ウテナマン

空想特撮シリーズ

 

 未確認飛行物体発見の報告を受け、科学特捜隊の天上ウテナ隊員は偵察飛行に発進した。

 「そろそろ目的地のはずだけど・・」ウテナがレーダーをのぞく。

 その時、前方に流れていく赤い光が見えた。

 「あれか?」ウテナは、科学特捜隊の戦闘機デュエリスト1号を、その光の方向に向けて全速で進ませた。

 「本部、未確認飛行物体発見。接近します。」ウテナは本部に無線通信を送った後、その赤い光に向けてさらに接近する。しかしその光の正体はよく分からない。

 突然その光は、ウテナに気付いたかのように加速した。デュエリスト1号はぐんぐんと距離を離されていく。

 「くそっ、なんて速度なんだ」ウテナは必死でエンジンを全開にするが、距離は開いていくばかりだ。

 その時、突然レーダーが反応した。レーダーは何か後方から巨大な物体が接近してきていることを示していた。

 「何なんだ・・。この速度は」

 後方の物体は急激に接近してくる。もうデュエリスト1号とほとんど距離がなくなっていた。

 「うわー!!」ウテナは必死で回避操作を行ったが、デュエリスト1号は後方から接近してきた光の中に消えてしまった。

 

 「ここは・・」ウテナはあたりを見回した。よく見れば何もない空間に浮かんでいる。

 「目覚めたのかい・・」前方から声がする。ウテナはとっさに腰のビームガンに手をやってから、前方に目を凝らした。

 「お願いだから、怖がらないで欲しい」前方にボンヤリした人影が現れた。

 「あなたは?」腰のビームガンに手を当てたまま、ウテナはその人影に問い掛ける。

 「私はディオス星人、宇宙の侵略者を追ってこの地球にやって来た。」

 「宇宙人?!」ウテナは相手の姿をまじまじと眺める。どうも宇宙人といわれてもピンと来ない。それは多分相手が地球人に似すぎてるせいだろう。また相手の服装もなんとなく違和感がある。どうも宇宙服というよりは、中世の王子様といった服装である。

 「私は過ちを犯してしまった。」その宇宙人が言う「宇宙犯罪者を追ってこの星にやってきた私は、追跡の途中で君の飛行機と事故を起こしてしまい、君の命を奪ってしまった。」

 「事故!?」ウテナが大声を上げる。「僕の命を奪ったって・・ということは僕はもう死んでいるのかい? それじゃあ、ここは天国?」

 「そうとも言えるし、そうでないとも言える。」その宇宙人は少し顔を曇らせた。「私はこの星の生命を殺すことは許されていない。しかも君は強く気高い人物であるようだ。私は君を殺すわけにはいかない。そのためにこれから私は君と一体化する。」

 「一体化?」訳の分からないウテナは混乱する。

 「どうか君の強さと気高さを失わないで欲しい。そうすればいつかまた、私が君の前に現れることがあるだろう・・。」

 「・・」ウテナの意識が遠のいていった。

 

 太陽の光の眩しさにウテナが目を覚ました。気が付くとウテナは山の斜面に一人で横たわっていた。辺りには墜落したらしいデュエリスト1号の残骸が見える。

 「僕は・・助かったのか?」ウテナはゆっくりと立ち上がる。軽く動いてみるが、特に大きな怪我はないようだ。

 「それにしてもさっきのは・・・夢?」空を見上げ、太陽に向かってかざしたウテナの手の指に薔薇の指輪が光っていた。

 

 「天上ウテナ隊員、ただいま帰還しました。」ウテナが敬礼する。

 「もーウテナったら、心配したのよ。」若葉が走ってきてウテナに飛びつく。「出撃したまま、突然連絡が途絶えるんだもん。捜索隊を出したらデュエリスト1号の残骸が見つかったっていうし・・」

 若葉がベソをかく。

 「ごめん、若葉。心配かけて・・」ウテナは若葉の頭を軽くなでる。

 「さすが、ウテナさんは不死身ですね。」

 「ああ、姫宮。君にも心配かけたね。」

 「いえ、私はウテナさんを信じてましたから・・どうぞ」姫宮アンシーがウテナに近づいてきて、コーヒーを手渡す。

 「ありがとう。・・・ところで桐生隊長、未確認飛行物体についてはその後どうなりましたか。」

 ウテナはアンシーからコーヒーを受け取ると、冬芽の方を向いて尋ねる。

 「うん、すぐに西園寺と幹が出撃したのだが、振り切られたらしい・。」

 「結局、レーダーもロストしてしまって、現在のところ行方不明だ。」

 本部の奥から樹璃が現れた。

 「有栖川隊員、今回は御心配かけました。」ウテナが頭を下げる。

 「いや、あまり無理はするなよ。」樹璃もアンシーからコーヒーを受け取って、カップを傾けた。

 

 「畜生!完全に振り切られちまった。」

 「デュエリスト2号が追いつけないなんて、あの速度は普通じゃないですね。」

 西園寺と幹が帰ってきたようだ。

 「ご苦労だった。」

 冬芽が迎える。

 「しかし、一体あれはなんだったんだ・・・」西園寺が首をひねる。

 「どこかの国が開発中の秘密兵器か何かですかね。」と幹。

 「いや、少なくとも公式にはあの飛行物体に関してはどこの国も関与を否定している。もっとも、本当にどこかの国の秘密兵器なら、公に認めるはずはないがな・・。」

 冬芽が手元の資料をめくりながら答える。

 「それに、あの飛行物体は間違いなく大気圏外から飛来したのは、レーダーによっても確認されている。ほら。」

 モニターをチェックしていた樹璃が話しをつなぐ。樹璃がメインモニターに映し出した飛行物体の軌跡は、明らかに宇宙空間から地上に向かって一直線に続いていた。

 「ということは、地球外からやってきた物体か。」冬芽が呟く。

 「つまり、宇宙人・・」幹が息を呑む。

 「でなければ、そう見せかけたい誰かだな・・。」西園寺がモニターを見つめている。

 「・・・宇宙人・・・。」ウテナは心の底で何かが引っかかっているのに気づいていた。

 

 「変ですね・・。」モニターをチェックしていたアンシーが呟く。

 謎の飛行物体の件からは1週間が経過していた。結局、あの飛行物体の正体は未だに不明であるが、その後特に大きな事件もなく、科学特捜隊も第1種警戒態勢が解除されていた。

 「どうしたの?」若葉がアンシーの後ろからモニターをのぞき込む。

 「これです。第3資料室に何かの生命反応の記録が残ってます。」

 「第3資料室、誰かそんなところに行った人がいるの?」

 「いえ、少なくとも隊員の誰もあそこに行った記録はありません。」

 「じゃ、猫か何か?」

 「まさか、 猫にあの部屋のロックを開けられるはずはありません。」

 「それはそうね・・。分かったわ。私がちょっと調べに行ってくるわ。」

 「すいません。お願いします。」

 若葉は部屋を出ていった。

 

 第3資料室、ドアにはそう書いてある。若葉はドアのロックにコードを入力する。ドアはほとんど音を立てずに滑るように開く。若葉は部屋に入るとあたりを見回す。

 「特におかしなところはないわね・・。センサーの故障かしら・・。」

 若葉は部屋の中を一渡りチェックすると、出口に向かって歩き出す。その時後方で何か物音がしたことに気付いた。

 「誰・・!」若葉はビームガンを抜くと、物音がした方向に向かって、ゆっくりと接近する。

 前方に人影のような物が見える。

 「あなたは・・・」

 ビームガンが床に転がる。若葉は体の力が抜けたようにがっくりとその場に崩れ落ちてしまった。

 

 司令室にけたたましいサイレンの音が鳴り響く。警告灯の光で室内が真っ赤になる。

 「何が起こったんだ!」冬芽が立ち上がる。

 「主動力室で爆発事故が発生です。現在補助動力に切り替えています。どうやら何者かによる破壊工作と思われます。」

 「なに! 直ちに主動力室を閉鎖、私も調査に向かう。」冬芽が走っていく。

 

 「動くな! 貴様一体何者だ!」

 主動力室に踏み込んだ西園寺が、室内で見かけた不審な人物に対してビームガンを向ける。その隣では幹も同様にビームガンを構えていた。西園寺に相対する位置には、長身の男が一人立っていた。

 「はじめまして。私は、オートリー星系からやってきたアキオーン星人です。」

 「宇宙人!?」

 その時、ウテナ・アンシー・樹璃の3人も主動力室に現れた。

 「私達の星は、太陽の変動によって滅んでしまった。そのため私達は移住可能な惑星を探して旅をして来たんです。そしてこの地球を見つけました・・。この星は私達がいただきます。」

 「待て、何も侵略をしなくても共生の方法もあるだろう。」

 最後に主動力室にやってきた冬芽が答える。

 「ふっ」アキオーン星人は冷たい笑いを浮かべる。「いや、私達の同胞だけで100億の人口がいます。この星にはそれだけの人口をさらに養うだけの力はありませんね。だから申しわけありませんが、君達人類には滅んでもらいます。」

 「ぬかせ!」西園寺がビームガンを構える。

 「おやおや、本当に君たちは好戦的ですね。しかしこれでも撃てますか?」

 アキオーン星人の後ろから若葉が現れる。若葉はアキオーン星人に抱き着くと、ウットリとしたようにその瞳を見つめている。

 「若葉!」ウテナが叫ぶ。しかし若葉の耳には何も聞こえてないようだ。

 「洗脳・・、それとも催眠術か・・。」冬芽が呟く。

 「くそっ、卑怯者め、ならこれならどうだ。」西園寺はビームガンを投げ捨てると、腰の剣を抜く。

 「ほう、そうきますか・・。では。」アキオーン星人が右手を上げる。「おいで、アンシー。」

 「はい・・。」アンシーがアキオーン星人の前に進んでいく。

 「なにっ!」西園寺の剣を構えた右手の力が抜ける。

 「姫宮!」

 「姫宮さん!」

 アンシーはアキオーン星人に寄り添うように立つ。

 「待て、アンシー、正気に戻るんだ。そんな奴にだまされるんじゃない。俺との愛を思い出すんだ!」

 「そうです、姫宮さん。しっかりしてください! 僕のことを思い出してください!」

 西園寺と幹が飛び出す。

 「アンシー、お前の気持ちを言ってあげなさい。」アキオーン星人がアンシーを見つめる。

 「はい・・。」アンシーが西園寺の方を見る。

 「色ボケ」

 「なにーーーーーーーーーーーー!!!」西園寺がその場に凍り付く。

 「そんな、姫宮さんはそんなことを言う人じゃありません!」幹がアンシーに叫ぶ。

 「私、シスコンは嫌いです。」

 「ひえーーーーーーー!!」幹がその場にがっくりと崩れる。

 

 「どうやら、あの二人は操られているようだな」冬芽が低く呟く。

 「一体どうすれば・・」ウテナが冬芽に尋ねる。

 「あの二人はあの宇宙人に完全に魅せられているようだ。奴は地球人の恋愛感情をコントロールしているのだろう。それならば私が彼女たちの心をもう一度呼び戻してみせよう。」

 「本当にそんなことができるんですか?」

 「まあ、僕にまかしてくれたまえ。僕は女性のことに関しては失敗はない。」

 「ほんとかなあ・・?」ウテナのジト目を背後から浴びながら、冬芽が進み出る。

 「やあ、小猫ちゃん達。こっちにおいで。」

 アンシーと若葉が冬芽の方を見る。

 「かわいいよ君達は。ベイビー、俺のハートに火を付けるぜ・・。これから僕とデートしないか。」

 「桐生隊長・・・」アンシーが冬芽を見つめる。「何か病気ですか?」

 「は?」

 「バーカ」若葉が舌を出す。

 ヒューーーー 冬芽の頭の中を秋風が吹きぬけていく。

 

 「天上隊員。君が二人の注意をひいてくれ。その間に私が攻撃をする。」樹璃がウテナにささやく。

 「しかし有栖川隊員。あの3人は。」

 「彼らはもう戦力にはならない。」樹璃が冬芽達に視線を飛ばす。

 西園寺は真っ白になったままその場に立ち尽くしていた。

 幹はすっかり泣き崩れて、地面に溶けてしまっていた。

 冬芽は放心状態になって、ドボルザークの新世界を聞いていた。

 「あちゃー・・・。分かりました。」ウテナはうなづくと、ゆっくりと前に進み出る。

 「若葉、姫宮、しっかりしろ。君達はそいつに操られているんだ。自分を取り戻すんだ。」

 ウテナの呼びかけに若葉とアンシーがそちらの方を向く。

 「いまだ!」密かにアキオーン星人の後方に回り込んでいた樹璃が斬りかかる。

 「小賢しい・・。」アキオーン星人は樹璃の方を振り返ると目線を飛ばす。

 「させるか!」樹璃はその目線を真っ正面から受け止めたまま、剣を突き出す。

 「何っ!」アキオーン星人は、樹璃の剣をギリギリのところでかわして、樹璃の背中を突き飛ばした。

 「くっ!」樹璃はそのまま壁の方へ飛ばされる。

 「私の眼力が通用しないとは、君は一体・・」アキオーン星人の目が光る。

 突然、頭の中をかき乱されるような衝撃波がやってきて、樹璃とウテナはその場に膝をつく。

 「こいつ、何を。」衝撃波が突き抜けてから、樹璃が立ち上がる。

 「そうか、わかったよ。」アキオーン星人が樹璃の方を向いて、冷たい笑いを浮かべる。「道理で私の眼力が通じないはずだ・・。君は少し通常とは違う嗜好を持っているようだね・・。」

 「ぬかせ!」樹璃は剣を構えるとアキオーン星人に向かって突進する。その時アキオーン星人の輪郭が揺らいだと思うと、姿を変える。

 「枝織・・・」樹璃は立ち止まると、その場に剣を落とす。

 

 「有栖川隊員!」ウテナの方からは、樹璃がアキオーン星人に向かって突進していくのが見えた。しかしなぜか樹璃はそのまま剣を落とすとその場に立ち尽くしてしまった。

 「くそー」ウテナも剣を構えて突進する。アキオーン星人の顔がこちらを向く。その視線を受けた途端にウテナの体から力が抜けていく。

 「くっ・・・」ウテナはその場に朦朧として立ち尽くす。

 

 「少女よ・・」ウテナの頭の中で声がする。ウテナはハッとする。

 「少女よ、君のその強さと気高さを失ってはいけない。」

 「あなたは、あの時の・・・。」

 「そうだ・・。今こそ私を呼ぶのだ。君ならできる。」

 「はい。」ウテナが指輪を天にかざす。

 「世界を革命する力を!」

 ウテナの体からまばゆい光が発し、ウテナの背後に王子のような姿が現れる。そしてその姿はウテナと重なり一つになる。

 「まさか・・、お前はディオス星人。」アキオーン星人が両手で光をさえぎりながら叫ぶ。光を浴びた若葉とアンシーはそのままその場に倒れ込む。

 「そうだ。私は、宇宙の果てからお前を追いかけてやってきたディオス星人だ。私は今この地球の少女と合体してウテナマンとなった。お前達の侵略を許すわけにはいかない。」

 ウテナマンがアキオーン星人を睨み付ける。

 「ウテナマンなどに私は負けない。」アキオーン星人が巨大化する。

 「はっ!」ウテナマンも巨大化する。

 

 「アキオーン星人、この星は地球人の星だ。即刻立ち去るんだ。」

 「そうはいかないな。お前なんかに私が止められるのなら、止めてみるのだな・・。ハッハッハッハッハ・・・」

 その笑い声に合わせるかのように、アキオーン星人の姿が次々と分離していく。

 「なんだと」ウテナマンは10人以上のアキオーン星人に囲まれていた。

 「果たして私の姿が分かるかな・・。」

 アキオーン星人が剣を突き出す。ウテナマンは体をかわすが、その剣が右手をかすめる。

 「さていつまでよけきれるかな・・」

 アキオーン星人の猛攻の前にウテナマンの傷が増えていく。

 「くっ」ウテナマンがしゃがみこむ。胸の赤薔薇が点滅を始める。

 ウテナマンはディオス星人である。ディオス星人であるウテナマンのパワーの源はディオス星からのレボリューション光線である。しかしディオス星から遠く離れたここ地球では、ウテナマンがこの姿を保っていられるのは3分が限界である。胸の赤薔薇の色が消えた時ウテナマンは死んでしまう。負けるなウテナマン!

 ウテナマンは静かに立ち上がると目を閉じた。

 「とうとう観念したようですね。これで最後です。」

 アキオーン星人が剣を構えて突っ込んでくる。アキオーン星人の足音が聞こえる。

 「そこだ!」ウテナマンが目を開ける。

 「ディオスソード!!」ウテナマンの体内からまばゆい剣が現れる。ウテナマンはその剣を構えると、下から振り上げる。

 ガキーン、アキオーン星人の剣が弾き飛ばされて宙に舞う。

 「なんだと!」アキオーン星人が2、3歩後ろに下がる。

 「必殺、革命十時斬り!」ディオスソードがアキオーン星人を十文字に切り裂く。

 「うわーーー!!」アキオーン星人はその場に倒れると爆発する。

 

 その時、あたりが突然暗くなる。上空に城を逆さにしたような巨大な飛行物体が現れた。

 「おのれ、ウテナマンめ。今回は我々の敗北だ。だが我々は決してあきらめはしない。いつかはこの星を我々の手に入れる・・。しかし今回は去ることにしよう。覚えておけウテナマン。」

 飛行物体はそのまま上昇すると、高速で去っていった。

 

 こうして地球はウテナマンの活躍によって守られた。しかしアキオーン星人の侵略は決して終わったわけではない。負けるなウテナマン。戦えウテナマン。人類の運命は君にかかっているのだ。

 

次回予告

 突然町に現れた謎の影絵劇団。子供達はみんなその劇に夢中になる。しかしその頃、町の中で謎の子供の失踪事件が起こる。

 次回「カシラ星人襲来」 来週のこの時間も楽しみに・・なんてもの書くわけなかろうが!!

 

ウテナマン主題歌 

作詞 鷺  

作曲 渡辺宙明(先生あたりにお願いしたい)

歌  影山ヒロノブ(あたりがいいなあ)

 

胸に輝く正義の赤い薔薇

地球の平和を守るため

宇宙の果てからやってきた

正義のヒーロー ウテナマン

アキオーン星人打ち倒せ

いまだ必殺革命十時斬り

戦え ウテナマン

僕らの ウテナマン

 

胸に輝く勝利の赤い薔薇

僕らの幸せ守るため

ディオスの星からやってきた

正義のヒーロー ウテナマン

邪悪な怪獣やっつけろ

いまだ必殺封印三段突き

戦え ウテナマン

僕らの ウテナマン

 

 

あとがき

 イヤー、徹底的に悪ノリしちゃいました。ウテナのパロのネタとして何がいいかを考えていたところ、浮かんだのが特撮ネタでした。だけど書いてみると、どうもパロとしてはギャグが少なかったような気がします。これのほかには実は、冬芽、西園寺、樹璃、幹、七実を主役とした「革命戦隊セイトカイン」というのも考えていたのですが・・。

 

「正義を守る博愛主義者、桐生冬芽、セイトカインレッド」 ドカーン!!赤い煙

「ちょっとニヒルなキザ男、西園寺莢一、セイトカイングリーン」 ドカーン!!緑の煙

「きれいな薔薇には棘がある、有栖川樹璃、セイトカインオレンジ」 ドカーン!!オレンジの煙

「純で知的なタイムキーパー、葵幹、セイトカインブルー」 ドカーン!!青い煙

「お茶目な熱血少女、桐生七実、セイトカインイエロー」 ドカーン!!黄色い煙

「五人揃って、我ら革命戦隊セイトカイン!!」 ドカンドカンドカーン!!五色の煙

 

 なんて調子だったのですが、ビジュアルならよくても文章ではちょっと辛いのと、どう考えてもウテナを出しようが無かったので、没になりました。

 

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