1999年9月7日(火) 自己主張なお年頃
次郎は脳味噌の発育がのんびりである。それでもあまり心配していないのは、のんびりながらも着実に成長しているからだろう。
昨年の6月、動物園に行った。ここにはポニーに乗れる「乗馬コーナー」がある。子供達は当然乗りたがる。しかし、ポニーといえども馬であるから、真面目に乗れる子供でないとやはり危険であろう。ということで、年齢制限は5才以上ということであった。長介は7才であったから余裕でOK。チケットを買って乗りに行く。問題は次郎。4才半である。
「ぼく ものる、ぼくものる!」
う〜ん...あと半年で5才だから、「もうすぐ5才なんです」って言えばもしかしたら乗れるかも(せこい親)。
というわけで、次郎を連れてチケット売り場へ。すると、チケット売り場のおじさんが次郎を見て、
「 ぼく、ちょっと小さいなぁ。いくつ?」
すると次郎は自信満々で3本指を出し
「みっつ!」
これではだめだ(爆)。 そんな次郎であったが、今はちゃんと「5さい」と答える。進歩している(笑)。
さて、その次郎が最近自己主張のお年頃で手を焼いている。
「○○したい」
「○○が食べたい」
そんな要求にいちいち応じてなどいられない。なにしろ、状況を理解できないのだ。「ないものねだり」ともいう。
昨夜10時頃、長介は寝てしまったが、次郎は保育園でお昼寝をたっぷりしてくるので元気であった。ダンナが帰宅したので三太をお風呂に入れてもらっていると、次郎が一緒に入りたいという(お風呂は済んでいる)。いつもなら、「まあいいか」ということになるのであるが、
昨日の私は機嫌が悪かった。下唇の裏側の口内炎が最盛期でどんでもなく痛かったんである。こんな時は、さっさとお風呂を済ませてもらいたいので、ダメというのだが、次郎は引かない。
「はいりたい!はいりたい!はいりたいっ!」
あんまりうるさいので、私は思わず
「ママはお口を怪我して痛いの、ほらっ」
と、唇をめくって口内炎を見せてやった。
「だから、今日はお風呂は入らないで」
我ながら、なんの脈絡もない説得である。が、なんと次郎は
「ほんとだ」
と言って、あっさり納得してしまった(謎)。来年の今頃は
「どうして、ママのお口が痛いとボクがお風呂に入っちゃいけないの?」
と聞いてくれるだろうか? (笑)。