堀川 なおみ


<小国町>

☆先進地視察におけるテーマ

・ゆうステーション、林業総合センター、小国ドーム、木魂館の利用状況や、利用するにあたっての金額的なもの。

☆テーマに対する答え

 利用状況はすべての施設に対してとってもうまくいっている、ということでした。町民皆がそれを利用していました。木魂館一つを取ってみて考えますと、昼のそれは観光の人々が訪れる観光資源になっています。しかし夜は、町の人たちが集えるスペースになっているとのことです。すべてのところで言えることが、町民がプランして作ったこのまちの施設は、町民のためにあって、それを観光客が一部間借りをしているようでした。それを見る私たち観光客は決して不快ではなく、生き生きと生きているこの町の施設を見ることにより、また、そこの町民の人たちとふれあうことにより、とても良い気分でこの小国町を出ていくことが出来ました。

☆視察を終わっての感想その他

 小国ドームで伺った話の中で、ここを利用するバレー部やバスケット部の子供たちの、そのクラブが強くなっていったということです。それはよく見学者のいる前で見られながらクラブ活動を行うと言うことが、その理由とのことでした。そんなことが町のすべてで行われています。自分たちで使うところが、みんなの注目を集めていること、そのことで自分たちに自信が生まれ、自分たちの行動に誇りを持て、それが次につながっていきます。本当にステキなまちを見た気がします。

<山鹿市>

☆先進地視察におけるテーマ

・八千代座の利用状況や、利用するにあたっての金額的なもの。
・八千代座の今までに行った公演名・観客動員数。一般人(個人・演劇団体・学生演劇クラブなど)の後援にも開放しているのか?

☆テーマに対する答え

 八千代座も数千円くらいの使用料で使えると聞きました。ただし、昔の芝居小屋なので、使用する難しさがあるようです。その難しさより、八千代座があること、そしてそのプレミアムにより、難しさが逆に前向きにトライしていることになり、大きなプラスになっているようです。800〜1000人が入る小屋ですので、少し大きな後援をしているようです。代表的に板東玉三郎公演は初めは3回だったのですが、今年は10回になっているらしいです。それ故動員数は増え、平成6年では34971人ということです。(有料見学者)また、一般にも開放しているようです。私たちが訪れたときは、ママさんコーラスの発表会のリハーサルをしていました。

☆視察を終わっての感想その他

 一つのまちづくりの keyとしての八千代座。そのもののみの持っている意味と言うよりその他の大きな波及効果があるように感じられました。五條の中に私にとっての keyを捜し、八千代座に関わっている人のように、その私の keyと一緒に五條のまちを愛して育んでいきたいと思います。