御霊古祠

〜古いお宮の神々しさとそこに祀られる井上内親王の悲しみを詠む〜

 松や柏のしげった森の木陰に静かに鎮座まします神の社がある
 昔からおまつりされている神の御霊はこの付近の人々から敬慕されている
 事の音色を聞くまでもなく神前にぬかずくと清らかな気持ちが湧いてきて
 秋風に吹かれ煌煌と照る月のもと別天地に遊ぶような気持ちになる