馬場 英次


<小国町>

☆先進地視察におけるテーマ

○なぜ、小国町は、まち・人づくりに成功したのか?
・宮崎町長が町民の反対を押し切ってまで「ゆうステーション」を建築。それが町外に認められ町民が動き出したのか?
・細川元知事の「熊本日本一づくり運動」の中、町民にそれなりの意識があったからなのか?
・これが当初から市民グループの提案であったならどうなっていたのか?
○各イベント・施設などの予算はどうなっているのか?

☆テーマに対する答え

○まさに、宮崎町長の斬新な発想が功を奏したということであった。ハード面で町外に印象づけ認められ、町民が動き出した。
 それは、細川元知事の「熊本日本一づくり運動」とは関係がないようであった。
○イベントの予算は年間2000万円あるらしい。

☆視察を終わっての感想その他

 小国に到着してまず驚いたのが、本当に田舎の町であるということ。そして、「ゆうステーション」他ハード面を十分に利用して人づくりを成功させている。役場を見てまたビックリ、まさに行政があって町民ではなく、町民があっての行政というのを作り上げている。現在「土地利用計画」を六地区の住民がそれぞれの地域づくりのために、施設だけでなく、生活環境の向上と人づくりを進めているらしい。町民全体に、まちづくり・人づっくりの意識と意欲が感じられた。

<山鹿市>

☆先進地視察におけるテーマ

・八千代座保存運動の盛り上がりは、小国町と同時期。やはり「熊本日本一づくり運動」の時、県全体にそういう意識があったのか?
・八千代座復興から9年、市民のまちづくりの意識はどう変化したか?

☆テーマに対する答え

○小国町と同じく、「熊本日本一づくり運動」とは関係なく、住民のパワーであった。そして、それを逆に利用して重要文化財を取り付けたらしい。
○市民の意識が点から線へとつながり、面へ向けての途上であるが、小国町とは対照的に、行政が後手に回り、意識改革されていないのが印象的であった。

☆視察を終わっての感想その他

 山鹿市の魅力を一言でいえば、八千代座でも街並みでもなく、二日間熱心に私たちを案内してくれた、城さんである。あの情熱とまちに対する想いは、どこから生まれてくるのであろうか。やはり「魅力のあるまち」には「魅力のある人」がいるのである。私自身、今は「微力」であるが「魅力」のある人に成長できるよう、頑張りたい決意です。