第2小委員会報告


(1997-5-6)

 第2小委員会は食にこだわってみました。由布院の案内本を見ていても、意外と食に関する案内が多く、「こだわっている」という言葉が多く見られるように思いました。町に出て歩いてみると、発見しました、「こだわりのとうふ」。自然の材料を使い作られたと書かれた看板の店先には小さな冷蔵庫の中に所狭しと置かれた豆腐や惣菜がありました。味はしっかりした堅さの豆腐で、少し甘みも感じられ、水分も程よく、美味しさもまあまあ。中には変わり種で、「豆腐の酢の物」と「おからの酢の物」があり、近くのホテル等で出されており、これは美味しいな、と思ってしまった。

 また、風変わりな店が何軒かあり、その中の一軒は、古い民家をそのままお店に使い、古びた雰囲気を活かしてメニューもわざとひらがなだけで和紙にまとめていました。店の中には、地でとれた野菜・木の実・果物の酒が並び、一口飲んでみてすごく美味しいものもあれば、変わった味(その材料そのものの味で、酒の味がしないくらい強い匂いのもの)のものもあり、すべてが美味しいとはいえないけど、変わったものを飲みたい人にはバッチリ。でも食は美味しい豆腐が変わった形で出されて、とても美味しかったことを覚えています。とりあえず、町の中には様々な店がポンポンと並び、つながりの無さがまたいいのか、作為的に建っているのか、歩くものにとっては興味が湧きますね。食事はしっかり食べるというより、ちょっとおなかを大きくするという雰囲気の店が多く、その店の「こだわり」が強く出ているのが特徴。一つとして同じ雰囲気がなく、「食」も楽しめたかな、と思える半日でした。