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天間家三兄弟紹介...長介(長男8才)、次郎(次男6才)、三太(三男0才)...仮名

2000年4月15日(土)  「痛くない」と言われても

三太は9ヶ月になった。普通ならハイハイをして早い子ならつかまり立ちをする頃だ。

しかし、三太は這わない。寝返りも、うつぶせからあおむけにはならない。もちろん立たない。立たせようとしても、足を突っ張らないのでそのまま力士の四股のようにしゃがんでしまう。それでも、おすわりだけは上手になった。次郎はこの頃ようやく手をついて猫背で座っているのがやっとだったから、それよりは早い(笑)。というわけで、布団の上にすわらせておくと、いつまでも機嫌よくそのまますわっているのでラクチンである。

ところで、昨日は長介の通院日であった。そして。この時間は予防接種の時間でもある。昨日も、小学生の低学年くらいの男の子が日本脳炎の予防接種に来ていた。お父さんが付添っている。どうやら、この二人は最近父子家庭になったらしい。どうして、そんなことがわかるかというと、看護婦さんが子供について
「おたふくは、かかったことありますか?」
とか、いろいろ質問するのだがお父さんが答えられないので、
「じゃ、後でお母さんに聞いておいて」
と言ったら
「いないもん」
と答えたのである。そして、その後
「ま、すぐ連絡つくけど...」

それにしても、小児科というところは母親以外の大人が付きそうと、医者も看護婦もその人を全然あてにしていないのが見え見えである。逆に、母親は全部知っていて当然と思われる。まぁ、多くの場合は実際にそうなのだから、しかたのない面もあるのだけど、要は子供の健康管理の責任者ということなのだから、父親や祖父母がその責任者なら、母親と同じように接しないとおかしいよね。逆に、母親には厳しすぎるくらいのスタッフもいたりして、そういう人に限って、父親や祖父母の付き添いには甘かったりする...気がする。

話がそれた。で、その父子である。無事、予防接種は終わったが、子供は「痛い」と言って泣いている。大泣きしている。そして、お父さんは 「痛くない!」 と言って怒っている。
子 「痛い!」
父 「痛くない!」
子 「でも、痛い!」
父 「そのくらい、痛くない!」
会話になっていない(笑)。泣く子供と怒る父。

でもなぁ、本人が「痛い」と言っているのだから、他人が「痛くない」と言っても説得力ないよなぁ。こんな時は、
「そりゃ、痛いよなぁ。でも、大丈夫だからもう泣くな。よく、がんばったよな。」
とでも言った方が、早く泣き止むのになぁ...と、思う私。

それでも、その子はもう小学生である。途中から泣く理由も変わってきたらしい。お父さんが看護婦さんから説明を受けている少しの間、黙っていたが、やがてこう言った。
パパ、本当に痛かったんだよ

「痛くない」と言われても、痛いものは痛い。



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