城山夕照
〜二見城跡の栄枯盛衰とそれを背景にして飛ぶ白鳥を詠む〜
石燈篭にまつわりつくかすかな蔦も雨にぬれて青々としている
古い城には住む人もなくなったまま、長い年月が過ぎてしまった
夕陽の沈む山、それはまた雲のやどりでもある
二羽の白鳥が横切って飛ぶ様をえがいた屏風のような風景