えっと、これは株式会社ヤングコーポレーションから発売されている、
KEY THE METAL IDOL COLLECTOR FILE Vol.1/Vol.2
についての広告をスキャナで取り込んだものです。
実は私ははじめ、Vol.2 しか発見できなくて、
Vol.2 のアンケートはがきに「Vol.1
は、どうすれば入手できますか?」と書いたところ、
返事が来まして、「近くの店で注文する、あるいは、
ヤングコーポレーションから直接買うことも可能」
と答えてくれました。で、実際にはその後さらにいろんなお店を探した結果、
実物を置いている店があったので、まぁ、無事買えたのですが、
問題(?)は、その返事の封筒に同封されていたパンフレットです。
これがなかなか綺麗。で、「たぶん見たこともない人もいるだろう」と思い、
「まぁ、広告なんだから公開してもかまわんだろう」ということで、
スキャナで取り込んでしまいました。
で、解像度は、最高600dpiまで取り込めたんですけど、
JPEGで4Mとかになるので、すなおに75dpiにしました。
ま、実物が欲しければヤングコーポレーションに問い合わせればくれるかも(^^;
ただし、その前に CD-ROM 買ってない人は買いましょう。
絶対買いですから!!
で、この CD-ROM。どこがどのようにいいかを説明してみましょう。
ファンなら是非ともまず購入すべきなのは Vol.2 の方です。
なぜってそれはなんといっても、アニメ雑誌等に掲載された多数のすんばらしいイラストが 1024x768 などのほどよい解像度で入っているからです。
しかも中には 1600x1200 なんていうとんでもない大きさのキィちゃんのアップもあります。
ほんと、これだけでも十分買う価値は有ると思います。
かくいう私も一時期、起動から終了まですべての壁紙にこの画像を利用したものを使ってました(^^;
どうです?買いたくなりました?
(でもさすがにデスクトップ中の壁紙だけはずっと見つめられているような感じがして集中できなくなってしまったので変えちゃいましたが(笑))
でもこれだけじゃぁありません。
この CD-ROM のメインの機能でもある作品のデータベース。
Vol.2 では Ver.14/Ver.15 の設定資料や絵コンテなどが収められていますが、
これらのデータは本来の閲覧方法である付属のデータベース閲覧プログラムで見なくとも見れます。
たとえばこのデータベースに収められているさまざまな画像、
これらはすべて MacintoshPICT、あるいは JPEG 形式で保存されているため、Windows であれば有名な
GV というビュアーでも見る事が可能です。
これは何を意味するかというとデータの再利用性が高いという事です。
印刷して自分なりの資料集を作ったり、加工して何かに再利用したりという事が可能なのです。
KEY の世界に深く浸るという事においてこれほどありがたい事はないでしょう。
また、ムービー、音声ファイルについても同様に再利用可能な形で入っています。
ムービーは QUICK TIME というフォーマットのムービーであり、
対応したプレイヤーがあればいつでも好きなときに再生させる事ができます。
ノンテロップオープニングやノンテロップエンディングも入っているのでそれらを自由に堪能できるのです。
また、音声ファイルは AIFF という形式で入っていて、
これも対応したプレイヤーなら自由に再生できます。
中でも要チェックなのは \GAME\MUSIC\COSMO_1.AIF というファイルです。
これはなんと Ver.15 のエンディング曲でもある「手のひらの宇宙」の曲のデータなのです!
おそらく付属のゲーム「KEY THE METAL IDOL 〜アイドル誕生編」のエンディングに使っている曲だと思いますが、
「手のひらの宇宙」の CD を買ってない人にとってはかなりうれしいデータなのではないでしょうか。
とまぁ、データについてもかなりいい感じなんですが、
さらにおまけがついてます。
先ほども出ましたが「KEY THE METAL IDOL 〜アイドル誕生編」というゲーム。
これはさくらちゃんになってキィをアイドルにしていくという育成シミュレーションみたいなものなのですが、
ゲーム内容がちょっと単純すぎてどうも私には楽しめませんでした。
もうちょっと登場キャラやイベントを増やすなどして幅を持たせれば面白くなったかもしれないですけどねぇ。ちょっと残念です。
(とかいいながらまだクリアしてないんですが(汗)
で、あと、もう1つのおまけはデスクトップアクセサリです。
「あくてぃぶきぃちゃん」といって、袴姿のキィちゃんがアクティブウインドウの周りにちょこんと立っているっていうものです。
あと、美浦版とさくら版も入っていますがキィ版も含めて、うーん、もうすこし…といった感じでした。
まぁデザインはヤングコーポレーションの方が行ったのでしょうし、大きさも小さかったので
キィちゃんの独特の表情をあらわすのには厳しかったのかもしれませんが、
大きさをもう少し大きくしてでも作品中のものに近づけて欲しかったです。
ちなみにコレ、はじめの頃は結構常駐させてたんですけど今はどうもいまいちな感じがしてのけてます。
(そのうち自分で作ろうかなぁ…)
あとほかにも、データベース上のシーンに沿って佐藤監督をはじめとする製作スタッフの方のメッセージもみれたりと、
ほんと、Vol.2 だけは買っといた方が身のためです(笑)。(まだ買えるのであればですが)
というわけで以上が Vol.2 の内容なんですが、
せっかくなので Vol.1 の方も紹介しちゃいます。
Vol.1 の方も Vol.2 ほどでないにしろ、さまざまな有用なデータが入っています。
このなかで結構いいのは Ver.1〜Ver.15 までの設定資料でしょうか。
これは企画段階のものも入っていて、
キャラクター原案の田中久仁彦さんのキィの絵と、
キャラクターデザインの石倉敬一さんのキィの絵を比べる事ができたりと、
とてもためになります。
(関係ないけどコレ見てたら「築山」って某「チューヤン」に似てるなぁとか思ったりする(笑))
一枚一枚がほんとうに良く描かれていて、ただ見てるだけでも面白いです。
PPOR なんかはいろいろ試作品とかもあったみたいで、
これだけの量の設定を書き上げるのは相当大変だったろうなぁと思わずにはいられなくなります。
あと、建物の構造なんかも事細かに設定されてたりするので作品を理解する上での手助けになったりもします。
しかし何といってもいいのは登場キャラの設定でしょう。
表情とかもついていて、きちんとしたイラストとしても見る事ができるくらいのクオリティの絵がたくさんあるため、
画集的な見方もできます。
なかにはキィちゃんの未使用のコスチュームや1コママンガ的な絵もあったりと、
これを見ないのは損、って感じがします。
やっぱり Vol.1 もあった方がいいですね(^^;
それから、パソコン用の音声データも結構いい感じです。
中でも私のお気に入りはロボットキィの目覚ましメッセージの 019.WAV というファイルです。
「起きないの? ねぇ…朝だよ? 起きないと…キィは…遅刻しても…知らないよ?」
というメッセージなんですけど、キィちゃんのぼーっとした感じというか、のほほんとした感じがでていてとても好きです。
毎朝こんなメッセージで起きようものなら私は幸せのうちにまた寝入ってしまうでしょう(^^;。
あと「D」の、「始末します」「無駄な事を」「フッ、終わりだな」「手のつけようがありませんな」とかもまさにDって感じで
ついついニヤリと笑ってしまいます。
しかし、キィの「マジだぜ」とか、作品中での名台詞も入っているともっと良かったですね。残念なところです。
あと Vol.1 で特筆すべきところというとスクリーンセーバーでしょうか。
作品中の三和土州一のパソコンのなかで動いていた「美浦セーバー」や、
キィちゃんが "ブラックアウト" のときにパソコンから聞こえてくるノイズまじりの「ララバイ」の歌
をスクリーンセーバーにしたものが収録されています。
しかもそのララバイはフルバージョンの WAV ファイルで入っています。
作品中は一部しか聞けませんでしたが、これでじっくり聞く事ができます。
しかしこのララバイ、本当に "ブラックアウト" 中のキィが歌ったものなのでしょうか?
どうも声的にキィの声じゃないような気がするんですが…。(ノイズフィルタがすごいのでよく分かりませんが。)
まぁそんなとこでしょう。あと一応ムービーも入ってますので作品をダイジェスト的に見る事もできます。
そうそう、いい忘れてましたけど、TXT ディレクトリの奥底には
ちょっとしたおまけデータが隠れてます。
まぁ分かる人には分かると思いますけどこれは stillmov 用のセーブデータです。
こいつをロードすればデータ収集率が 100% になってすべてのデータを見る事ができます。
これは Vol.2 でも同じです。
もしまだ試していない方は試してみてはいかがでしょうか。
あ、そういや重大な事を忘れてました。
Vol.1 の初期ロットには一部バグが残っていたらしいです。
私の買ったものは幸か不幸かそのバグあり版ではなかったようなのですが、
バグあり版では、スクリーンセーバーの何かの調子がどうも悪く、メーカーから修正版を送ってもらった人もいたみたいです。
stillmov もなんだかレスポンスいまいちだし、もうちっときちんしたプログラムをつくってほしいって感じですね。
まぁ他にもいろんなアニメの CD-ROM も作ってるみたいですから厳しいのかもしれませんが。
あ、そういやもひとつ気づいた事が。
Vol.1 の広告には、「キィを育てる事ができる機能が装着しています」と書かれていますが、
これってどれの事なのでしょうか。いまだに分かりません。うーん、だれか「これだ!」といえる方がいたら教えて下さい。
(C)佐藤博暉/プロダクションKEY
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