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天間家三兄弟紹介...長介(長男8才)、次郎(次男5才)、三太(三男0才)...仮名

1999年11月18日(木)  信じるという事

ホテルにミイラがいたとかで大騒ぎをしている。呼吸も心臓も止まり、ひからびてしまったのに、家族や関係者は「生きている」と主張しているらしい。我々多数派から見れば、狂気としか思えない。このミイラさんは重病人で死を前にして現代医学よりもインドなんたらを信じたのだろう。
考えてみれば、キリストだって十字架の後生き返ったことになっている。この話を信じている人は多い。 真実はこのさい関係ない。「信じるものは救われる」である。

民間療法というのがある。アトピーや喘息などは特に多い。どれももっともらしい理論が展開され、治った人達の体験を紹介したりしている。これを信じるか信じないか

東洋医学というのがある。詳しくはよく知らないが、なんといっても中国四千年の歴史である。外科的治療は行わない。漢方薬やツボ。マスコミでも真面目に取り上げられている。これを信じるか信じないか。私はちょっと信じている。だが、残念ながら近くにそういう病院がない。

そして西洋医学。普通、病院に行けばこの西洋医学による治療を受けることになる。検査、薬、手術。これを信じるか信じないか。まぁ、私はある程度信じているので病院に行くのであるが、実は完全に信用しているわけでもない。中には、科学は万能だと「信じている」人もいたりして、そこまでいくとミイラとあまり大差がないと私は思う。

ステロイドという薬がある。副作用が強いので、できれば使いたくはない。ところが、西洋医学ではよくこの薬が使われる。 アトピー性皮膚炎でもらう塗り薬は、必ずステロイド軟膏である。このステロイド軟膏が嫌いでもらっても絶対に使わないという人はけっこう多い。実際に、副作用でひどい目にあったりしていて、それもしかたがない。中には、病院や厚生省を非難する人もいるが、そういう人はこの病気に関しては西洋医学を信じていないのであるから、病院に行くこと事態が間違っている。

で、私はというと与えられた選択肢の中では、西洋医学が一番わかりやすく信用できそうなので、病院へ行く。病院へ行った以上は、ステロイドだろうがなんだろうが使う。もちろん、納得いくまで医者に聞くし、自分でも調べる。ステロイド軟膏に関して言えば、症状の重さと薬の副作用を天秤にかけながら適度に使うし、ステロイド吸入は勝手に止めると副作用が出ると聞いているので、きちんと続けさせている。 山のような薬も、病気をほっておくよりはいいと思っている。

しかし、現代の医療が絶対だと思っているわけではない。薬害とか問題も多い。検査をしてその検査結果は参考にはなるが、それが全てではないだろう。大学病院の若い医者などは、患者ではなく検査結果しか見ないような人もいるが、こういう態度はちょっと信用できない。もっと、患者の全体を診てよ、と言いたい。
治療にいたっては、医者によってかなりばらつきがある。長介と同じ紫斑病性腎炎でも、血尿だけなのにステロイドを使う医者もいれば、長介のように蛋白が続いていても、アンギナールだけの医者もいる。どの治療が正解か。ここまでくると、なんだかわからなくなってくる。とりあえず、こちらが納得できるだけの説明をしてくれればそれを信用する他ないだろう。その判断は親である私の責任である。 ちょっと重い責任だ。

書いているうちに混乱してきました(苦笑)。



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