スキャナの記憶

H25年に左側脳内出血になり、2,3日意識が無かったことでした。
気が付いた一番初めの状況は、自分が倒れていた意識もなく、ただ、近くにひとがいた場合、喜怒哀楽の表現を少しだけ表す状態でじた。
そして、1週間ほどたった頃、体が動かないのを、どうしても理解できない状態から、少しずつ状況を把握できるようになりました。
それから5年。自分で、30分から1時間、運動をすることができるようになりました。
言葉も、一年ほど勉強ほど続けるうちに、少しずつ話せる状態になつてきました。
しかしながら、今迄の記憶が上手く思い出せないのです。
PC(パソコン)も、病院のものを使わして頂きました。
ローマ字打ちが打てないのです。
何とも言えない虚しい気持ちです。
昭和37年に、アマチュア無線の免許証をもらい、41年に JA3LHU の局を立ち上げ(1度更新していたように思うが、思い出せない、)、逆L形アンテナを屋根上に上げて喜んでいたころをおもえば、なんと情けない有り様でしょうか。
しかしながら、引っ越ししたりしているうちに興味が他に移ってしまいましたが、何でもかんでも、それなりこ頑張っていた時代は、それなりに楽しい時間があったようです。

それらの記憶が、一瞬にしてなくなる、というか、全てが消えて、静寂の日常の中に生きていたのでした。
しかし、それが、2~3日すれば少しずつ痛みに変わってゆく。
物理的にも、精神的にも、痛みに変わっていくのです。

で、それらを少しずつ克服して、記憶を取り戻す勉強をし始めるわけです。
認知症などの様に、少しずつ記憶がなくなるのも地獄なら、突然、全ての記憶がなくなるのも地獄です。 


さて、以前からの付き合いと言うか、在職中からの付き合いのメンバーの友人4人で、退職後も、月1回の飲み会のをしておりました。
ところが、5年前の脳出血で中止となりました。

とにかく、付き合いが多く、現役時代は仕事の付き合いが中心であったが、仕事を卒業してからは、邦楽(尺八をはじめ、絃等の付き合い)や、ジャズバント(30人前後のビック?ジャズバンドで、プロ級のメンバーの中、1人下手なベースが入っていました)をしていました。

邦楽では、横山勝山先生の合宿や大阪に来られたた時の行事に参加し、山本邦山先生のレッスンには、休まず通いました。
思い出と言えば、横山先生が、茨木に来られた時にの事ですが、絃の I 先生の演奏会の後、その当時は日航ホテルだったかのホテルで真夜中まで酒を飲みあかし別れた朝に、阪神淡路の大地震で、後で聞いたところによると、1週間位岡山の実家に帰れなかったそうです。気になるが、会社にいかなければならないので、そのままになりました。
また、山本先生は仕事が終わってから、服部のN先生の家き行き、レッスンするのてすが、いつも時間が遅いので、私が最後、その後は、N先生を中心に、山本先生、絃先生と私の4人で新大阪の飲み屋に行き、いつも楽しい時間を過ごしましたね。

丁度、ボランティア活動でジャズをしている、グループの仲間の奥さん(絃の師匠)の練習の時に、尺八で参加させてもらっていまして、が、その時に脳出血で倒れてしまいったのです。
丁度、ジャズバンドの演奏が、日曜に迫っていた時に倒れてしまい、皆さんに連絡をする事も出来ず、申し訳ありませんでした。


ま、その時はみんなは、もうダメだろう、と思っていました。

それを、どういう事か、いま、1時間くらい歩ける様になり、月1回の吞み会も参加できるまでになりました。(初めは、付き添いだった嫁さんも、参加させて頂きます)

それにしても、5年の間に、世間は変わるものですね。
竜宮城から帰つてこれたしぶといおじいちゃんが、びっくりした、変化しているものひとがに、高層ビルがありますね。
それも1棟や2棟ではありません。繋げて
ちょつと離れたところを中心に、超高層ビル都市の中にいるようです。
そうすると、高層の階からの移動を考えると、下側に降りて地上を移動して、別の高層まで行き、その高層ビルを、上層部へ移動する、なんて無駄なことを考えるよりも、「ドローン飛行船・自動車」と言うものを考えて、ビルからビルの屋上間を移動すると、随分人間の行動が楽になるはずです。
勿論、動力を使い、人間のいる空間をコントロールするのてすが、もし、エンジンが止まってしまつた時は、飛行船で、最低限の浮力を使って地面に着陸します。また、車は、まだ、繋がってはいません。
平面駐車場で、ドローン・飛行船と車とを分けて、ま、人間空間だけが共通している事になります。
高層ビルを離れる時は、人間空間だけが自動車に引き繋がって、広い土地を走ることで、役割を考えなければならないように思います。
そんなことを考えていると、まだまだ死ねないですね。

 そうこうしているうちに、R2年になり、嫁さんが病気。
病気が治ると同時に、新型コロナウイルスが流行りだし、何か暗い世の中になりましたね。
新型コロナウイルスと言ってみても、最近の世の中は、前年度と同じく、異常な気候の連続で、世の中の生物も、大きく変化しはじめているのではないだかろうか、と思います。
 国の予算も新型コロナウイルス予算。丁度、今までの借金も含めてインフレにして帳消しにするつもりですか?


続く

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