過去の戯言
TAWA-GOTO
HOME井戸端掲示板過去の戯言(索引)

天間家三兄弟紹介...長介(長男8才)、次郎(次男6才)、三太(三男0才)...仮名

2000年3月7日(火)  嘘つきは泥棒の始まり

しかし、子供というものは平気で嘘をつく。親たるもの、ここで「嘘はいけない」と教えるのは義務であろう。

ところが、現場はそう単純ではない。明らかな嘘の場合はまだしも、子供の言っていることが本当か嘘か親にも判断できない場合がある。もし、本当のことを言っているのに嘘と決め付けてしまっては、子供の心を深く傷つけることになるだろう。
どうせ、信じてもらえないんだ
ということになり、人間不信になってしまうに違いない。
しかし、嘘をついているのに見破れなかったら、甘やかすことになりはしないか。
ママをだますのなんか、簡単だ
ということになり、本当に泥棒になってしまうかもしれない。

こういう場合に神様というのは実に便利だ。
私自身は信仰は持たないし神も仏もないと思っているが、子供時代はあると思っていた。保育園がキリスト教だったので、毎日アーメンと祈りをささげていたし、祖母がとある教団の信仰をしていたので、よく変なお祈りに付き合わされていた。墓参りに行けばお釈迦様と極楽と地獄の話を聞かされ、神社に賽銭を投げては手を合わせて真剣に頼み事をした。今考えればめちゃくちゃである(笑)。
しかし、おかげで誰も見ていないところでも自分に正直に...という考え方は身についた。

というわけで、子供達が嘘をつくと私はこう言うことにしている。
嘘をつくと、死んだ時にエンマ様が舌を抜いて、地獄に落とすんだよ。神様やエンマ様はちゃんと本当のことを見ているからね。
長介は頭の良い子だから(親ばか)、3〜4才の頃にはすでにこの理屈がわかって、すぐに本当の事を白状するようになっていた。それどころか、この話にかなりびびって、
「一回でも嘘ついたらダメなの?」
と、かなり心配そうに聞く。すでに、一回くらいついてしまっているんだろう(苦笑)。そこで、フォロー。
「う〜ん。嘘はね、自分のためにつくのはいけないけど、人のためにつくのは許してもらえるんだよ。それから、子供の時の1回や2回の間違いは、悪いと気がついてその後やらなければ大丈夫。」

さて、次郎。同じ話をしているのに、おバカだからちっとも理解できない(苦笑)。怒られそうだと思うとあいかわらず平気で嘘をつく。あまりにも堂々と嘘を言うので、こっちも見破るのが大変だ。
それが最近、ようやく話の内容を理解するようになってきた。遅すぎやしませんか(笑)。嘘をつくとエンマ様に舌を抜かれる。おバカだから、ちっともびびらないが、舌を抜かれるのは嫌らしい。
以下、いたずらが見つかった時の会話。

私 「これやったの誰?」
次 「ぼくじゃない。長介君。」
私 「ま、いいか。エンマ様はちゃんと見てるし。」
次 「は〜い。ぼくで〜す。うそじゃありませ〜ん。

本当にわかっているのか?(苦笑)



←前へ次へ→

メール歓迎! 天間まで お気軽にどうぞ!