【2002年度 藤田保健衛生大学医学部予想】

                          フェニックスゼミ講師陣
【数学】

 藤田の数学の頻出分野は次のとおりである。順列・組合せ・確率はほぼ毎年の出題で、三角関数・指数対数関数も頻出であり、曲線の長さ・速度と道のりの分野も必出である。この3分野からは本年度も出題が予想される。「回転体の体積、曲線の長さ、速度と道のり」の公式は再度確認しておこう。
2001年度は例年になく問題が簡単であったが、本年度は難化し、例年どおりの難しさに戻ると思われる。三角関数の2倍角・3倍角の公式の応用問題に注意したい。

【化学】
 
藤田の化学は、幅広い範囲から標準的な問題が出題されるので知識に抜けが
ないように入念に準備しておくことが大事である。その中で盲点になりやすい
分野としては、飽和蒸気圧を考慮した気体の計算問題、活性化エネルギーのグラフにからめた熱化学の問題、油脂のけん化に伴ったセッケンと中性洗剤の違いなどが重要であろう。

【生物】
 近年出題され続けている遺伝の問題が合否のキーとなる。しかし逆に言えば遺伝の問題が解ければ、かなり戦いを楽に勧めることができる。そのため、遺伝については、深く学習しておく必要がある。組換えはもちろんのこと、伴性遺伝、それに伴う色盲などの家系図、複対立遺伝、キセニア、遅滞遺伝、致死遺伝、遅滞遺伝、細胞質遺伝、条件遺伝、補足遺伝など、全てに対応できるようにしておかなくてはならない。また、細胞分裂や生殖、遺伝子、恒常性、免疫なども出題頻度が高い。

【英語】

 昨年大問数に一問増と変化があったものの、藤田の英語はここ3年ほど傾向がほぼ一定していると言える。それは今年度も続くと思われ、やはり長文主体で、内容を問う記述問題が複数出題され、従って、80分という短時間内で文脈や内容をどれほど素早く正確に把握するかで、ほぼ決まってしまうであろう。文章はそれほど難解なものではないが、短時間での正確な把握が要求されるため、特に、論旨の流れを決定する順接、逆接、結論、理由、追加などを導く語句(therefore, however, in addition等)に十分気をつけながら、代名詞や指示語の指すものを正確に追いかけて読むことが必要。
 また全体で注意すべきこととして、2001年度では前年より大問が1問追加され、会話問題が出題されていることがあげられる。これも特に難問ではないが、今年度も大問4問となった場合には、時間に十分配慮しながら取り組まないと失敗する。
 また、2001年度で言えば、長文2題のうちの1題、会話問題、そして最後の整序問題の英文のテーマが、医学的・生物学的な内容となっており、特に最後の整序では必ずそういった内容であることが予想されるので、基礎構文・イディオムの徹底確認はもちろんのこと、日頃から出来る限りそのような医学的・生物学的なテーマを持つ英文に目を通し、気になる語彙・表現をチェックしておくことが望ましい。

【小論文】
 
 藤田は2000年まで作文型であった。そしてそのテーマの大部分は,医師として望ましい人格,あるいは性格に関わるものであった。医者にはどういう人格,性格が必要かをしっかり考えておけば書けたのである。これに環境保護とか,高齢化社会とか,医療や健康に関係の深いテーマの知識を蓄えれば充分であった。ところが2001年から資料文型に変化した。そこで資料文の読み取り,要約が重要になった。読み取りがきちんとできればそれを材料に大体書ける,できなければテーマからずれたことしか書けない。具体例の削除などの要約手法のマスターが必要になったのである。

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2002藤田衛生保健大学医学部

数学一部的中! 回転体の体積が出題されました。

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