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移住年数でみる生活の実情 |
この章では移住年数を追って生活の実情を示します。移住を考えておられる皆さんが移住後どういう生活を送るか想像する足しにして下さい。 |
2001年 9月30日公開
2006年 5月30日更新 |
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移住3年目 移住5年目 移住7年目 |
移住3年目 〜 最初に住んだ土地で生活が軌道に乗ってきた頃です 〜 |
買い物月2〜3回程度、約120キロ、車で約2時間の距離を行きました。もっと近所でも買い物できないわけでもないですが、自分の要求水準に見合った買い物ができない等いろいろな理由であまり利用していません。新鮮な食べ物を食べられるのは基本的にこの直後の数日です。少し趣味的な買い物になると札幌や東京でなければ非常に難しいです。ピークでは隔週で札幌に行くこともありました。東京にも年2〜3回程度行っていました。
病院やはり約120キロ、車で約2時間の距離を行きました。法制上総合病院といわれる病院はそこまでありません(実話)。町立診療所程度なら各町にありますが、風邪程度ならともかく、科の数が少なく診療日にも制約があるため、少しやっかいな診療が必要になるとそちらに行かざるを得ません。私の場合理由はいろいろありますが、近所にない科を受けていることおよび診療上の制約からなるべく同じ病院を利用するようにしています。すると都度その距離と時間をかけて病院へ行くことになります。
旅旅は確かにそれなりにしています。週末に近所に出かければ、道外の人がわざわざ来ないといけないようなところへも手軽に行けるわけですし、今の仕事は世間様に比べれば割と休みがとりやすいこともあります。その意味で私としては生活のクオリティは悪くないと思います。ただ前掲のように買い物等で遠出をする必要から休日がつぶされたりすることもあります。都市部に住む人ならそんな必要はないでしょう。 また道外に出ることもありますので飛行機を利用する機会は結果的には増えてしまいました。安い航空運賃が登場したことで出やすくなったこともありますが、観光よりは必要性による往来が増えたことは喜んでいいものやらそうでないものやら思案する今日この頃です。
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移住5年目 〜 転勤して1年、新任地での生活が軌道に乗った時期です 〜 |
居住地の変更移住して4年目で職場の異動により居住地が支庁を越えて変わりました。この異動は別にご紹介する家族生活および定住への基盤作りの点から希望して実現したものでした。私の職場の事情では支庁を越えての異動は特別に希望しなければ基本的には実現しないので、この異動が実現できたことは北海道定住を考える上では大きな一歩でした。 結婚移住して5年目で道内出身の妻と結婚しました。妻の出身地も今の居住地から近く、出身地近くで仕事ができればいいと思います。結婚当初1年は妻の勤務地の関係で180キロ離れた別居生活となり、その往復がほとんどになり不便も多々強いられましたが、私の職場の暖かい理解もありなんとか乗り切りました。両方の家をベースに旅をしましたので、生活圏に観光ポイントを多々抱え、1年間で済んだ「結果から振り返ってみると」楽しむこともできたかなと思います。もうやりたくはないですが。 買い物この頃になると40キロちょっと離れた程度の近所の小都市で済ませることが多くなってきました。理由としては品質的に気に入って利用しているスーパーの系列店がたまたまその街にあったこと、150キロも離れた遠くの中都市に行っても距離に見合った意味を見いだしにくくなったこと、さらに札幌や旭川など道内大都市が近くなり本当に遠出が必要であればそっちで済ませればいいことで中途半端な規模の街に用事がなくなったこと、根本的に遠出が面倒くさくなってきたことなどが挙げられます。 |
移住7年目 〜 子どもの誕生を迎えますが、ここにも課題はあります 〜 |
妊娠・出産我が家にも待望の子どもが生まれることとなりました。産婦人科医師不足は地方では深刻で、分娩のできる最寄りの病院まで約90キロ、車で約1時間半かかります。峠越えもあり、冬場は自宅と病院の天気も大きく違います。路線バスを乗り継いで行けないこともないですが、そんなことを妊婦にさせる気など毛頭ありません。 もともと病院の距離にかかわらずそうしたかったこともあり、通院から出産まですべて付き添いました。職場の暖かい理解と協力もありできましたが、まだまだ真の男女共同参画の意識など低すぎるこの国において、振り返って考えるとよい仲間に巡り会えたなと思います。 出産に関しては結局誘発分娩になったことと、もっと遠い距離の妊産婦も受け入れている病院であったことから適切な判断で無事に終わることができましたが、不安要素であることには間違いないです。
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