって気分
本位を脱却させ、同時に精神交互作用を遮断し、一方作業によって注意の外向化をはかり、即物
的態度を馴致させるとともに禎極的活動の自信を知らず知らずのうちに体得させるのである。
そしてかかる過程はたんなる説得によって実現されるものではなく、患者を一定の環境におい
て、適当な条件を与えることによって、患者の心境がこの条件に応じて自ら変化するような組織
の下に行われるのである。その間患者に日記を記載させ、その精神的変化に応じて言語的にも指
導するのであるが、積極的になれとか気を大きく持てとか、外向的になれとかの抽象的指導では
なく、できるだけ具体的に、実際に適する生活指導を行うのである。
- 以下は関連一覧ツリーです -
- ★ - 自然のままに従う(強迫観念の退治) - 森田博士 17/12/18(Mon) 06:45 No.43
- 実践で得る体験が総てだ - 直人 17/12/18(Mon) 07:01 No.44
- ありのままの私が人々の心に刻まれるでありましよう - 19才農家の娘 17/12/19(Tue) 05:55 No.46
- 天国の安楽を体験し、歓喜し、対人恐怖が全治 - 森田博士 17/12/19(Tue) 06:16 No.47
- Re^2: あるがままA - 直人 17/12/19(Tue) 07:50 No.48
- 認める時、努力が起こり進歩がある - 森田博士 17/12/20(Wed) 06:27 No.49
- 未練がましい思考に恥ずかしさ嫌悪が要る - 直人 17/12/20(Wed) 06:27 No.50
- 一切の抵抗的心理を去って、事実服従の体験 - 高良武久 17/12/21(Thu) 05:10 No.51
- 自己への思考を粉砕する時に治癒が訪れる - 直人 17/12/21(Thu) 05:11 No.52
- 事件のをまっただ中に突入・・臨機応変の処置がとれる - 森田博士 17/12/23(Sat) 08:29 No.54
- 自分にとって宝物であり、安楽な道を知り、自信に満ちて生きれる - 直人 17/12/23(Sat) 08:34 No.55
- 煩悶はそのまま、抵抗的を心理を去って、事実服従の体験をえる - 森田正馬(高良武久) 17/12/26(Tue) 05:52 No.56
- インターネットを通じて多くの人を治癒に導いた - 直人 17/12/26(Tue) 05:53 No.57