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天間家三兄弟紹介...長介(長男8才)、次郎(次男6才)、三太(三男0才)...仮名

2000年1月26日(水)  カニ事件

もうショックだ。信じられない。動揺しまくっている私。聞いて下さい。

それは、おととい(月曜日)の夕食時だった。食事しながら、長介が話し出す。
「あのね、冬眠中のカニって食べられるんだって。でね、公園にカニがいたのね」
「もしかして、そのカニ食べたの?」
「うん。K君のお兄ちゃんが食べられるっていうから、みんなで食べた

なに〜っ!

K君というのは、同じマンションの同じ階のKさんのところの子供達である。男の子ばかり3人。6年生、3年生、年長さん。真ん中の子は長介と年が近くて仲が良い。末っ子も次郎と同い年である。お兄ちゃんは小さい子の面倒見がよくて、休日にはK君三兄弟と長介と次郎の5人でよく遊んでいる。遊び場はもっぱら外。家の中で遊ばれるとお互いに迷惑なので、自然とそういう暗黙の協定ができている。ありがたい。彼らの行動力はすごい。どんどんテリトリーを広げている。どこで遊んでいるかを把握するのはすでに不可能である。

このあいだの日曜日もそうであった。暗くなっても帰ってこない。買い物に行かなくてはいけないのに、戸締まりして出掛けてしまうわけにもいかない。そこで、近くの空き地や学校や公園など、車で心当たりを探してみるがどこにもいない。事件はその日に起きていたのだった。

そう言えば、月曜日の朝は二人とも下痢だった。長介は、お腹が痛いと言いながら一度出掛けたが、すぐに戻ってきてトイレへこもり、登校班に遅れた。学校でも下痢でパンツを汚して帰ってきた。次郎も、やっぱりお腹が痛いと言ってトイレにこもりっきり。出てきても、すぐにトイレに逆戻り。とてもじゃないが、保育園に行ける状態ではないので休ませた。
しかし、 最近お腹にくる風邪が流行っているようだし、私はてっきり風邪だと思っていたのだった。

そこに、長介の話。下痢はそのせいじゃないのか? ということは食中毒? それにしては、元気はある。食欲もある。う〜ん、命に別状がある感じではない。ひとまずホッとする。さらに、Kさんに、
「子供達、おなかこわしてませんか?」
と聞くと、
「別に大丈夫だけど...」
という返事。う〜む、K三兄弟恐るべし!

それにしてもだ、

カニなんか食うなぁ!
わけのわからんもんを食うなぁ!
拾ったものを食うなぁ!
外で勝手にものを食うなぁ!


ゼイゼイゼイ...実際には、静かに諭すように危険であることを説明したのだが、内心はこのように叫んでいる私。そりゃそうだ。ワイルドなのは大賛成であるが、ワイルド過ぎる。

ダンナに報告すると、
「男の子は、そのくらいじゃなきゃイカン 。冒険心があってよろしい。やつらは間違ってもO157じゃ死なんな」
などと言っている。それはそうだが、池のカニ食ったら死ぬかもしれんじゃないか!

調べてみると、淡水のカニには「肺臓ジストマ」という寄生虫がいてかなりヤバイらしい。しかし、本州南部に多く生息していて寒い地域には少ないそうだ。「冬眠中のカニは食べられる」という情報は、このあたりからきているのかもしれない。それでも、変な菌はいるだろう。

というわけで、やっぱり心配なので昨日は学校休ませて病院へ連れて行った。次郎は便の検査もしてもらった。結局、整腸剤をもらって帰ってきただけで、特に心配するような事態にはなっていないようだ。よかった。医者も、長介に
「毒を食べるのと同じだよ」
と説明してくれた。もっと言ってやって下さい。長介も、もう二度とこんな真似はしないだろう。次郎はわからないけど...。
ちなみに、長介によれば池のカニはしょっぱかったそうである。

笑えません。


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