三太の言語発達日記
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2003年9月22日(月)  4才2ヶ月

時計


土曜日は小学校の運動会の予定でしたが、雨で延期になりました。長介と次郎は普通授業で学校へ。夫も運動会がなくなったので仕事へ出かけてしまい、家には私と三太の二人だけ...。
保育園がなくて寝坊した三太は遅めの朝食を取り、その後は私にまとわりつくので、私も三太に付き合うことに決めました。
10時頃、三太がお菓子を欲しがり出しました。このお菓子は、いつも保育園から帰ってきて食べているおやつです。でも、朝食が遅いのでお腹がすいている時間ではありません。それに、一度あげてしまうと、味をしめて際限なく欲しがります。したがって、お菓子はあげません。
私 「三ちゃん、おやつは何時?」
三 「3じ」
私 「そうだよ。おやつは3じ。今は何時?」
三 「ん?」
私 「ほら、時計を見てごらん。今は10時。3時じゃないから、おやつはナシね。」(時計はアナログ)
三 「10じ?」
これで、三太は時計の読み方に興味を持ったようです。それまでも、時計は大好きで、時計と言うより文字盤に書かれた数字を読むのが好きで、1から12まで読んで遊んでいました。が、時計は○時という答えがあることに気付いたようです。
しばらくして、三太が聞きます。
三 「きょう、3じ?」
時計は10時15分。
私 「まだ10時。短い針の数字が、今の時間なんだよ」
「長い」「短い」の意味は、ちゃんとわかっっているんですね。この説明で、時計の読み方を理解したようで、その後は何度も時計を見ては、時間を確かめていました。
三 「きょう、11じ?」
私 「きょうじゃなくて、『いま、11じ』」
三 「いま、11じ」
短い針が二つの数字の中間にあると、どっちかわからないようでしたが、長針の読み方はさすがに無理でしょう。
それと、どうやら三太は「きょう」という言葉を、無意味に使っているようです。とりあえず、つけているというか...。最初は「今」という意味で使っているのかと思ったのですが、時計を見ながら、針と関係なく、
三 「きょう、12じ。きょう、1じ。きょう、2じ。...」
と言い出したので、わかっていないことがわかったのでした(笑)。

夕方になり、みんな帰ってきたところで、三太の進歩を披露。
私 「三ちゃん、今、何時?」
三 「4じ」
合ってます。こういうことの勘どころは良い三太なのでした。



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