二見耕人

〜麦の青々と伸びた夏の日、百姓の気持ちを詠む〜



 麦の穂が青々と風になびき、夏の日が長々と照っている
 耕す手もすっかり疲れ、汗は水のように滴り落ちる
 道行く人に年老いた農夫の気持ちを聞くことが出来た
 世渡りに追われ、農業に忙しく、毎日あくせくとして暮らしている