投稿時間:18/06/03(Sun) 21:35
投稿者名:Happi M
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タイトル:Re: 精神拮抗作用と臨機応変の会得
宇宙の現象には引力と斥力・動と反動とが、常に相対抗し・調節が保たれているように、精神現象も、常にある意向が起これば、必ずこれに対抗する反対観念が起こって、我々の意志・行動が調節されている。この拮抗作用が調節を失えば、精神異常になる。
強いて恐怖を抑圧しようとか。打ち勝つとか・気を紛らすとかいう考えを一切やめさせて、ただ日常生活の欲望に向かって、心を開放して行くように指導しさえすればよいのである。
ノンキで暇な時は、ただボンャリするだけで、決して何もできるものではない。忙しくなくちゃ本当の働きはできない・・。平和な生活者は、降りかかってくるものがないから、自発的に仕事がなければ、自然にボンャリする事になる。あれもこれもと、やりたい事ばかりで、常に何かと忙殺されている。自発的に多忙になるのが良い。
「したい」と「できない」との間の迷いであって・・迷ってはならぬ、なんでも解決しなければならぬと考えるのが、第一の誤解の元である。僕の教え方は、迷うのは免れない、迷うのが我々の本当の心で、我々は迷いながらにする。
当って砕けるというふうに、まずその事に当りさえすればよいのである。・・ふだんの実行と経験とによって、自分の思想の誤りを直すこともできる。しかし体験をもとにするのでなければ、たんなる思想によって思想を改善しようとするのは、非常に難しい事である。
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