上田井 朗


<小国町>

☆先進地視察におけるテーマ

小国町としての「街並みデザイン」の現状と課題、その対応について

☆テーマに対する答え

 各施設が点在しており、市街地における「街並みデザイン」にはまだ至っていない状況だったと思う。しかし、小国ドーム等で使われている木や金属屋根の手法・デザインが周辺の建物に見受けられた。今後これらの建物群が街並みに与える影響は計り知れないものがあると思う。

☆視察を終わっての感想その他

 小国町のまちづくりは、市民がいかに楽しみながら行政にアプローチしたかという、好事例だと感じた。

<山鹿市>

☆先進地視察におけるテーマ

八千代座を中心とした「まちづくり」の今後の展開

☆テーマに対する答え

 実際に八千代座を見て、「素晴らしい」の一言だった。一度は閉鎖された明治時代の木造建築物が芝居小屋として再び機能して、建物自身が持っている魅力を全く失っていないのである。しかしこれらはすべて桟敷会及び周辺住民の尽力の賜物であることは間違いない。山鹿市はあらゆる面で五條市と共通する問題を抱えていると思うが、この八千代座を蘇らせた力が、それらの問題を解決させるのに十分な資質を持っているように感じた。

☆視察を終わっての感想その他

 まちづくりを考えるとき、一人の人間がどれだけのことを出来るのか、とても無理なものだと思っていました。今回の視察を終えて、それは間違いだと感じました。一人の情熱が、それを理解する多くの人の輪が様々な形を取って、人を、まちを、作っていくのだと痛感しました。今後まちづくりを考えるとき、何が大事なのか、私の中に何かを投げかけた視察だったと思います。