ストーリーチェック

生徒会編 第1話〜第13話 

 この間のストーリーは主に、ウテナと生徒会メンバーとの間の決闘を中心に描かれる。ウテナが薔薇の花嫁をめぐる戦いに巻き込まれていく過程でもある。

 

第1話 薔薇の花嫁

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 少女の頃王子様に出会ったウテナは、王子様に憧れるあまり自分が王子様になろうと決心してしまい、男装の麗人となる。

 中学生になったウテナは、親友の若葉と鳳学園に通っていた。そんなある日、若葉が生徒会副会長である西園寺に出したラブレターが、壁に張り出されているのを見つける。傷つく若葉を見てウテナは西園寺の仕打ちに憤り、抗議に行く。西園寺に決闘を申し込むウテナに対して、西園寺は意味ありげに決闘場所を指定する。

決闘結果

ウテナ● × ○西園寺  BGM 「When Where Who Which」

 ウテナにとって初めての決闘。訳の分からないまま決闘に臨んでしまったため、真剣に竹刀で立ち向かうという圧倒的に不利な条件になってしまったが、捨て身の突進で辛くも逆転勝。

チェック&コメント

使用音楽 

1−2(サントラ1巻の1曲目の意味)・・オープニング 1−4・・冒頭部分 1−5・・ウテナ登場シーン 1−7・・ウテナのバスケットシーンからアンシーの映像に至る場面  1−6・・若葉がウテナに飛びつくシーン 1−20・・生徒会シーン 1−21・・アイキャッチ 1−13・・若葉のラブレターのシーン 1−22・・ウテナの決闘申し込みから影絵少女のシーン 1−23・・ウテナが決闘広場に向かうシーン 1−24・・決闘広場、アンシーの登場シーン 1−25・・ディオスの剣登場シーン 1−26・・決闘シーン 1−4・・ラスト、アンシーがウテナを待っているシーン 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 第一回だけあって、かなり多くの曲を使っている。まるで見本市。

 

第2話 誰がために薔薇は微笑む

ギャグ度 ☆☆ ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 別名お化け屋敷ともいわれている東館の寮に入ることになったウテナ。部屋の中の荒れ方を想像しながら恐々ドアを開けたウテナが見たものは、部屋の掃除をしているアンシーだった。アンシーの話から、どうやら自分が生徒会を中心とする決闘の中に巻き込まれてしまったと分かるウテナだが、あまり関わり合いにはなりたくないと感じる。そんなウテナに西園寺が再び決闘を挑んでくる。 

決闘結果

ウテナ● × ○西園寺 BGM 「肉体の中の古生代」

 ウテナが初めてディオスの剣で戦う。西園寺の剣技の前に一方的に押されるウテナであるが、謎の力が招来し逆転勝を収める。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−5・・冒頭のウテナ登場シーン 1−20・・生徒会シーン 1−6・・放課後、ウテナと若葉の下校シーン 不明・・チュチュ登場シーン 1−21・・アイキャッチ 1−13・・ウテナが西園寺の決闘を受けるシーン 1−22・・影絵少女 1−23・・ウテナが決闘場に向かうシーン 1−25・・ディオスの剣出現シーン 1−27・・決闘シーン 1−4・・決闘終了後、部屋の中のウテナとアンシー 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回は曲の構成は結構シンプルです。決闘シーンの「肉体の中の古生代」が印象的。

 

第3話 舞踏会の夜に

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 ウテナに生徒会長の冬芽が接近してくる。冬芽の態度に警戒をしながらも、もしかして彼が王子様だったのではと考えるウテナ。一方女生徒に絡まれていたアンシーは、七実に助けられる。七実はアンシーがダンスクィーンに選ばれたことを告げ、舞踏会に参加するよう誘う。一方ウテナも冬芽から舞踏会に招待される。送られてきたドレスを着て舞踏会に出かける二人。しかしそこには冬芽の妹、七実の陰謀が隠されていたのである。 

決闘結果

決闘なし

 今回の話は決闘は絡まず。その分、七実と冬芽の陰謀が飛び交っている。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−4・・冒頭ナレーション 1−6・・ウテナとアンシーの朝食シーン 1−20・・生徒会シーン 1−9・・七実登場シーン 1−21・・アイキャッチ 1−9(ピアノバージョン)・・ウテナとアンシーが舞踏会用の衣装を受け取ったシーン 1−22・・影絵少女 不明・・ダンスパーティーシーン ベルリオーズ「幻想交響曲」第2楽章・・ウテナの前に冬芽が現れるシーン、「君こそこの学園のクィーンだ」 1−1・・アンシーのピンチ、駆けつけるウテナ 1−11・・踊るウテナとアンシー 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回は舞踏会の話だけあって、舞踏曲が中心。サントラの曲だけでなくて、ベルリオーズの曲も使っていました。また1−1については初登場。

 

第4話 光さす庭・プレリュード

ギャグ度 ☆☆☆ ドラマ度 ☆☆  難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 生徒会の一員、薫幹は姫宮アンシーに出会う。彼女の中に思い出の中にある「輝くもの」を感じた幹は、アンシーに強く惹かれる。それを見て快く思わない七実がまた悪だくみを目論む。

決闘結果

決闘なし(第5話に継続)

 今回は冒頭部にいきなり幹との決闘から始まるが、決着は次回に持ち越し。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−4・・幹のピアノ曲 不明・・幹とアンシーが並んで歩いているシーン 1−21・・アイキャッチ 1−22・・影絵少女 1−10・・七実の悪だくみ、でんでん虫。 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回はとことん「光さす庭」で統一感を持たせています。あとは七実の陰謀シーンでの大袈裟な悲劇的音楽が更にギャグを加速してます。

 

第5話 光さす庭・フィナーレ

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 アンシーのピアノに自分の求めている音色を感じ、アンシーにこだわる幹。そして幹のそのピアノに対する思いは、幹の双子の妹との悲しい思い出が隠されていた。アンシーにこだわる幹はアンシーを手に入れるためにウテナに決闘を申し込む。 

決闘結果

ウテナ● × ○幹 BGM 「スピラ・ミラビリス劇場」

 優れたフェンシングの腕を持つ幹の攻撃に押され気味のウテナ。しかし勝負の時にアンシーがかけた声援に動揺した幹は敗北。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−8・・サブタイトルから幹とアンシーのシーンへかけて 1−4・・アンシーが弾いているピアノ 1−19・・幹の回想シーン、病気の幹 1−20・・生徒会シーン 1−21・・アイキャッチ 1−22・・影絵少女 1−23・・ウテナが決闘場に向かう 1−25・・ディオスの剣の出現シーン 1−28・・決闘シーン 1−16・・終盤、幹の妹の梢が過去を回想するシーン 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 この回も音楽は「光さす庭」が中心。また1−19は初出。決闘シーンの「スピラ・ミラビリス劇場」もインパクトの強い曲。

 

第6話 七実様御用心!

ギャグ度 ☆☆☆ ドラマ度 ☆   難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 誰かにつけられているのを感じて逃げようとした七実は、危うく車にひかれそうになる。翌日七実は、誰かに命を狙われていると、幹や冬芽に訴えるが、冬芽は全く相手にしない。 

決闘結果

決闘なし

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 1−9(ピアノバージョン)・・七実の訴え 不明・・七実の顔にボールが 不明・・冬芽とアンシーの密談? 1−10・・「私を殺そうとしていたのが、大好きなお兄様だったなんて・・」 1−6(アレンジバージョン)・・「王子様が出た!?」 1−22・・影絵少女 1−21・・アイキャッチ 不明・・カンガルー大暴れ 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回は不明な曲が数曲、いかにもギャグな曲やその他。なんか宮崎駿ものに出てきそうな曲もありましたが。

 

第7話 見果てぬ樹璃

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 生徒会メンバー有栖川樹璃、その裏の顔を知るものは彼女の10メートル以内には近寄らないという。奇跡の存在を否定する樹璃は、奇跡の力を否定するためにウテナに決闘を挑む。この樹璃の行動の裏には悲しく秘められた想いがあった。 

決闘結果

ウテナ● × ○樹璃 BGM 「天使創造すなわち光」

 剣技において圧倒的に勝る樹璃に押されまくるウテナ。勝負をかけた突撃も剣を弾かれてしまって完全に絶体絶命になる。しかしその時弾かれた剣が落ちてきて、樹璃の薔薇を落とす。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 1−6・・校則違反のウテナ 1−20・・生徒会シーン 1−15・・樹璃の回想シーン 1−21・・アイキャッチ 不明・・夜に出会ったウテナと樹璃 1−24・・「その指輪を捨てろ」 1−22・・影絵少女 1−23・・ウテナ、決闘場へ 1−25・・ディオスの剣登場 1−29・・樹璃との決闘 1−15・・ラスト、樹璃の秘めたる想い 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 音楽の使い方としては樹璃の回想シーンで使っていた1−15「死のアフロディーテ」が印象的。  

 

第8話 カレーなるハイトリップ

ギャグ度 ☆☆☆ ドラマ度 ☆   難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 ウテナとアンシーは調理実習中、七実が取り替えたカレー粉のせいで爆発事故に遭う。幸いすぐに退院した二人だが、爆発の影響でアンシーとウテナの人格が入れ替わってしまった。

決闘結果

決闘なし

 完全底抜けナンセンスギャグ編。よって決闘など無い。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・冒頭部 1−9(ピアノバージョン)・・七実の悪だくみ 1−20・・生徒会シーン 1−7・・人格が入れ替わった? 1−9・・「七実、困ったことをしてくれたな」 1−22・・影絵少女 1−21・・アイキャッチ 1−11・・西園寺の日記にキレルウテナ 1−17・・七実帰還 1−10・・あーカレー粉が 1−6・・翌日、無事一件落着? 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 爆笑ギャグ連発のこの回は、カレー粉が飛んでいくシーンでの、1−10「その彼女の悲劇」の大袈裟な悲劇的曲調が更なる笑いを誘う。

 

第9話 永遠があるという城

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆☆

ストーリーダイジェスト

 西園寺は、アンシーに対する執着心と冬芽への対抗心から、アンシーと永遠を手に入れることに固執する。そんな西園寺のもとに世界の果てからの手紙が届く。その手紙を読んだ西園寺はアンシーを強引に決闘広場に連れ出す。

決闘結果

決闘なし

 今回は西園寺君の暴走だけで決闘はない。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 1−14・・西園寺回想シーン 1−20(アレンジバージョン)・・棺の中の少女 1−21・・アイキャッチ 1−22・・影絵少女 1−19・・西園寺がウテナに切りかかる 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 比較的淡々と進む序盤の1−20「伝説・神の名はアプラクサス」アレンジバージョンが印象的。

 

第10話 七実の大切なもの

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆

ストーリーダイジェスト

 冬芽が傷ついたのはウテナのせいだと考える七実は、ウテナに突っかかる。また冬芽の怪我に対して責任を感じるウテナは激しく落ち込む。悩んだウテナは結局冬芽の誕生パーティーに出かけていくが、そこに待っていたのは嫉妬に狂った七実と、冬芽の陰謀であった。

決闘結果

ウテナ● × ○七実 BGM 「ラスト・エヴォルーション(進化革命前夜)」

 冬芽の剣技を身につけている七実の、予想外のすばやい動きに若干戸惑うウテナだが、勝負はすぐにつく。ただし七実がルールを破り、決着終了後も双剣で挑んでくる。だが冬芽の制止で戦いが終了する。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 1−20・・生徒会シーン ヘンデル「水上の音楽」・・冬芽の誕生パーティーシーン 1−21・・アイキャッチ 1−14・・冬芽の回想シーン 1−22・・影絵少女  1−23・・ウテナ決闘場へ 1−25・・ディオスの剣出現 1−30・・七実との決闘 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 全体的に曲数が少なく淡々と進行する回。決闘シーンでの1−30「ラスト・エヴォルーション」の使い方が、一旦回想シーンを挟んだ時に曲を退いてから、もう一度続行するというパターンで持ってきているのが特徴的。

 

第11話 優雅に冷酷・その花を摘む者

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 ディオスの力を得るべく万全の謀略を練る冬芽。ウテナの王子様への思いを利用する冬芽に対して、冬芽が王子様ではないかと思いウテナは動揺する。そんなウテナに対して冬芽は決闘を申し込む。

決闘結果

ウテナ○ × ●冬芽 BGM 「封印呪縛」

 剣の腕においては冬芽が圧倒的に上。ウテナにディオスの力が降臨するが、これを待っていた冬芽はウテナの前に身をさらす。冬芽が王子様だと思い込んでいるウテナは戸惑い攻撃ができず、冬芽が勝利を収める。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−3・・サブタイトル 1−6・・ウテナと若葉の漫才 1−20(アレンジバージョン)・・冬芽登場シーン 1−20・・生徒会シーン 1−4・・冬芽がウテナに決闘を申し込む 1−21・・アイキャッチ 1−12・・アンシー「私も友達になれたらいいな・・」 1−22・・影絵少女 1−23・・ウテナ決闘場へ 1−25・・ディオスの剣出現 1−31・・冬芽との決闘シーン 1−15・・決闘終了後、呆然とするウテナ 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 この回でなんといっても印象的なのは、決闘終了後の1−15「死のアフロディーテ」この悲しい曲調が打ちひしがれたウテナの気持ちをひしひしと伝えてくる。

 

第12話 たぶん友情のために

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆☆☆ 難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 決闘に敗れ去り打ちひしがれるウテナ。そしてウテナは初めて女生徒の制服で登校する。腑抜けたようになっているなってしまっているウテナに対して、若葉は普通のウテナじゃないといって苛立つ。若葉の「取られたのなら取り返しなさいよ」の言葉にはっとしたウテナは、冬芽に決闘を申し込む。 

決闘結果

ウテナ● × ○冬芽 BGM 「何人も語ることなし」

 樹璃から受け取った剣を持って冬芽に挑むウテナ。しかし冬芽の剣技とディオスの剣の力の前に一方的に押しまくられる。しかしアンシーの記憶が甦ると共に冬芽の剣の光が消える。そこに繰り出されたウテナの攻撃は冬芽の薔薇を散らす。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 不明・・冒頭部分 1−3・・サブタイトル 1−1(アレンジバージョン)・・ウテナ登校シーン 1−20・・生徒会シーン 不明・・ウテナと若葉のシーン 1−21・・アイキャッチ 1−4・・ウテナ「ごめん若葉」 1−22・・影絵少女 1−18・・ウテナ、決闘場へ 不明・・アンシーが冬芽の剣に力を 1−32・・冬芽とウテナの決闘 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回特徴的なのは、「絶対運命黙示録」が出てこなかったこと。初めて自らの確固たる意志により決闘に臨むウテナは、1−18「パッショネイト」と共に決闘場に向かう。

 

第13話 描かれる軌跡

ギャグ度 ☆   ドラマ度 ☆   難解度 ☆☆

ストーリーダイジェスト

 総集編。一人たたずむディオスのもとに、謎の男が現れて、ウテナの今までの決闘を振り返る。

決闘結果

決闘なし

 総集編につき、今回特別の決闘はなし。

チェック&コメント

使用音楽

1−2・・オープニング 1−4・・冒頭ナレーション 1−22・・影絵少女 1−20(コーラスバージョン)・・放心状態の冬芽登場 1−26・・西園寺との決闘 1−23・・ウテナ、決闘場へ 1−27・・再び西園寺と決闘 1−21・・アイキャッチ 1−28・・幹との決闘 1−29・・樹璃との決闘 1−30・・七実との決闘 1−4(アレンジバージョン)・・ラスト 1−35・・エンディング 1−34・・次回予告

 今回は総集編なので決闘シーンの連発で、濃い音楽が連発。

 

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