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天間家三兄弟紹介...長介(長男8才)、次郎(次男6才)、三太(三男0才)...仮名

2000年1月7日(金)  心配な親子

今日は長介の通院日だった。冬休み中なので、三太をダッコし次郎を連れての通院はけっこう大変だ。特に次郎はうるさい。早く保育園に行ってもらいたい。

S市民病院の小児科では金曜日の午後は慢性病外来と予防接種ということになっている。慢性病外来の方は毎度数人しかいないのだが、長介は尿検査があるのでその結果が出るまで待つことになる。一方、予防接種の方は人数が多い。短時間でこなすので、大混雑していたかと思うと、3時頃にサーっと人がいなくなるのが、なんともおかしい。

ところで、次郎は小さい子供が好きだ。場所を問わず、小さい子がいると寄って行ってあやしたり「いい子いい子」と頭をなでたりする。そうすると、たいていの人はニッコリして、赤ちゃんに「ほら、お兄ちゃんよ」などと話しかけたりして、和やかな雰囲気になるものだ。

さて、今日の予防接種を受けに来た群集の中に、その親子はいた。若くて美人のお母さん。おしゃれで子供を抱いていなかったら丸の内の新人OLかという感じ。子供は1才くらいか。お母さんに似て、クリクリとした目がかわいい。機嫌もよくて「アーアー」と声を出しながらキャッキャと笑っている。

我々は少し離れたところに座っていたのだが、次郎が「おしっこ」と言ってトイレに向かった。そして、その親子の前を通るついでに、いつものようにその赤ちゃんの頭をなでていったのである。私はその様子をじっと見ていたのであるが、その後のお母さんの行動が予想に反したものだった。
突然のことにびっくりしたような顔をして、トイレに向かう次郎の背中を見た後、おもむろにバッグからハンドタオルを取り出して次郎が触った赤ちゃんの頭を拭こうとしたのである。しかし、赤ちゃんが動くのでそのタオルを床に落としてしまった。すると、そのお母さんは困った顔でタオルを拾い上げ、赤ちゃんに向かって
もうこれは使えなくなっちゃったね
といいつつ、バッグにしまった。そして、不安そうに赤ちゃんの頭を手でなでていた。

まぁ、たしかによその子供の手や病院の床はきれいとは言えないが、そこまで排除するほどのモノか?
その程度のバイキンは、体内に入らなければ特に問題はないだろう。いや、我が家の場合は体内に入ったところで、そう心配はしない(いばってどうする)。
そう言えば、次郎などは小さい頃、外で遊びながら指をしゃぶっていたので、真っ黒な手の指2本だけが白かった(笑)。見習わないで下さい。

きっと、あのお母さんは電車の吊革につかまれないタチなのだろう。家の中も、あらゆる場所を除菌殺菌しているに違いない。お父さんも、帰宅してもお風呂に入るまで赤ちゃんに触らせてもらえなかったりして...。でも、子供をそんな風に無菌状態にしてたら、O157のようなものに真っ先にやられちゃうよ。もうしばらくしたら、子供はどんどん汚くなる。そうしたら、あのお母さんはどうするんだろう。

他人事ながら心配だ。


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