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天間家三兄弟紹介...長介(長男9才)、次郎(次男6才)、三太(三男1才)...仮名


2000年9月21日(木)  おこづかい問題

子供が大きくなってきて遭遇するのが、このおこづかい問題である。今までは、子供の欲しいものは親が買い与えていた。自分で買う時も、親が付いていて必要な分だけのお金を渡して買わせる。子供には、自分のお金を自由に使う権利はなかった。

しかし、いつまでもそういうわけにはいかない。子供はだんだん親の監視を離れ、自由に何かを買いたいと思うようになる。友達との付き合いも出てくる。自分のお金を自分の責任で使いたい。そして、それは大人になるために必要なことだ。お金にだらしがなく、返す当てもないのに借金を重ねるような人間は破滅する。

さて、おこづかいを持たせるためには、まずお金の価値がわからないといけない。品物には価値に応じて値段があり、持っているお金より高いものは買えない。お金は使えばなくなる。計算もできないとだめだ。120円持っていて50円の物を買う時は100円出して、おつりを50円もらって、残りは70円。この程度は理解できないといけない。

というわけで、長介には2年生の時からおこづかいをあげ始めた。彼は年相応に頭が良いので(親バカ)、無事に条件クリア。毎月200円。3年生からは300円である。最近は欲しいもののために貯金までしているようである。堅実な性格だ(笑)。

ところが、問題は次郎である。まだ1年生だし能力的にも無理だ。しかし、長介が自分のお金で何かを買うのを見て、自分も買いたい。
ママ、お金ちょうだい
そこで、私は答える。
お金の価値がわかるようになったらね

とにかく次郎は危なっかしい。夏休み、実家に行った時におじいちゃんにおこづかいを3000円ずつもらった。次郎はさっそくおもちゃ屋さんに行くという。実家は商店街なので徒歩20秒のところにおもちゃ屋さんがあるのだ。心配なのでダンナについて行ってもらう。次郎はタイムレンジャーのおもちゃを3000円で買って帰ってきた。ダンナによれば、次郎はお店で、
これで何が買えますか?
と言ったそうだ。おじさん、困っていたらしい(笑)。次郎にとってのお金は「おもちゃ引き換え券」でしかないのである。これではだめだ

昨日も、学校から帰ってくるなり、友達4人とマルエツに行く約束をしたからお金をくれという。何を買うのか聞いても、特にはないらしい。そんなところに次郎を送り出すわけにはいかない。
お金の価値もわからないのに、子供だけでそんなところに行くのはよくないよ。やめなさい。
じゃ、みんなに行かないって言うね
次郎、エライぞ。 そこに、友達が誘いに来た。次郎が行かないと言うとなにやらもめているので、出て行って話す。3人のうち2人は同じマンションの子なのでよく知っている。
あのね、子供だけでお店に行ったりするのはよくないよ。次郎はまだおこづかいもないし行かせられないから。みんなも、欲しいもの買ったらすぐに帰っていらっしゃいよ。
子供達も素直に応じる。
「わかった。じゃ、次郎、あとで遊ぼうね」
すると、連れ立って歩いて行く子供達の背中に向かって次郎が叫んだ。
ぼく、お金の価値がわからないからぁ、ごめんねぇ!

次郎、早くわかるようになろうね(笑)。

感想投票...行かせなくて
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