入門編 亀谷幼児体育研究所
親が教えてできるようにさせてみたら?
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逆上がりを教えよう
逆上がりは、相当な力を必要とする運動です。それだけに子どもにとってはとても難しい運動といえます。全国の幼児を対象とした逆上がりの調査では、6歳で逆上がりのできる子は50%強に過ぎません。それほど難しいものです。だからこそ一生懸命に練習してできたらどんなに嬉しいことでしょう。 親の手でできるようにさせてあげてはいかがでしょう。 しかも、できる子が6歳で半分程度であると考えれば気楽に挑んでほしいものです。 次の順にやってみてください。



 1.ブタの丸焼きをしてみます




 2.ブタの丸焼きをしながら額を鉄棒につけます




 3.前回りをします

はじめのうちは、逆手で鉄棒をつかんでください。手が離れると危険ですから。

前回り(逆手)
動画・前回り(逆手)
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 4.前回りの着地で音が出ないようにします

腕をしっかりと曲げて、おなかを見るように身体全体を丸くすると、着地で音が出ないようになります。着地で全く音が出ないようになったら、すぐにでも逆上がりができるようになるでしょう。


 5.補助具を使って逆上がりの練習

家に脚立やそれに似たものがあれば(台になるようなもの)、それを持って鉄棒のある公園にいきます。鉄棒の握り方は順手でも逆手でもやりやすいほうでいいと思います。できれば腕を曲げたままで脚立の段を何段か上がり、片足を蹴り上げ、おなかを鉄棒につけるようにまわります。

逆上がり(補助具あり) 逆上がり(補助具なし)
動画・逆上がり(補助具あり) 動画・逆上がり(補助具なし)
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泳ぎを教えよう

庭や公園などで水遊び、泥遊びをしてください。汚れることを気にしすぎて、きたないとか、汚れるといって経験させないと、せっかく砂遊びや泥遊びが子どもの創造性を育てられる大切な遊びなのに、それを活かせないことになってしまう恐れがあります。
3・4歳ころ自宅の風呂でシャワーが平気であれば、スムースに浮き、泳ぎに移行できるでしょう。では泳げるまでの流れを順に追ってみます。



 1. まず洗面器で顔を洗います


 2. 慣れてきたら洗面器に顔を少しつけてみます

はじめのうちは1回だけでいいでしょう。


 3. 洗面器での顔つけで数をかぞえます

「いち、にい、さん・・・・」。実は、3秒間顔をつけられるようになったら、すぐにでも浮けるようになります。


 4. 風呂でもプールでも、子どもが底に手をついて顔が
出せる深さ
でなければいけません

手を底につき身体・足は自然と後ろに伸ばします。その形で顔を水につけます。髪の毛が隠れるくらいまで顔をつけます。顔をつけたら、手をプールの底から放し、身体と手までが一直線になるようにします。手を上げたとき、一瞬からだは沈みますが、すぐに浮いてきます。これが浮きです。浮けるようになったら数をかぞえてあげて進歩の様子を子どもに知らせてください。
そこまでできたら、蹴のびです。これも数をかぞえてあげます。浮きの完成ということになります。

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亀谷正美著
聖公会出版 2006年
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