入門編 亀谷幼児体育研究所
運動嫌いな子、または運動の苦手な子が増えている?
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運動嫌いや運動の苦手な子が増えているのは事実のようです。 嫌いだ、苦手だというにはさまざまな理由があるでしょう。 したがって、そうしたすべての人に納得のいく答えを出すことはとても難しいことです。

私なりの答えを述べてみたいと思います。

まず、嫌いなら嫌いでいいのではないかということです。何でもできる子は稀にはいますが、それはあくまで稀なのです。運動以外に好きなこと、例えば、本を読む、絵を描く、ピアノを弾く、物を作る、友だちと遊ぶなどで目を輝かすときがあるというのなら、それを大切にしてほしいと思います。

でも、本心は運動を好きになりたいというのであれば、それなりのやり方はあるのです。

運動は好き、だけど苦手というケースの場合、こうした子ははじめに失敗という経験が多いようです。どんなに簡単なことでも、はじめのときに成功すると、次に失敗しても、以前に成功したからという気持ちから、落ちこむことなくがんばれるのです。

大切なのは成功体験です。 苦手な運動を克服できたときの喜びはいかがでしょう。 苦手であればあるほど、その喜びは大きいでしょう。今年の正月、6年生の女の子からの年賀状に「去年の運動会のとき、かけっこが初めてビリじゃなかったよ」とあったのです。運動が苦手な子でしたから、その嬉しさはストレートにこちらに伝わってきました。

できるようになりたいとの気持ちを強く持っていると、多少時間はかかっても、いい結果を得られることは多いのです。そして、中途であきらめない気持ちを持ち続けるためには、「正しいやり方をすること」「親や先生、友だちなど周りのサポート」が大事な要素になります。

運動を、豊かな人生を彩る大切なもののひとつと考えるなら、はじめはうまくできなくとも、繰り返しやってください。何度もやるというのができるようになる近道なのですから。

下手の横好きということがあるくらいですから、「うまくないけど、好き」というのは、とてもいいことのように思うのですが。

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