ブーマー


<小国町>

☆先進地視察におけるテーマ

面白い建物を建てたり、町に色々な芸術家が移動してきたりというだけで、まちづくり運動が進んでいるとは言えないと思います。町民の皆さんも含めて、まちづくり運動をしなければならないと思います。ということで、小国町のまちづくり運動の中で、どのように町民の意識を高めているかということを調べて、私が働いている五條市でやっていきたいと思います。

☆テーマに対する答え

 江藤さんのお話を聞いて、どのように小国がまちづくりに対しての意識レベルを高めたかを知ることが出来た。市民の、自分たちのまちに対する意識を高めるために積極的に働きかける代わりに、市の企画とまちづくりの主導権を市民に委ねた。一つの例として、市は、2010年までに土地利用計画を実施するということ。別の例としては、小国町民プランニングシステムである。このグループは、市民と若い官僚が一緒になってまちを作っていくというものである。このグループについてもっとも面白い点は、彼らは、自分たちがやっているほとんどすべてのことをコントロールできるという点である。このような方法で木魂館は、デザインされ作られた。このような市のプランニングという重要なポジションを彼らに任せるということは、彼らのまちにおける一種の誇りを与え、市民のまちづくりに対する意識レベルを高める。それから、木魂館の館長が市の官僚でなく、一市民であるということは、素晴らしいことであると思った。

☆視察を終わっての感想その他

 この視察を通して学んだもっとも大切なことは、市民が自分たちでまちづくりを行っているということである。もし行政が市民にああしろ、こうしろと指図したならば、行政と市民の間にある親子関係からの脱出が不可能になってしまう。現在私は、行政に携わるものとして、もし市民が行政のためにまちづくりへの夢が果たせなくなった、という苦情を聞いたならば、とても残念に思うだろう。もう一つ、感銘を受けたことは、環境保護や自然保存を小国の阿蘇一帯に取り入れているということである。森林に対する視点から、植林された森林を自然の森林に戻してやるということは、五條にとっても、時期的にあった課題ではないだろうか。私は、城さんが言われていたように、、森林開発についての考えを、九州だけでなく、全国各地の田舎町に当てはめて考えていくよう、心に留めておくべきであると思う。

<山鹿市>

☆先進地視察におけるテーマ

八千代座を見て、建物はどんなに古くても、現在も使えるように修復することが出来るんだということを知った。(五條において、どのように公共に使用するための建物を得ることが出来るであろうか)

☆テーマに対する答え

 八千代座は、それを維持していくのに経済的に困難になった所有者が、市に寄付したものである。劇場として、八千代座は今でも色んな興行に使用されている。その為、今風に修復されていない。五條を見てみると、もし新町の古い建物を公共に使うものとして得ることが出来れば、内装を家用に修復するのではなく、何か別のものにした方がいいと思う。

☆視察を終わっての感想その他

 山鹿市においては、行政によって建てられたプラザファイブと、市民の手で作られた八千代座を対照的に見ることが出来た。最後にもう一度、市民に、まちづくりだけでなく、市の企画もさせていくことに重要性を感じた。