2000年5月31日(水) 痛がり
次郎は痛みに弱い。健康ゆえにあまり痛い思いを経験していないせいかもしれない。根拠はありません。単なる性格かも。
長介とケンカして、ちょっと叩かれても
「痛い、痛い」
と、泣き騒ぐのでうるさくてしかたがないのだが、これは親の気を引きたくて騒いでいるのだろうとずっと思っていた。だから、そんな時は、我慢させることをせずに
「あぁ、痛かったね。かわいそうだね。よしよし。もう治ったかな?」
と、甘やかしていた私であった。
ところが、最近、本当に痛がりらしいということがわかってきたのである。
1ヶ月位前から、虫歯で歯医者に通っているのだが、初診の説明では大きい虫歯が2本あり、それは麻酔をかけて神経の処置をする。他の小さな虫歯は麻酔がなくても治療できる、ということであった。ところが、麻酔の予定のない日でも次郎は麻酔をされている。待合室にいると中から次郎の泣き声と医師の声が聞こえてくるのだが、どうやら普通の1年生が我慢できる程度の痛みでも、次郎は「痛い痛い」と暴れて治療できないらしい。小児歯科なので、先生も子供の扱いには慣れていて、いろいろ説得するものの駄目らしい。それで麻酔ということになる。
でも、まぁ、歯の治療というのは大人でも嫌なものだ。泣いてしまっても、特別に痛がりというわけではないのだろうと考えていた。私もノンキ者だ。
そこに今回のBCG集団接種である。一昨日ツベルクリンを受けて来たのだが、次郎が言うにはすごく痛かったらしい。あんまり痛くて泣いたそうだ。ここで、私は始めて次郎が特別に痛がりであることを認識したのであった。
「他にも泣いた子いたの?」
と聞くと、
「いなかった。ぼくだけだった」
そりゃそうだろう。ツベルクリンが泣くほど痛い子は、そうそういないぞ(笑)。
今日のBCGも当然泣くんだろうな(苦笑)。