当ゼミの卒業生が全国及び地域医療に貢献し、
日本の医療の将来を担うような人材に1人でも多くなって欲しい。
それが、当ゼミの社会に対する貢献でもある。
生徒には、「人間の生命」に携わる重さを常に忘れないでほしい。
【受験勉強をする上での鉄則】
(1)浪人生が失敗するケースで最も多いのは、「朝」を大切にしていないこと。
夜型の方が集中していると一般には思われているが、「朝」起きれない
生徒は絶対に勝てない。「朝」起きれないから「朝の授業」が抜ける、
また、睡眠不足で「朝」集中できないから知識がつながらない。そして昼位
から調子が出て来る。そして「朝」の授業に手を抜くようになる。朝、起き
頭が冴えるまでに何時間必要であるか受験生なら知っているはずだ。そして
欠席が増えるともうついていけないと授業を捨てる。夜1:00には寝て、
「朝」はどれだけ早く起きても良い。 夜型にしても、朝型にしてもトータル
の勉強時間は変わらない。朝の授業をおろそかにする時点で「夜型」は負け
ると思う。 確かに「朝型」に慣れるまで時間がかかるかもしれない。
しかし、そこが「心」の部分が強いかどうかだ。慣れるまで耐えることがで
きるかどうかだ。まず、「朝型の生徒」は1日が非常に長く感じる。こんなに
勉強できる時間があったのか!とびっくりする。当たり前のことだ。
昼まで調子が出ない生徒は限りなく「夜型」を続けるからスナックのマスター
のような生活になる。1日が充実しないから「心」がすさむ。生活リズムが
一定ではないので精神的疲れと肉体的疲れがミックスされ、さらにイライラす
る。慢性的な運動不足に乱れた生活リズムで心も体も重くなる。疲れも抜けな
い。ただでさえ大変な試験なのに、さらに自分で「精神的ストレス」を抱え込
む生活を気がつかずにやっている。 どんどん生活リズムが悪くなる。
逆に「朝型のリズム」が定着するとどんどん強くなる。「朝起きれない状態が
始まる=崩壊の序曲」と言える。「朝」が全てと言っても良い。世の中の大成
している人を調べて見るといい。全てと言っていいほど「朝」を大切にしている
はずだ。
【受験生活に失敗する要因3】
1、圧倒的な情報不足
驚くべきことだが情報武装している受験生(家族も含む)と知らない、または
情報武装に気づかない受験生の違いが「近代社会と縄文時代の違い」ほどある。
また受験情報のないことにさえ気がついてない家庭さえある。
2、自分のやり方への強固な固執
勉強方法が明らかに間違っているのに、自分のやり方を譲らない。一時的に変化
してもまた自分のやり方に固執する。頭の中が再構築できない。その時変えても
また、同じループをたどる。自分に都合の良い考え方しかしない。
3、自分自身の管理能力の無さ(甘さ)
非常に良くできる生徒にも見られる。「持続力」「継続力」がない。心が折れ易
い。「朝」に弱い。どこかに「甘さ」が見られる。危機管理の欠如である。
以上の3つに該当する場合、受験生活が長期化する危険がある。逆に非常に素直
で少し修正して急上昇もある。ゼミに偏差値46.4から70.3という最高上昇記録が
あるが、(全てがそうなるわけではない) 少しの修正で激変する生徒もいる。
(2)これができなければ苦労しないと言われるのはわかっているが「緻密な計画」
を立てること。つまり「苦労を小分け」にすること。「未来(=試験日)から
逆算して現在の行動を決定すること。」ゼミ生はうるさく言われているから
わかると思うが、計画を立てて、その上をクールに実行すれば良いだけのこと
だ。やみくもな勉強に勝利はないと言える。計画完了後の自分の姿を想像する
のが計画!計画に失敗してもただちに修正を加え、めげずに実行すること。
(3)勢いがあること。現役生が一気に合格してしまうのは、「勢い」につきる。
「何も知らないから恐いものはない!」からである。最後に自分を精神的に
コントロールできるかどうかだ。最も合格する「心」は以下のようなものだ
と思う。「ブルドーザーのように燃えに燃えているが、頭の中には氷のよう
な冷静なコンピューターを搭載している心理状態だ。」緊張でガチガチでは
なく、「行くで〜、やったるで〜」がないとダメである。特に医学部の受験
は後になればなるほど苦しくなる。やはり最後は「心の力」である。
(4)自分に厳しいこと。やる気がなくなったら患者さんから「先生!」と呼ば
れている自分を想像しよう。その患者さんは、君を「ひと一倍勉強し、努力
をして来た選ばれた人間として、これっぽっちの疑いもなく見ているのだ。
そして君に診察されて100%回復して家族の元に帰ると信じている」
そのシーンを想像して「今、手を抜いている自分」を恥じよう。合格する
受験生はここまで読んでもう動いているはずだ。そう、君の左手と右手で
人が死んだり、生きたりするのだ。 君の責任は限り無く重たいのだ。
「やらないかん!努力せにゃいかん」と思って動くこと。
最後にこの試験にトライする上で最も重要なものを一つあげるとすれば何か?と聞か
れれば、「一定の覚悟」ではないでしょうか? 2〜3年「から廻り」することもあ
るでしょう。「多くの精神的焦りや不安」とも直面すると思います。受験生を持つ父
兄の、子供の試験が終了するまでの「精神的疲れ」も同じ位大きいでしょう。だから
「心」を決めてやるしかないのです。さながら「荒海に出る小船」のようなもので
す。自分が納得するまでがんばってください。
当ゼミでは、生徒がエリート進学校出身であるとかそんなことはどうでも良いので
す。「あなたがどれだけ医師になりたいか?」という情熱をどれだけ持っているかと
いうことだけを問いかけているのです。
ゼミ生は、「フェニックスで限界まで勉強したこと」を医師になる前の
当たり前の試練として認識して欲しい。医学は、急激なスピードで進歩し
ています。勉強は、死ぬまで継続するべきものです。常に、現在の自分よ
り、より高いステージに目標を設定してください。 常に最大の努力をし
て決してうぬぼれないこと!