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施工計画書に作成時に盛り込む項目等

01 総合仮設
02 杭地業工事
03 山留工事
04 土工事
05 地業工事
06 型枠工事
07 コンクリート工事
08 鉄筋工事
09 鉄骨工事(現場施工)
10 組積工事
11 防水工事
12 石工事i
13 タイル工事
14 金属工事
15 木工事
16 金属製建具工事
17 左官工事
18 塗装工事
19 内装工事

1.総合仮設

1)一般事項
a.総合仮設計画方針
当工事の工事全般にわたる現場管理のやり方、および施工計画上の基本的な考え方を記述する。
b.工事概要
構造、規模、着工日および完成日、地名、地番.用途地域、防火地域などを記述する。
c.管理体制
請負者の現場組織および社内検査組織を組織図で示し、各担当者の業務を記述する。
d.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
e.準拠参考資料
JIS、JASS、騒音・振動規制法、道路交通法、労働安全衛生規則等、計画書作成にあたり参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
a.安全管理体制
各設備請負者も含めた安全対策のメンバー組織図を記述する。
b.安全打合せ会・安全パトロール等
打合せ会内容、頻度、構成メンバーなどを記述する。
c.防火・消火設備
消火器の設置位置等具体的に記述する。
d.漏電・感電対策
各機器配線類の点検時期および、責任者名(有資格者)等を記述する。
e.墜落防止対策・安全通路
状況に応じて記述する(工種別施工計画書の中で、具体的に記述する)。

3)工事環境整備
a.敷地測量
測量の内容、方法を記述する(境界標石、隣接道路を含む)。
b.付近建物、工作物調査
調査方法、記録方法、調査範蹄などを記述する。
c.架空および、埋設物調査
敷地内外の各設備の配管・配線の調査内容、調査範囲、工事に支障のある場合の措置方法などを記述する(ガス・給排水・電話・下水・電線)。
d.騒音・振動・防塵等の対策
立地条件・近隣環境を考慮し、騒音・振動・防塵などの対策を立案するにあたっての考え方を記述する。できれば、目標数値・測定方法・記録方法などを記述する。

4)工程管理
a.工程表
作成する工程表の種類(管理工程表、月間工程図表、週間工程図表、工種別工程図表など)と提出時期を記述する。
b.工程打合せ会
打合せ内容、開催頻度、構成メンバーなどを記述する。
作業時間、日曜・休日の就労について記述する。
c.作業時問、休日、就労

5)仮設建物・その他
a.監理者および請負者事務所
特記仕様書確認のうえ、配置および平面図を図示する(仮設計画図)。
b.その他の仮設建物
便所、倉庫、作業場、休憩所、警備員詰所などの配置を図示する(仮設計画図)。
c.工事用電気
仮設として使用するキュービクル、分電盤などの設置について記述する。
d.工事用給排水
仮設として使用する給排水の引込みおよび排水位置などについて記述する。

6)仮設物
a.足場、桟橋
@ 外部用一般足場
配置・材料・構造・躯体との連結方法・手すり等を図示する(仮設計画図)。
A 外部用特殊足場
地階・ドライエリヤ・煙突・庇下等上記にならい図示する(仮設計画図)。
B 内部用特殊足場
階高が高い場合に設けるステージ、階段室等上記にならい図示する(仮設計画図)。
b.仮設道路・洗車場
位置、大きさ、構造などを図示する(仮設計画図)。
c.乗り入れ構台
設置目的、期間などを記述する。
@ 配置および構造
配置、幅員、構造(部材寸法)、手すりなどを図示する(仮設計画図)。
A 施工方法
使用機械の機種(トラッククレーン)、支柱の打設工法、引抜き工法、柱脚部の止水処理等を記述する。
B 強度計算
作業条件を考慮し、部材の強度、支柱の支持力等を算定する(別途提出)。
d.置構台
乗り入れ構台にならう。

7)安全設備
a.仮囲い・門
特記仕様書確認のうえ、配置・高さ・構造を図示する(仮設計画図)。
b.金網・シート張り
特記仕様書確認のうえ、配置・材料を図示する(仮設計画図)。
c.落下防護棚
特記仕様書確認のうえ、配置・材料を図示する(仮設計画図)。
d.スラブ開口養生等
墜落防止用手すり、材料などを図示する(仮設計画図)。
e.その他
必要に応じ、バリケード等の設置を図示する(仮設計画図)。

8)揚重設備
a.躯体用
設置目的・機種・性能を記入し、配置・据付方法などを図示する(仮設計画図・カタログ添付)。
b.仕上げ用
設置目的・機種・性能を記入し、配置・据付方法などを図示する(仮設計画図・カタログ添付)。
c.その他
工種ごとに臨機に使用するトラッククレーンなど(鉄骨建方用など)は、各施工計画書に記述する。

9)建物位置の決定
ベンチマークの設置場所、なわ張り、やりかたの方法を記述し、基準墨の逃げ芯を図示する。
                   


2.杭地業工事

1)一般事項
a.工事概要
杭種別、大きさ、本数、施工工程等杭地業工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
誘導員の配置計画、現場内外への危害などの防止策等、杭地業工事の作業上における留意点を記述する。

3)材  料
a.材 料
既製杭、鉄筋、コンクリート、ベントナイト等の仕様を記述し、カタログを添付する。
b.搬 入
材料搬入計画、材料置場などを記述する。

4)施  工
a.使用機械
主要機械の能力および台数を記述する。
b.施工方法
杭建込み・打設方法、コンクリート打設方法、打設順序等、各杭種別ごとの施工方法を記述する。
c.試験杭
試験杭を行う場合の施工手順、記録方法などを記述する。
d.杭頭処理
杭頭処理方法について記述する。
e.溶 接
溶接継手方法、溶接に従事する人を記述し、資格証明書を添付する。

5)管理目標値
杭の精度、溶接継手精度などについて、管理目標値を定め記述する。

※参考
杭精度
・既製杭 位置 水平方向100mm以内
・現場造成杭 位置 水平方向100mm以内
 直径(D) −3% +なし
 溶接継手開先ずれ 2mm以下

6)施工結果の確認方法
 確認項目、確認者、確認方法、確認時期、杭芯ずれがあった場合の処置方法等を記述する。

7)記  録
 杭打ち記録、杭偏心記録などの書式、報告書提出部数、記録写真撮影個所等を記述する。
                  

3.山止め工事

1)一般事項
a.工事概要
山止め壁・支保工の種別、施工工程等山止め工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の措置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
安全通路、敷地内外への危害などの防止策等、山止め工事の作業上における留意点を記述する(安全計画図)。

3)工  法
a.工法の採用理由
土質性状、近隣条件などを具体的に示し、山止め壁・支保工の工法採用理由を記述する。
b.計画図
計画平面、断面、詳細を図示し添付する(施工計画図)。

4)使用材料
山止め工事に使用する材料の材種、形状、寸法などを記述する。

5)施工方法
打設および設置方法、使用機械などを具体的に記述する。

6)管理目標値
山止め壁の建入れ精度・頭部変形、隣地地盤沈下など管理目標値を定め記述する。
※参考
建入れ精度(親杭・シートパイル・ソイル柱列)
近接工法 1/400以内
一般工法 1/300以内

7)施工結果の確認方法
碓認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法等を記述する。

8)山止め計算
a.山止め壁、支保工の算定
側圧、応力、部材断面、変形・根入れ長さなどを算定する(別紙にて提出)。
b.その他の計算
ヒービング、ボイリング、建物の浮き上りなど、必要により計算し、検討する(別紙にて提出)。

9)計測管理
a.計 測
計測項目、測定方法を記述する。
b.記 録
記録および、報告書の書式を示す。
                  


4.土工事

1)一般事項
a.工事概要
根切り工法、深さ、面積、盛土、切土高さ、排水工法、施工工程等土工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に、疑問が生じた場合の措置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
誘導員の配置計画、現場内外への危害などの防止策等、土工事の作業上における留意点を記述する。

3)根切り
a.根切り計画
根切り工法および工法採用理由、根切り量、使用機械の能力および台数を記入し、施工順序、余掘り幅などを図示する。
b.床付け
床付け部分の掘削方法、手掘り厚さ等を記述する。
c.安全に対する検討
土質により、ヒービング・ボイリングに対する検討の要否について記述する。
d.管理目標値
根切り深さの精度等について管理目標値を定め記述する。
※参考 根切り深さ精度  ±30mm

4)残土処分
残土処分量、ダンプ使用台数、処分場所および現場からの距離等を記述し、位置図を添付する。

5)埋戻し・盛土
a.土 質
特記仕様書確認のうえ、根切り土・貫土の種別・採取場所等を記述する(買土の見本品提出)。
b.工 法
埋戻し方法・締固め方法・使用機械等を記述する。

6)排  水
(地下工事がある場合は、山止め工事の中に記述してもよい。)

a.排水計画
地下水の性状を説明し、排水工法の採用理由を記述する。
揚水井の位置、排水経路、沈砂層の位置等を図示する(排水計画図)。
b.排水量の算定
地盤調査報告書を参考のうえ、排水量を算定する。
c.安全に対する検討
建物の浮き上り等の検討を行い、水位低下量・排水の撤去時期等を記述する。
d.施工方法
排水工法の施工方法を記述する。

7)施工結果の確認方法
確認項目・確認者・確認方法・確認時期・目標値からはずれた場合の処置方法等を記述する。

8)記  録
チェックシート書式、残土処分記録表、買土記録表を示し、記録写真撮影個所等を記述する。
                   


5.地業工事

1)一般事項
a.工事概要
範囲、種別、厚さ、施工工程等地業工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および、下請負者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の措置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
現場内外への危害などの防止策等、作業上における留意点を記述する。

3)砕石・砂利地業
a.使用材料
産地等を記入し、規格を証明する資料を添付する。
b.施工方法
敷均し方法、締固め方法、使用機械等を記述する。

4)捨てコンクリート地業
a.使用材料
コンクリートの仕様を記述する。
b.施工方法
打設方法、型枠の施工方法等を記述する。

5)管理目標値
厚さおよびレベルの精度について管理目標値を定め、記述する。
※参考
・捨てコンクリート天端許容値 +5〜−15mm
・砕石、砂利厚み +10〜−15mm

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法等を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影個所等を記述する。
                  


6.型枠工事

1)一般事項
a.工事概要
各部位ごとに使用する型枠の種別、数量、施工工程等型枠工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を示す。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
電動器具使用上の注意点、材料の飛散、落下防止策など型枠工事の作業上における留意点を記述する。

3)材  料
a.使用材料
使用する材料について記述する。

4)施  工
a.コンクリート躯体図の作成
コンクリート躯体図作成にあたっての留意点を記述する。
b.墨出し
墨出しにあたっての留意点を記述する。
c.組 立
組立の施工方法および部位詳細図を記述する。
d.転用計画
型枠を転用する場合の計画について記述する。
e.側圧および支保工の検討
計画している材料の側圧および支保工の安全性について計算、検討し記述する。
f.解 体
各部位ごとの存置期間、コンクリート強度の確認方法、および支柱の盛替え等について記述する。
g.埋込み金物
タラップ、インサート、サッシアンカー等の金物の取付け要領について記述する。

5)管理目標値
型枠、組立精度、取付け金物精度等について管理目標値を定め記述する。

※参考
・柱、壁建入れ精度 一般 1/500以下
          打放し 1/750以下
・スラブ水平精度 ±10mm以下
・内壁開口位置 ±3mm

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法等を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を記述する。      


7.コンクリート工事

1)一般事項
a.工事概要
コンクリート種別、階別打設数量、施工工程等、コンクリート工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
運搬車の誘導、コンクリートの飛散防止等、コンクリート打設時における第三者への危害防止策等を記述する。

3)材料および配合
使用するセメント、骨材、練混ぜ水、混和材、および調合強度の算定、スランプ、水セメント比、単位水量、単位セメント量、空気量等、別途「配合計画書」により提出する(配合計画書提出)。

4)製  造
a.レデーミクストコンクリート製造工場
製造工場および製産能力を記入し、レデーミクストコンクリートのJIS表示許可証を添付する。2以上の工場を使用する場合は打設個所を明記する(同一打込み工区では、2以上の工場のコンクリート打込み禁止)。
b.技術者の確認
工場におけるコンクリートに関する技術者の氏名を記述し、証明書を添付する(コンクリート主任技士、コンクリート技士、技術士、建築士、建築施工管理技士)。
c.運 搬
現場までの距離および練混ぜからコンクリート打設までの時間を記述する(1時間30分以内)。
d.試験練り
試験練りを行う種別を記述する。
e.品質検査
荷卸し地点におけるコンクリートの品質管理検査の要領を記述する。

5)打込み
a.運 搬
現場内におけるコンクリートの運搬方法、および使用機器、注意事項について記述する。
b.ポンプ車の配置
ポンプ車、運搬車の配置を図示する(コンクリート打設計画図)。
コンクリート圧送技士の確認(証明書添付)。
c.打設順序
打込み区画および打込み要領を記述する。
d.打設および締固め
打設および締固めの方法、使用機器、数量、人員、配置を記述する(打設計画書提出)。
e.打設時間
単位時間当たりの打込み量、中断時の処置について記述する。
f.打継ぎ
打継ぎの処理方法、目地棒の種類等について記述する。
g.降雨、降雪の処置
コンクリート打設中における異常事態についての臨機の対策を記述する。

6)仕上り
a.床スラブの仕上り
床仕上げの種別ごとによる仕上げ方法、使用機器を記述する。
b.打込み欠陥部の補修
型枠取りはずし後の欠陥部の補修方法を記述する。

※参考
打込み欠陥部とその補修方法の例
打込み欠陥部補修方法
じゃんか・空洞、表層のはく離 モルタルまたはペーストをコテで塗り押さえる。欠陥が著しい場合は、はつった後モルタルを充てんする。
コールドジョイント ペーストをはけ引きまたは布引きとする。欠陥が著しい場合は、樹脂注入、またはXカットのうえ、ポリマ−セメントモルタルの充てんなどを行う。
表面の凹凸 凹凸はモルタルまたはペーストで埋める。凸部ははつりとるかまたは研磨する。
気泡 ペーストをすり込む。

7)養  生
散水養生、養生温度、耐衝撃養生の方法および期間を記述する。

8)管理目標値
・調合管理値
・コンクリート部材の位置および断面の寸法許容差、コンクリート表面の仕上り状態等について管理目標値を定め記述する。

※参考
コンクリート部材の位置および断面の寸法許容差の標準値(mm)
基準墨から各部材までの距離 ±15
柱・はり・壁の断面寸法 −5〜+15
床版厚さ(不良率5%以下) ± 7
貫通穴などの位置(スリーブ) ± 5

コンクリートの仕上りの平たんさの標準値
コンクリートの内外装仕上げ 平たんさ
(凹凸の差)(mm) 参   考
柱・壁の場合 床の場合
仕上げ厚さが7mm以上の場合、または下地の影響をあまり受けない場合 1mにつき
10以下 塗  壁
胴縁下地 塗  床
二重床
仕上げ厚さが7mm未満の場合、その他かなり良好な平たんさが必要な場合 3mにつき10以下
じか吹付け
タイル圧着 タイルじか張り
じゅうたん張り
じか防水
コンクリートが見えかがりとなる場合、または仕上げ厚さがきわめて薄い場合、その他良好な表面状態が必要な場合 3mにつき7以下 打放しコンクリート
じか塗装
布じか張り 樹脂塗床
耐摩耗床
金ごて仕上げ床

スランプ・空気量の許容量
種別  許容差
スランプ(cm)18を超えるもの
18以下のもの ±1.5
±2.5
空気量 (o/vL) ±1.0

9)施工結果の確認方法
管理目標値等に対する確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

10)品質管理・検査
a.まだ固まらないコンクリートの試験
試験項目、試験方法、試験回数を記述する。

b.強度試験
供試体の摂取方法、回数、個数、養生方法、養生温度、試験場所、不合格となった場所の対処の仕方等を記述する。
c.比重管理
軽量コンクリートの比重管理方法を記述する。

11)記  録
チェックシート書式を示し記録写真撮影個所等を記述する。

12)その他
その他の特殊コンクリートについても上記にならい記述する。
                    


8.鉄筋工事

1)一般事項
a.工事概要
種別、数量、施工工程等鉄筋工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
鉄筋組立、圧接作業など鉄筋工事の作業上における留意点を記述する。

3)材  料
a.使用材料
使用する鉄筋、スペーサーについてメーカー等を記入し、規格証明書を添付する。

4)施  工
a.加 工
@ 鉄筋加工図
各部位ごとの加工方法、かぶり厚さ等を記述する(鉄筋加工図)。
A 鉄筋加工場
鉄筋加工場、加工機械等を記述する。
b.組 立
@ 鉄筋組立の基本事項を記述する。
A スペーサー
基礎梁、受架台、スペーサー、バーサポート、かんざし筋の位置等について記述する。
B さし筋
さし筋の要領について記述する(さし筋図)。
C 足場
鉄筋足場の設置計画および要領等について記述する。
c.圧 接
@ 圧接機械
使用する圧接機械を記述する。
A 圧接工の確認
技術者の氏名を記述する(技量資格証明書)。
B 施工方法
圧接の施工方法について記述する。

5)養  生
コンクリート打設時における鉄筋の養生および、乱れ防止策等について記述する。

6)検  査
材料抜取り検査、配筋検査、圧接検査の要領および不合格となった場合の処置について記述する。

7)管理目標値
鉄筋の加工、精度、組立精度、圧接等について管理目標値を定め記述する。

※参考・加工寸法の許容差

加工寸法の許容差の標準値
各加工寸法 許容差の標準値(mm)
あばら筋・帯筋
上記以外の鉄筋
加工後の全長  ± 5
± 15
± 20

・圧接 圧接面相互のすき問 3mm以下
圧接部の径 1.4倍以上
軸心のくい違い 20%以下

8)施工結果の碓認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処理方法を記述する。

9)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影個所等を記述する。
                   


9.鉄骨工事(現場施工)

1)一般事項
a.工事概要
各節ごとの建方数量、施工工程等、鉄骨工事(現場施工)の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
建方等、現場施工の作業上における留意点を記述する。

3)アンカーボルト埋込み
アンカーボルトの埋込み方法および詳細図を記述する。

4)建方計画
a.建方作業手順
部材選定からワイヤーはずしまでの作業手順を記述する。
b.建方人員計画
各節ごとの人員計画について記述する。
c.使用機械
使用する機械について記述する(カタログ添付)。
d.建方順序
各節ごとの建方順序を記述する。
e.柱・梁の建方
柱・梁の建方計画について記述する。
f.仮ボルト締め
仮締めの要領について記述する。
g.天候に対する処置
建方作業における天候および建方中の対処方法について記述する。

5)仮設計画
各節ごとの仮設足場、安全ネット、外部グリーンネット、鉄筋荷上げ用足場、タラップ等建方および建方後の仮設計画について記述する(仮設計画図)。

6)高カボルト
a.材 料
使用する高カボルトのメーカー名、規格、種別、長さ、数量を記述し、検査成績書を添付する。
b.施 工
@ 締付け機器
使用する締付け機器を記述する。
A 締付け目標値
締付け目標値について記述する。
B 現場受入れ検査
現場搬入時における締付け軸力の検査・確認方法について記述する。
C 現場施工
高カボルト入れ、仮締め、一次締付け、マーキング、本締め、締付け後の検査等について記述する。
D その他
天候に対する処置、摩擦面の管理等について記述する。

7)現場溶接
a.材 料
使用する材料、メーカー名、規格を記述する。
b.使用機器
使用する機器を記述する。
c.溶接工
溶接に従事する人を記述し、有資格者の証明書を添付する。
d.施 工
溶接の施工方法を記述する。
e.検 査
溶接完了後の外観検査の項目、方法および欠陥の種類ごとの補修方法を記述する。

8)現場塗装
塗装範囲、種類、規格、塗り回数、施工方法等を記述する。

9)管理目標値
アンカーボルトの取付け精度、鉄骨建入れ精度等について管理目標値を定め記述する。

※参考
・アンカーボルト取付け精度・・・±3mm
・鉄骨建入れ精度・・・・日本建築学会「鉄骨精度測定指針」による。

10)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

11)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影個所等を記述する。
                   


10.組積工事

1)一般事項
a.工事概要
各種類ごと(PC板、オムニア板、GRC板、ALC板、補強コンクリートブロック)の施工数量、施工工程等の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。

c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
取付け作業の注意点、落下防止策など工事の作業上における留意点を記述する。

3)材  料
a.材 料
使用する材料、ブロック種別、厚さ、鉄筋、モルタル調合等について記述しJIS規格品証明書を添付する。
b.工場製品
工場において製作を行うPC板、オムニア板、GRC板については、別途工場製品製作要領を作成する(社内検査方法記述)。

4)施  工
a.施工方法
@ コンクリートブロック
積上げ方法、配筋要領、鉄筋の継手、目地詰め、モルタルの充てん等、施工方法を具体的に記述する。
A 工場製品
施工順序、取付け方法、揚重計画等を記述のうえ、必要に応じ、各部位の詳細図を添付する。

5)養  生
施工中および取付け後の養生方法について記述する。

6)管理目標値
形状寸法の許容差、建入り取付け時の許容差等について管理目標値を定め記述する。

※参考
・工場製品(PC板、オムニア板)の形状寸法許容差

形状寸法の許容差(mm)
辺 長 −2
板 厚 ±2
対角辺長差 5
曲がり 2
ねじれ 5
そ り 5
面の凹凸 3
埋込み金物位置 ±5

7)施工結果の碓認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

8)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。
                    


11.防水工事

1)一般事項
a.工事概要
種別、数量、施工工程等、防水工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画a書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
施工計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
防水工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
使用する各種材料(アスファルト防水、シート防水、塗膜防水、モルタル防水)について、メーカー等を記述し、規格証明書を添付する。

4)施  工
a.施工方法
各種別ごとの防水仕様、各工程ごとの施工方法、施工上の注意事項等を記述し、各部位の詳細図(ドレインまわり、コーナー部分、立上り部分等)を添付する。
b.天候に対する処置
降雨等の場合の処置を記述する。
c.水張り試験
試験個所、試験時期、試験時間等、水張り試験の要領を記述する。
d.防水層の継手
工程上、防水層に継手が生じた場合の対策について記述する。
e.養 生
各防水種別ごとの施工後の養生方法について記述する。
f.その他
防水押えコンクリート、EXJ、断熱材の敷込み、ルーフドレイン埋込み等の施工方法を記述する。

5)管理目標値
防水下地の乾燥度、ルーフィング類の重ね幅、アスファルトの溶融温度等の管理目標値を定め記述する。

※参考

・コンクリート下地水分 8%以下
・ルーフィング類の重ね幅 100以上
・アスファルトの溶解温度の上限および過熱時間 3種 270℃
3時間以下

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、碓認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


12.石工事

1)一般事項
a.工事概要
種別、施工場所、数量、施工工程等、石工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり 参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
石工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.材 料
使用する各種材料のメーカーおよび産地名、表面仕上げ等を記述する。
b.加工方法
使用する各種材料の工場における加工方法、加工工程について記述する。

4)施  工
a.施工方法
各種別ごとおよび各部位ごとの施工方法を記述し、各部位の詳細図を添付する。
b.下 地
モルタル下地、裏込めモルタルの調合および施工方法を記述する。
c.養 生
各種別ごとの施工後の養生方法を記述する。

5)管理目標値
必要に応じ、取付け精度等の管理目標値を定め記述する。

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処理方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


13.タイル工事

1)一般事項
a.工事概要
種別、施工場所、数量、施工工程等タイル工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
タイル工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.材 料
使用する各種タイル、目地材、セメント、砂、接着剤等について、メーカーを記述し、必要に応じカタログ等を添付する。
b.見本焼き(試し焼き)
見本焼きが必要なタイルについて、検査時期、検査方法等を記述する。

4)施  工
a.施工方法
@ 下地の調合、施工方法を記述する。
A 張付け
各部位ごと(外装、内装、床等)の施工方法を記述する。
B 目地入れ
目地材の調合および施工方法を記述する。
b.伸縮目地
伸縮目地の施工方法を記述する。
c.タイル洗い
タイル洗いの施工方法を記述する。
d.養 生
施工時の養生および張上げ後の養生方法を記述する。

5)管理目標値
外装タイル接着力強度、張付け施工精度、下地施工精度などを定め記述する。

※参考
・外装タイル接着力強度 4kg/cm2以上

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


14.金属工事

1)一般事項
a.工事概要
軽量鉄骨天井下地・軽量鉄骨壁下地の種別・数量・施工工程等金属工事の概要を記述する(金属工事の中で特殊なものについては協議のうえ、本項目に準じ適宜作成する)。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
金属工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.天井・壁下地
使用する材料について、種別、メーカー名および規格を記述し、品質証明書を添付する。

4)施  工
a.天井下地
@ 施工方法
墨出しから取付けまでの施工方法を記述する。
A 開口部の補強
照明器具等の開口部の補強、下り壁部分の補強等について記述する(部位詳細図添付)。
B 天井内の処置
天井内が高く、吊りボルトが長くなった場合また、ダクト等により吊りボルト間隔が広くなった場合の補強方法等について記述する。
b.壁下地
@ 施工方法
天井下地に同じ。
A 開口部の補強
出入口用開口部の補強、抽壁端部の補強、設備機器まわりの補強等について記述する。
c.溶 接
溶接作業者、溶接機器、溶接作業上の注意事項、溶接後の処理等について記述する。

5)管理目標値
溶融亜鉛、メッキ鋼板の亜鉛最少付着量、野縁の野縁受けからのはね出し寸法等の管理目標値を定め記述する。

※参考
・亜鉛最少付着量 120g/u(両面)
・野縁はね出し寸法 150mm以下

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


15.木工事

1)一般事項
a.工事概要
施工部位、数量、施工工程等鉄筋コンクリート造の建物における木工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
木工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.木 材
使用する材料の部位ごとの樹種、代用樹種、品質等を記述する。
b.釘・金物
材種およびサイズ等を記述する。
c.接着剤
メーカー名および規格等を記述する。
d.保 管
材料置場、材料の保管方法について記述する。
e.見本品
必要に応じ見本品の提出項目、時期などを記述する。

4)施  工
a.工 法
各部位ごとの木材の加工、取付け、仕口等の施工方法を記述する。
b.防腐・防虫処理
防腐剤名、処理方法、処理を行う部位等について記述する。
c.表面仕上げ
各部位ごとの表面の仕上げ方法について記述する。
d.養 生
施工中および施工後の養生方法について記述する。

5)管理目棟値
木材のひきたて寸法・仕上り寸法の許容値、木材の乾燥度等の管理目標値を定め記述する。

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法などについて記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所などを記述する。


16.金属製建具工事

1)一般事項
a.工事概要
使用部位、数量、施工工程等、各種別ごとの概要を記述する。
b.管理体制
請負者、建具製作メーカーおよび取付け工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
建具工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.製作工程
製作工程をフローチャートにより記述する。
b.材 料
使用する材料、型材の規格等を記述し、証明書を添付する。
c.性 能
製品の各性能(強さ、気密性、水密牲)について記述する。また、特殊な試験(風洞実験等)が特記されている場合は、その要領を記述する。
d.表面処理
表面処理の仕様および処理工程を記述する。
e.加工・組立
加工工程における部材寸法許容差、組立製品の許容差を記述する。
f.製品検査
工場における社内検査方法、および請負者における製品検査方法について記述する。
g.包 装
製作完了後の養生、包装方法について記述する。

4)搬  入
製品の搬入方法、揚重方法および現場保管方法等について記述する。

5)取付け
a.建込み・吊込み
製品の建込みおよび吊込み等の施工方法を記述する。

b.溶 接
アンカーピッチ、溶接機器、溶接方法および溶接完了後の検査方法を記述する。

6)錆止め・塗装
使用材料、塗装部位および塗り工程等を記述する。

7)付属金物
使用する金物の種別、規格、メーカー名および施錠の種別を記述する。

8)調  整
製品取付け後の調整方法について記述する。

9)養  生
製品取付け後の養生方法について記述する。

10)管理目標値
取付け精度等の管理目標値を定め記述する。
※参考
・取付け精度(mm)
項 目 許容値 項 目 許容値
枠の出入り ±1以下 枠の出入差 ±1以下
枠の倒れ ±1以下 枠の寄り ±1以下

11)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処理方法を記述する。

12)記  録
工場における社内検査、現場取付け検査、溶接検査等のチェックシート書式を示し、記録写真撮影個所等を記述する。

13)その他
a.銘 板
製作所銘板の取付け箇所を記述する。
b.枠まわりモルタル詰め
枠まわりモルタル詰めおよび断熱材の充てん等の施工方法を記述する。


17.左官工事

1)一般事項
a.工事概要
モルタル塗り、および各種吹付けの種別、数量、施工工程等、左官工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
左官工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.材 料
@ モルタル塗り等
使用するセメント、砂、混和剤等のメーカー名および産地名を記述する。
A 各種吹付け
使用する各種吹付けのメーカー、吹付け厚、表面の仕上げ程度等を記述する。
b.見本品の提出
見本品の提出項目、時期、数量等を記述する。
c.搬入計画
材料の搬入および保管方法、モルタル等の現場内での運搬方法等を記述する。

4)施  工
a.施工方法
@ モルタル塗り等
各部位ごとの塗厚、調合、施工方法を記述する。
A 各種吹付け
各種別ごとの施工方法を記述する。
b.コンクリート打放し面の補修
コンクリート打放し仕上げおよび仕上げ(塗装・吹付け等)の下地となるコンクリート打放し面について、各補修方法を記述する。
c.養 生

5)管理目標値
施工時および施工後の養生方法について記述する。
下地モルタル、タイル下地等の接着強度、吹付け下地の乾燥等、管理目標値を定め記述する。

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


18.塗装工事

1)一般事項
a.工事概要
各種塗装の種別、数量、施工工程等、塗装工事の概要を記述する。
b.管理体制
請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の処置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり、参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
塗装工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.材 料
使用する各種材料について、メーカー名および規格を記述し、品質証明書を添付する。
b.塗り板見本
塗り板見本の作成方法について記述する。
c.保 管
材料置場、材料の保管方法について記述する。

4)施  工
a.下 地
塗装下地となるコンクリート打放し面・モルタル面の確認方法について記述する。
b.素地ごしらえ
コンクリート面、モルタル面、各ボード面、鉄部面、木部面等、各下地ごとの素地ごしらえを記述する。
c.塗り工法
@ 各下地ごとの穴埋め、パテかい、パテしごき等についての工法を記述する。
A 各塗り工法ごとの施工方法を記述する。
d.塗り工程
各種類ごとに下地から仕上げまでの各工程および各工程ごとの材料規格、塗り工法、塗布量、乾燥時間等を記述する。
e.養 生
施工中および施工後の養生方法について記述する。

5)管理目標値
コンクリート、モルタル面の素地乾燥度、各工程ごとの乾燥時間等の管理目標値を定め記述する。
※参考
・コンクリート、モルタル面素地pH度  pH 9以下

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


19.内装工事

1)一般事項
a.工事概要
内部仕上げに使用する各部位の主な材料について、種別、数量、施工工程等を記述する。
・床、幅木……PT.シート、ゴムタイル、フローリングブロック等
・壁……各ボード張り、クロス張り、特殊フイルム張り等
・天井‥‥‥各ボード張りなど
b.管理体制
各種別ごとに請負者および専門工事業者の施工管理体制を組織図により記述する。
c.変更・疑義
計画書の記述内容に変更・訂正が生じた場合、もしくは記述外の事項に疑問が生じた場合の措置方法を記述する。
d.準拠参考資料
計画書作成にあたり参考とした資料名を記述する。

2)安全管理
内装工事の作業上における安全策を記述する。

3)材  料
a.材 料
使用する材料について、メーカー名および規格を記述し、品質証明書(防火材料の認定書含む)を添付する(カタログ添付)。
b.接着剤
使用する接着剤のメーカーおよび使用個所(エポキシ系使用箇所)を記述する。
c.保 管
材料置場、材料の保管方法について記述する。
d.見本品
見本品の提出時期、提出方法について記述する。

4)施  工
a.床仕上げ
材料ごとに張付け方法、表面仕上げ等の施工方法について記述する。
b.天井・壁仕上げ
各種ボード張りのビスピッチ、継目処理、およびクロス張り等の施工順序、施工方法を記述する。
c.養 生
施工後の養生方法について記述する。

5)管理目標値
床仕上げ材の下地乾燥度、フローリングブロック含水率、各製品の張付け精度等の管理目標値を定め記述する。

※参考
・床材(PT.シート、ゴムタイル)のコンクリート、モルタル面の下地乾燥度  8%以下
・フローリングブロック含水率

含 水 率
乾燥表示の種別 樹脂の種別 含水率(%)
人工乾燥 針葉樹
広葉樹 15以下
13以下
天然乾燥 針葉樹
広葉樹 20以下
17以下

6)施工結果の確認方法
確認項目、確認者、確認方法、確認時期、目標値からはずれた場合の処置方法を記述する。

7)記  録
チェックシート書式を示し、記録写真撮影箇所等を記述する。


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