To Heart(サンテレビ 木曜24:35〜25:05:放映終了)

 最近アニメ関係の情報誌を買わないんでPSのソフトに入っていたチラシ見るまで知りませんで、危うく録り逃がすところでした(^^;。設定時期が夏休み明けということが一番気になるんですけど大丈夫でしょうか? オープニングの一部(桜が入っているシーンなど)が差し替えられているのはいいとしても、ドラマの中心にある『新学期の新しいクラスメイト&新入生』というシチュエーションがなくなってしまうんですよねぇ...心配だ(^_^;

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#1 新しい朝

 オープニングで思わずコントローラーを探してしまいました(^^;が、導入部のチビあかりでつかみはオッケーでしょうヾ(^o^;ぉぃぉぃ でもいきなり“リボンあかり”ということは“おさげあかり”は出ないんですね(;_;)泣くなって>をれ とりあえず学園モノとしての雰囲気は結構出ていた感じですので、今後各キャラにフォーカスをあてた場合にうまくまとめられるかどうかが楽しみですね。来週は個人的に結構思い入れのあるキャラ志保にスポットがあたるのでしょうか?


#2 放課後の出来事

 思っていたよりは志保スポットがあたった回ではありませんでしたが、それでも微妙な立場で明るさの裏にせつなさを隠した志保というキャラの一端が垣間見れた点はOKでした。あともう1エピソードあると「志保ってえぇ女やなぁ」と誰もが思ってくれるんじゃないかと期待しているんですが(^_^; 来週は“台本に果たして台詞が何文字あるのか心配な”芹香先輩ですねヾ(^o^;ぉぃぉぃ 


#3 陽だまりの中

 う〜む、囁き声にするぐらいならいっそ口パクだけにしといた方が良かったような気もしますが>芹香先輩の台詞 それにしてもあかりのいたいけな可愛さとでもいうべきものがジワジワと浸透しつつあるというか、他のキャラを喰いつつあるというか(^_^; 結局芹香先輩に友達が出来て良かったね、で済んでしまうお話になってしまったのが非常に残念です。本来なら冗談で口にしていた『家柄の違い』を真剣に悩むエピソードだったのにねぇ...で、来週は綾香姉御、じゃなくて(^^;“熱血格闘少女葵ちゃん”の回で、チラッと映った好恵先輩との試合シーンが結構期待できそうで楽しみですね。


#4 輝きの瞬間

 設定の変更に伴ってストーリーの方にもかなり手が入った回でした(ただしPC版との比較。PS版の葵ちゃんは未攻略(^^;)。確かに浩之との関係が薄くなった現在の設定では、坂下との勝負に勝つよりも負けて自立性を強めた方が納得いく感じですね。ただ時間の制限上だと思うのですが空手エクストリームの違いが明確に描き分けられていなかったのが残念と言えば残念(それとも見る人が見れば一目瞭然なのかな?)。坂下を驚愕させた蹴りの代わりにゲームに出てきた崩拳あたりを出せば良かったのでは?


#5 青い空の下で

 アニメならではの設定ということで、特定のキャラに依存しないエピソードでした...が、美味しいところはあかりがもっていったような気が(^_^; それでも各々のキャラがそれぞれの個性を活かした描かれ方をされていて、これまでの作品と比較しても見劣りしない出来だったと思います。特に玉入れでポテッと落ちてきた玉が頭に当たる芹香先輩がGoodです。次回は...おぉ、本田透@フルーツバスケットか!?(同じネタ何度も使うなよ(^^;>をれ)


#6 憧れ

 雛山理緒・・・か、可愛すぎるぞ(^^; PC版では貧乏お笑いキャラだったのにヾ(^o^;ぉぃぉぃ 何かもう少女マンガ、往年の『りぼん』路線をまっしぐらという感じでした。ちょっとした出逢いが芽生え、幾度かの偶然の重なりが心の中でを育てる。くぅ〜〜〜っ、いいねぇ(^_^) そして恋したが故に気づいてしまった自分と同じで見つめる少女と、彼の拠り所とでもいうべき少女、そしてそれが...無言で一人夕暮れの中を歩く理緒の心の揺れ動く様が最高でした。

 で、志保が感付いたようなのと対照的に浩之鈍感さはもう重罪ですね。あかりはこれからも気苦労が耐えないでしょう(^_^; ただ本来この路線はあかりが進むんじゃないかと個人的には思っていたので...どうなるんでしょうか?

 お、来週は琴音ちゃん。原作では新入生ということで導入部を構成しただけに、TVでは転校生か?


#7 揺れるまなざし

 前回は「出して良かった」と思えたのに対して、今回は「こんなんじゃ出すんじゃない!」と激怒したくなる回でした。スタッフは原作やってないのが丸わかりですね(やってたとしたら鳥頭か確信犯か)。琴音ちゃんの越えなければならない「不幸を予知」ではなく「超能力の暴走」だったはず。だからこそ原作では主人公が文字通り命懸け琴音ちゃんにぶつかっていくことが彼女の心を開くとなったわけですよ。単に予知しちゃうだけだったら小さい頃のうちに無口になってしまうだけですね。黙っていても周りを巻き込んでしまったからこそ、高校生になっても悩み続けていたはず。その辺の背景を完全に無視しちゃっているので全然話に説得力がなかったです。もしかしてあかりをメインに据えるための改悪だったのか?と思えるような出来でした。


#8 おだやかな時刻

 何気ない時間、ごく普通の会話、取り立てて印象に残るような事は何も起きなかったのに、一気に浩之あかりの関係に変化が訪れた感じですね。これまで無意識に過ごしてきた過去を、改めて意識することが二人の出発点・・・う〜む、#6に対抗するかのような『マーガレット』路線を突き進んでいますね(^^; それだけに見る側に少女マンガが流れているかどうかで賛否両論が出そうな感じだと思います。まぁ多少志保の役回りが無駄かなぁ〜とか、#1の感想でも書いたように“おさげ”に期待していた私にはTV版の理由は薄いなぁ〜(でも、あのあかりが理由をストレートに言う方がおかしいとも言える)とかありますが、個人的にはオッケーです、○です、Goodです(^_^; 

 ただ一言、「ガラステーブルはナマ足鑑賞のためにあるんだぞ>スタッフ」ヾ(^o^;ぉぃぉぃ


#9 心の在り処

 う〜みゅ、委員長のエピソードなんですけど予想外にも“イジワル三人娘”が健闘していたというか、原作のようなステロタイプではなくなった感じがありました。逆に委員長の方の『自分の居場所』を見失った理由というのが、ちょっと弱い風に感じられて...何か『中学生日記』を見ているようで、ちょっといい子とか、ちょっと悪い子はいるけれども、“相対的な”関係であって“絶対的な”ものではない世界・・・その微妙な感じがリアルでもあり、手応えの無さに繋がっている気がしました。

来週は...よっしゃぁ〜!! 真のヒロインマルチの登場ですヾ(^_^;ぉぃぉぃ


#10 夢見る笑顔

 「ただいま充電中」...よし!

 「うりゃりゃりゃりゃぁ〜〜〜」...よしよし!!

 「犬さん、犬さん、こんにちわ」...よしよしよし!!!

 マルチの健気で疑うことを知らない純粋さがVery Goodでした(200%贔屓目(^^;)

 あえて残念なところを指摘すると、マルチが掃除好きなのは「他のことで人間(浩之)に迷惑をかけてしまっていたので、とりあえず得意な掃除をやるようになった」というゲームでの背景が抜け落ちている点、充電時のマルチの手首が原作のようにロボットらしくなかった点、そのぐらいでしょうか?

 きちんと“犬さん”との会話で『ロボットがもつ必要のない“欲求”に興味をもった』点をえがいたおかげで、次回あたりに『本来は主従関係であるべき人間とメイドロボの間に友情(原作だと愛情(^^;)は生まれるのか?』ってあたりに突き進んでくれると嬉しいのですが。(というか、そのぐらいやらないと原作ファンは納得しないでしょう。原作と違い、マルチ編でエンディングを迎えるわけには行かないので、ある程度の時間的経過の必要な未来である再起動シーンはカットされるでしょうから。)

P.S.それにしてもマルチの充電ってえらい高速だな。そんな高性能なバッテリー系積んでいるんなら、ちゃんと電源管理しておけよといいたいところだが、多分「ずびばぜ〜ん(;_;) うっかり忘れてましたぁ〜byマルチ」ってオチだろうから一緒か(^_^;


#11 ぬくもりの瞳

 うん、TVシリーズの中の1作品としては、原作のTV表現不可能な部分を削ぎ落としつつも、なかなかの出来だったと思います。でも、『マルチ』のエピソードとしては駄作ですね。何故なら、このエピソードにマルチの必要性がまったく感じられないからです。今回のようなお話なら、単に純粋な心を持った外国人の転校生ってパターンでも十分可能だったのではないでしょうか?(そりゃ、レミィとかぶるかもしれないけど) 原作においてマルチのエピソードに欠かせないのが『避けられぬ永遠の別離』をどのように迎えるかだったはず。こんなに簡単にマルチが戻ってくるんじゃ、“卒業式”の盛り上がりは何だったんだ?って思いませんか? 最終的には戻ってくるにしても、マルチの未来の妹たちに託したと、現実の廉価版マルチとのギャップに、浩之が絶望に近いものまで感じたからこそ、マルチの再起動再会に感動があったと思っていたのに...TVじゃあこれれが限界なんでしょうか? それともスタッフにとっては原作の再起動今回の出戻りも同じなんでしょうか?

 来週は...そうそう、どうやら志保メインで最終2話を飾るらしいんで、個人的にも楽しみにしています。


#12 想いの季節

 うん,個人的に理緒ちゃんの回に匹敵するぐらいの出来だったと思います。これこそ志保の持ち味を活かしたストーリーです。「大切な親友」「気さくな友達」であった関係が崩れるとき,認めたくはなかった「恋敵」「好きな人」という現実を直視しなければならなくなるとき,志保が選ぶのはどんな道なんでしょう?

 当初期待していたマルチ編が失速というか墜落しちゃったので,続くラスト2話がどうなることかと心配しましたが,前編を見た限りではアニメ版の志保ストーリーの決着として十分見せてくれると期待できます。ゲームのPC版とPS版では18禁の有無が影響したのか,ラストシーンからの結末が異なりましたが,いずれも“志保らしさ”というところを失わずに見せてくれたので,アニメ版にもその辺を見失わないようにしてほしいです。

 それにしても徐々にあかり志保の不審な挙動に気付き始める雰囲気がいいですねぇ。今まで数多くの恋敵を排除してきたヾ(^o^;ぉぃぉぃあかりですが,最後の最後で一番の典型的な強敵“親友”の登場となって内心穏やかではないでしょう。

 う〜ん,いっそのこと驚天動地大どんでん返し志保エンディングにならんものか?ヾ(^_^;これこれ


#13 雪の降る日

 前回で薄々志保“クーデター(^^;”に気づいていたあかりが、様々な状況証拠や証言からその『裏』を固めて、遂に動き始めました。見舞いに来てくれた志保に直接「浩之ちゃんのこと、好き?」とたずねるという急襲によって、まずあかりがアドバンテージをとります。普通こういうシチュエーションになった場合、両者が沈黙してドローになる場合が多いのですが、あかりは何と「私は好き」と容赦のない第2撃を繰り出すことで、志保が気持ちを告白する『道』を断ち切って『退路』のみを残してしまいます。こうなっては志保に為すすべはなく、結果として撤退するのみとなってしまいました。自らが動いているようで、最終的には相手が自滅したようにみせかけるという実に狡猾な手ですヾ(^o^;ぉぃぉぃ

 残った後半は勝者“あかり”の為のエンディングといえるつくりで、これまでに出てきたキャラ(しかし何故にセリオが?)をそこそこ公平に扱いつつも最終的に美味しいところはあかりが持っていっておしまい...という感じでした。

 ギャルゲー原作のアニメにしては、結構頑張った作品じゃないかと思うのですが・・・如何せんアンチあかり派の比率&ボルテージを上昇させまくったような気がしないでもないのが心配です(^^;


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