2000年3月24日(金) 学校行きたくない病
今日は終業式である。長介、2年生最後の登校だ。
長介のクラスでは、1年間無欠席の子が3人いたそうである。エライなぁ。 ...と言いつつ、かくいう私は小中高と12年間、無欠席である。小学校の卒業式の日に6年間無欠席ということで賞状をもらった時、クラスに
「え〜! うそ〜!」
というドヨメキが起こった。当然である。喘息でしょっちゅう教室にいなかったのだから。それでも無欠席。遅刻はしても早退はしても、欠席はしなかったのである。発作の翌朝、まだ苦しいのに親に車で連れて行かれ、先生の顔を見て
「喘息の発作のため、早退します」
と言って帰ってきた。これって、エライか? エライのは親で私じゃない。
でも、大人たちはよく褒めてくれた。
「ガンバリ屋さんねぇ。エライわねぇ。」
私もおとなしく褒められていたが、内心、理解に苦しんでいた。なんで? で、大人になった今、やっぱり思う。あれは、両親の自己満足であった。ま、いいんだけどね。ここはひとつ、学校を休んだことがないのを誇りに思う娘を演じるのも親孝行というものだ。 もしかしたら、私ってちょっとヤナ性格かもしれない(苦笑)。
そういうこともあって、長介は具合の悪い時は休ませている。本人が、無欠席を目標にガンバル性格なら協力は惜しまないが、小さい時からがんばらされて無理する子供になったらかわいそうだという気持ちから
「無理しなくていいからね」
と言ってきたので、ちっともがんばらない子供に育ってしまった(苦笑)。
それどころか、彼は嫌なことがあるとストレスのために本当に具合が悪くなってしまう。学校へ行きたくない病である。先日も、卒業する6年生の絵を描くのが嫌で具合が悪くなってしまった。詳しくは長介通院日記参照。その後、学校でお腹が痛くなって、2時間くらい保健室で休んでいたという日があった。長介からそう聞かされて「休んだら治った」というので、その時はあまり気にとめていなかったのであるが、最近になって新事実が判明した。その、保健室で休んでいた時間というのは、その6年生の絵の続きを描く時間だったのである。
登校拒否症にならないでね(不安)。