講義要項(1999年度)

 

科目名
クラス
時間・単位
対象年次

英語cA

S

前期1週
2時間1単位

2年次〜

☆講義の概要
English for Special Purposes
 本講は中級レベルの英語能力を育成するための英語実習科目である。1年次に学んだ基礎英語を再検討し、高等教育に耐えうる「知」としての情報と「コミュニケーション・ツール」としてのコンピュータを使用したCALL(Computer Assisted Language Leaming)授業を実施して、表現能力を身につけることを目的とする。授業内容に即して講義演習と小テストを繰り返し実施し、各人の語学力の向上を確認しながら授業を進めていく。このクラスでは、出席と予習・復習が不可避であることを十分に理解しておかなければならない。


☆テーマおよび授業計画


1. General Introduction for Computer Use
2. General Introductionto the Intemet
3. Basics of an Editor
4. E-Mail Writing 1(E-Mail Etiquette)
5. E-Mail Writing II(College Life)
6. E-Mail Writing III (Social Life)
7. E-Mail Writing IV(Emergency)
8. E-Mail Writing IV(Emergency)
9. E-Mail Writing V(Emotional Expressions)
10. NetNews VI(Business and Money)


☆受講心得
 語学修得には、教室での実習が不可欠である。そのため出欠は、評価の一部であることを心得ておくべきである。また、授業の目的を達成するためには、受講生はコンピュータを使用した自主学習が必要である。したがって、自主学習時間もモニターの対象となり、評価に加算される。
☆評価の方法
 平常評価(小テスト・出欠状況・課題提出含む)
教科書
 本学製作のGuidance Bookを使用


 

科目名
クラス
時間・単位
対象年次

英語cB

R

後期1週
2時間1単位

2年次〜

☆講義の概要
  Computer Assisted Language Learning  本講では、中級レベルの英語運用能力の育成を目指し、前期で学んだ英語運用レベルを活かしながら、実践的英語表現を学習する。授業内容に即しE-MailやIntemetの利用を繰り返し実施し、各人の英語表現力の向上させる。このクラスでは、出席と予習・復習が不可避であることを十分に理解しておかなければならない。


☆テーマおよび授業計画


Traveling in San Francisco

1. Where Do I Get the Bus?
2. Do You Have a Reservation, Ma'am?
3. Could You Repeat That?
4. Would You Mind Taking My Picture?
5. I Enjoy My Stay Studying in San Francisco
6. You Are One of the Family Now
7. So, What's Your Major?
8. I'll Try to Do My Best
9. Do You Have Any ID?
10. How about Sea Mai1?
11. Would You like to Join Us?
12. Let's Keep in Touch, OK?


☆受講心得
 語学修得には、教室での実習が不可欠である。そのため出欠は、評価の一部であることを心得ておくべきである。また、授業の目的を達成するためには、受講生はコンピュータを使用した自主学習が必要である。したがって、自主学習時間もモニターの対象となり、評価に加算される。
☆評価の方法
 平常評価(小テスト・出欠状況・課題提出含む)
教科書
 本学製作のGuidance Bookを使用


科目名
クラス
時間・単位
対象年次

総合科目G

通年1週
2時間4単位

1年次〜

☆講義の概要
テーマ「現代コミュニケーションの諸相」
 ボーダーレス、マルチメディアなどと呼ばれて久しい今日、私たちの暮らし の中で「コミュニケーション」は、距離・時間・言語・文化・歴史・宗教等々 を越え、大きな広がりを見せている。高度情報化社会となった現代の新たなコ ミュニケーションを理解することが、今を生きる上で大切な事であることはも ちろん、歴史的背景や人と人との繋がりを見直し、広く見識を深めることが肝 要である。この総合科目では、履修者諸君に対して、様々な専門を持つ教授陣 により、科学的に多方面・多方向から講義を提供し、現代社会に不可欠となっ た「コミュニケーション」という分野への扉を開こうとするものである。


☆テーマおよび授業計画


前期(基礎編)
1. 下村 INTRODUCTION:科目説明と授業構成 (4月15日)
2. 相澤 コミュニケーション科学入門 (4月22日)
3. 相澤 現代社会とコミュニケーションI (5月6日)
4. 相澤 現代社会とコミュニケーションII (5月13日)
5. 藤倉 司法過程におけるコミュニケーションI (5月20日)
6. 藤倉 司法過程におけるコミュニケーションII (5月27日)
7. 藤倉 司法過程におけるコミュニケーションIII (6月3日)
8. オダネル Minority Language Education I (6月10日)
9. オダネル Minority Language Education II (6月17日)
10. オダネル Minority Language Education III (6月24日)
11. 小門 暗合とコミュニケーションI (7月1日)
12. 小門 暗合とコミュニケーションII (7月8日)

後期(応用編)
1. 河野 ビジネス・コミュニケーションの新しい視座I (10月7日)
2. 河野 ビジネス・コミュニケーションの新しい視座II (10月14日)
3. 河野 ビジネス・コミュニケーションの新しい視座III (10月21日)
4. 桑田 江戸時代における情報の発達と文化1 (10月28日)
5. 桑田 江戸時代における情報の発達と文化II (11月4日)
6. 桑田 江戸時代における情報の発達と文化III (11月11日)
7. 前田 観光行動におけるコミュニケーションの諸相I (11月18日)
8. 前田 観光行動におけるコミュニケーションの諸相II (11月25日)
9. 前田 観光行動におけるコミュニケーションの諸相III (12月2日)
10. 木村 北米の地名についてI (12月9日)
11. 木村 北米の地名についてII (1月13日)
12. 下村 まとめと展望 (1月20日)

☆評価の方法
 出席状況、各担当者による筆記試験の結果を総合して単位認定を行う。
教科書
 各担当教員により、必要に応じて指示する。


 

 

科目名
クラス
時間・単位
対象年次

国際交流論

前期1週
2時間2単位

2年次〜

☆講義の概要
 本講は、国際交流の基調を「人的交流」と提起し、人文・社会科学の手法を 基礎に、そのテーマに「移民とエスニシティ」を掲げて、明治以来の日本人に よる北米移民の歴史と文化を検証する。異民族混在の地、北米での異質文化の 接触とその結果生まれた摩擦現象は今日の国際社会での日本を考える上で数多 くの素材を提供してくれる。その分析を通して時空を超えた人的交流の在り方 を考察する。


☆テーマおよび授業計画
1. Introduction−多様性と統合
2. アメリカ西海岸と日系アメリカ人
3. プリティッシュ・コロンビアと日系カナダ人
4. 「るつぼ論」から「サラダ・ボール論」
5. まとめ

☆受講心得
 短期間に膨大な情報を教授することになるので、教科書及び参考書の十分な予習と講義への出席は最低必要な作業となるはずである。
☆評価の方法
 筆記試験とリポートの評価に出席状況や平常点を加味した総合評価となる。
教科書
 「日系カナダ人の歴史」飯野正子著 東京大学出版会 1997年
参考書
  「日系アメリカ人のエスニシティ:強制収容と補償運動による変遷」(竹沢泰子著 東京大学出版会 1994年)
 Miki, Royand Kobayashi, Casandora「正された歴史:日系カナダ人への謝罪と補償」(つむぎ出版、1995年)


科目名
クラス
時間・単位
対象年次

アメリカ史

R

後期1週
2時間2単位

1年次〜

☆講義の概要
  産業革命を中心とした19世紀を出発点として、20世紀に至るアメリカ史の発展をいくつかの歴史的視点から概説する。まず時系列に従って各時代のテーマと特色を論じ、そして異文化研究を通して繰り返し提起される政治・経済・社会のそれぞれの問題点や各時代に内在するアイディアを抽出し、アメリカ社会形成に及ぼしたそれらの影響力について検討を加えていく。


☆テーマおよび授業計画

1. 19世紀と産業革命
2. アメリカ資本主義
3. 資本主義の組織化と労働運動
4. 革新の時代
5. アメリカ史における移民
6. 奴隷制の概略と人種平等のための闘い
7. 連邦体制論の展開
8. アメリカの世紀と外交
9. 『アメリカの世紀』とその終焉
10. まとめと展望?


☆受講心得
 短期間に膨大な情報を教授することになるので、教科書及び参考書の十分な予習と講義への出席は最低必要な作業となるはずである。
☆評価の方法
 筆記試験の評価に出席状況や平常点を加味した総合評価となる。
教科書
 「概説アメリカ史−ニューワールドの夢と現実」有賀貞・木下尚一編 有斐閣
参考書
 その他の参考書は適宜指示する。


科目名
クラス
時間・単位
対象年次

国際情報研究A

前期1週
2時間2単位

2年次〜

 

☆講義の概要
 本講の学問的位置はカナダ社会を総合的に学習する、いわゆる「カナダ学」と呼ばれる分野に属する。地域と民族の歴史を知的情報源として、社会、経済、文化などの広範な視点から現代カナダが抱える諸問題を総合的に考察する。


☆テーマおよび授業計画


1. Introduction−歴史的概観
2. 連邦結成から第一次世界大戦まで
3. 第一次世界大戦からミーチ湖協定へ
4. オンタリオとイギリス系カナダ人
5. ケベックとフランス系カナダ人


☆受講心得
 教科書及び参考書の十分な予習と講義への出席は最低必須条件である。
☆評価の方法
 筆記試験とリポートの評価に出席状況や平常点を加味した総合評価となる。
教科書
 「カナダの地域と民族−歴史的アプローチ」D.フランシス、木村和男 同文館
参考書
 その他の参考書は適宜指示する。


科目名
クラス
時間・単位
対象年次

国際情報研究b

前期1週
2時間2単位

2年次〜

☆講義の概要
 本は前期で学習したカナダ社会をより広範な視点から考察する。特に、多 元文化主義政策、国民国家論的エスニック帰属意識をもつフランコフォンの問 題やファースト・ネーションと呼ばれる原住の民の独立問題などを現代カナダ が抱える諸問題を分析・検討する。


☆テーマおよび授業計画


1. 沿海州とアカディア人
2. プレーリー西部と新移民
3. 日系カナダ人
4. 北部と先住民
5. 多文化主義の展開
6. ケベック問題


☆受講心得
 教科書及び参考書の十分な予習と講義への出席は最低必須条件である。
☆評価の方法
 筆記試験とリポートの評価に出席状況や平常点を加味した総合評価となる。
教科書
 「カナダの地域と民族−歴史的アプローチ」D.フランシス、木村和男 同文館
参考書
 その他の参考書は適宜指示する。


科目名
クラス
時間・単位
対象年次

演習a

X

通年1週
2時間4単位

年次〜

☆講義の概要
相関社会科学としての北米学
 本演習では、相関社会科学(Interdiciplinary Study of Society)の形態を探る。地域は北米(カナダ・アメリカ)に限定し、方法論としては20世紀の文献資料(新聞などを含む)を通して、歴史、民族、社会および言語・文化などの多様な側面を比較・検討する。その中で、21世紀の相関社会科学のあり方を模索する。


☆テーマおよび授業計画


 前期教科書やプリントに応じて、講義形式の通常授業を行う。その中で、現代の相関社会科学の諸形態を紹介し、その分野や研究の方法論を学習する。また、リサーチのための基本演習として外書講読を広範に行い、原書または一次資料からの情報収集と分析の訓練も併せて行う。後期前期で学習した諸形態と研究地域を特定し、発表や「ディスカッション」を中心とする演習形式での授業を行う。また、各々の研究テーマに則って、実践的な資料分析や論文作成のための予備研究を実施する。


☆受講心得
 本演習では、原書分析や歴史的資料等の分析方法も学習するため、授業準備や積極的授業参加が重要な要素となる。したがって、受講生にとって、この授業は最終学年の成否を占う重要且っ不可欠な布石となるはずである。
☆評価の方法
 出席は評価対象資格を得るために不可欠であるが、発表やディスカッションヘの参加、提出日の厳守なども評価される。
教科書
 「新アメリカ研究」鵜木至治郎編 北樹出版 1997年
参考書
 「資料が語るアメリカ」木村尚一・有賀貞・志邨晃祐・平野孝編 有斐閣
 「資料が語るカナダ」





科目名
クラス
時間・単位
対象年次

演習b

X

通年1週
2時間4単位

年次〜

☆講義の概要
アメリカ文化と社会
 本演習は、学士号論文指導を行う。3年次に選択した個々の卒論テーマを一次および二次資料を駆使して、その成果の発表を通して学士論文を製作していく。


☆テーマおよび授業計画


前期
 リサーチのための基本演習を実践的に指導する。また、各々の研究テーマに則って、資料分析や論文作成のための予備研究を実施する。
後期
  発表や「ディスカッション」を中心とする演習形式での授業を行う。


☆受講心得
 本演習では、原書分析や歴史的資料等の分析方法も学習するため、授業準備や積極的授業参加が重要な要素となる。。
☆評価の方法
 発表やディスカッションヘの参加、提出日の厳守なども評価される。
教科書
 授業進行に則って、随時指示する。

 

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(C)Yuki Shimomura 1999
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