1999年11月22日(月) 5月の七五三
昨日は次郎の七五三をした。世間を気にした派手な行事というのは好きではないのだが、晴れ着を着て主役になれる経験というのは悪くない。一般的には、女の子は3才と7才、男の子は5才というが、数えでもOKということなので、毎年可能だ(笑)。次郎はギリギリ満5才である。
七五三で思い出すのは長介の時のことである。5才の時には海外にいてできなかったので、年長さん6才の秋にお祝いをすることになり、早めに衣装の予約をした。ところが、11月早々に
血管性紫斑病で
入院である。その頃は、病気のこともよく知らなかったし、医者も退院の時期についてはっきりしたことは言ってくれなかったので、始めのうちはお祝いの日までに治って退院できると思っていた。が、甘かった。結局
キャンセルである。
しかし、七五三というのは、本来、乳幼児の死亡率の高かった時代に、その年まで健やかに成長したことを祝うものだろう。あまり健やかではない長介ではあるが、だからこそ私は七五三をしてあげたくなった。というか、私が
自分のためにしたかった。
翌年
5月、7才の誕生日に長介は七五三をした。神宮ではちゃんと「七五三」で祝詞をあげてくれた。記念写真には、アトピーで目の回りを赤くして、痩せて着物に着られたような長介が緊張した表情で写っている。それでも、私は
嬉しかった。子供の成長を神に感謝するという
本物の七五三であった。
次郎の成長も感謝してます(笑)。